Drums&Voices” 東南アジア公演~アジアの鼓動が響きあう!ここから生まれる新しい音楽

ベトナム、カンボジア、ミャンマー、タイ、ラオス、ブルネイ、日本。日・ASEAN友好協力40周年記念 ドラムス&ヴォイセズ
ASEAN各国の出演者たちの写真
ASEAN各国の出演者たち 撮影:栗本一紀

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日・ASEAN友好協力40周年を記して、2013年10~11月、12月にわたり、ASEAN各国と日本を巡回するASEAN-JapanDrums&VoicesConcert Tour を実施します。 ベトナム、カンボジア、ミャンマー、タイ、ラオス、ブルネイ、日本の7ヵ国、12人の伝統音楽演奏家が公演団を結成し本公演の曲作りのための共同ワーク ショップをタイ(6~7月)及びベトナム(8~9月)で計4週間行うとともに、参加各国を巡回するASEANツアーを2013年10~11月に実施(注) し、その後、12月18日(水曜日)、渋谷のBunkamuraオーチャードホールにて、フィナーレ公演を行います。

ASEAN各国の伝統音楽演奏家が12人も集まり、計4週間の「合宿」を行い、それぞれが対等な立場でお互いの人間性、文化的バックグラウンド、ビジョンを知り、類似性、多様性を活かして一緒に作品を作り、演奏するというのはありそうでめったにない試みです。

伝統音楽演奏家同士とはいえ、異なる背景をもつ多くの人と一緒に音楽を作っていくのはチャレンジングなことです。ど ういう音楽が生まれるのか、わくわくしませんか。それぞれの国の伝統音楽は他の国の伝統音楽と出会うとどのように変わっていくのでしょうか。タイでの最初 のワークショップを終えた今、みな新たな音楽作りに期待を膨らませています。 また、ASEAN各国は多くの類似性を持ちつつも多様な魅力を持ちます。それは伝統音楽についても例外ではありません。タイのワークショップではみなさん にたくさんの楽器を持ってきてもらいました。例えば、タイのタポンと、カンボジアのソンポーは、ともに樽型の両面太鼓で紐で胴が見えないほど締め、また 取っ手があるなどよく似た特徴を持っています。ミャンマーのサイン・ワインは、各太鼓をたらい形の枠に吊った組太鼓でインド伝来のものですが、それが今度 はタイに伝わるとペン・マンという楽器になります。一方で、各国の伝統音楽自体は多様でリズムのとりかた、呼吸等音楽を構成する要素で異なる点も多いので す。それらの出会いがどのように表現されるかが本事業の見所となります。

各国でみなさまとお会いできるのを一同楽しみにしています。
(注:ブルネイ公演はブルネイと日本の演奏家のみ参加。)

2013年8月

「をちこちMagazine」に、音楽監督を務めた大島ミチル氏と、参加者のお一人和太鼓奏者の堀つばさ氏にによる寄稿を記載しました。

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[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 アジア・大洋州チーム
担当 : 玄田・松永
電話 : 03-5369-6062

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