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ASIA IN RESONANCE「響きあうアジア2019」

国際交流基金アジアセンターは、2019年3月から12月にかけて、日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典として「響きあうアジア2019」を国内外で開催しました。
国を越え共に創り上げた舞台芸術、映画から、東南アジア選手による混成サッカーチーム「ASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、日本語パートナーズのシンポジウムまで、お互いの文化が刺激しあって生まれたイベントの数々を実施。主たる計24件の事業だけでも、約2万人を動員し、報道件数は1350件 にのぼりました。
この祭典は、国際交流基金アジアセンターがそれまでの5年にわたり行ってきた相互交流の成果を振り返るとともに、日本と東南アジアとの関係をさらに深めるための起点となりました。

「響きあうアジア2019」ガラコンサートでの指揮者小林研一郎氏とオーケストラの写真

「響きあうアジア2019」ガラコンサート

ベトナム・タイ・フィリピン・インドネシア・ミャンマーの8つのオーケストラから約80名の演奏家を招き、日本の演奏家を交えて多国籍オーケストラを結成。指揮者に小林研一郎氏を迎え、熱気溢れるアジアの響きを奏でた。

日程:2019年7月1日
会場:東京芸術劇場 コンサートホール
写真:藤本史昭

DANCE DANCE ASIA—Crossing the Movements 東京公演 2019の写真

DANCE DANCE ASIA—Crossing the Movements 東京公演 2019

アジア域内のダンサー、クリエイターの交流を促進し、新たな文化の創造を目指して2014年にスタートした「DANCE DANCE ASIA」。多国籍で構成される気鋭のダンサーたちと共に、多彩な表現力とテクニック、音楽が融合された作品を披露した。

期間:2019年7月12日~7月14日
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
Photo: Yosuke Kamiyama

ASEAN-Japan Music Festival 2019 in VIETNAM —prayer for peace—の写真

ASEAN-Japan Music Festival 2019 in VIETNAM —prayer for peace—

日ベトナム特別大使で、日・ASEAN特別大使でもある杉良太郎氏のプロデュースのもと日本、ベトナム、ブルネイ、インドネシア、ラオス、ミャンマー、タイの代表的な歌手たちが共演し、熱気に満ちたパフォーマンスを繰り広げた。

日程:2019年7月28日
会場:Vietnam National Convention Center

『プラータナー:憑依のポートレート』の写真

『プラータナー:憑依のポートレート』

タイ現代文学の最前線を担う小説家ウティット・へーマムーン氏の小説を岡田利規氏の脚本・演出、塚原悠也氏のセノグラフィーにより舞台化。バンコク、パリでの公演を経て、日本での初演。

期間:2019年6月27日~7月7日
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
写真:高野ユリカ

『サタンジャワ』 サイレント映画+立体音響コンサートの写真

『サタンジャワ』 サイレント映画+立体音響コンサート

ガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)によって、生演奏付きで上映するために作られたサイレント映画。サウンドデザイナー・森永泰弘氏と、「水曜日のカンパネラ」のコムアイ氏との共演による、立体音響コンサート版を世界初演。

日程:2019年7月2日
会場:有楽町朝日ホール
(c) bozzo

「東南アジア映画の巨匠たち」シンポジウムでのエリック・クー監督、ブリランテ・メンドーサ監督、ガリン・ヌグロホ監督の写真

東南アジア映画の巨匠たち

東南アジア映画の特集上映及びシンポジウムを実施。シンポジウムでは、国内外からゲストを迎え、映画分野で求められる国際的な人材、国際協働の可能性について事例紹介をしながら議論した。

期間:2019年7月3日~7月10日
会場:[上映]有楽町スバル座
[シンポジウム]東京芸術劇場 ギャラリー1

サッカー国際親善試合「JapaFunCup」の写真

サッカー国際親善試合「JapaFunCup

東南アジア11か国から選抜されたU-18選手が、アジアで最も多様なチームとして「ASIAN ELEVEN」を結成し、東北各県から選抜されたU-18選抜選手と対決。2014年から行ってきた、東南アジア各国と日本とのサッカー人材育成事業の集大成として開催された。

日程:2019年6月22日
会場:Jヴィレッジスタジアム(福島)
(c) JFA

「呼吸する地図たち」展示の写真

呼吸する地図たち

2018年12月から翌年3月にかけて山口情報芸術センター[YCAM]で開催した「呼吸する地図たち」を再構成し、展示やレクチャー・パフォーマンス、シンポジウム等を通じて、東南アジアの文化とアジア太平洋地域における現代美術の「今」と「未来」を考えた。

期間:2019年7月10日~7月15日
会場:東京芸術劇場 ギャラリー1
写真:冨田了平

国際シンポジウム「外国人材登用時代における日本語教育 —日本語パートナーズ派遣事業の経験をもとにして—」の写真

国際シンポジウム「外国人材登用時代における日本語教育 —日本語パートナーズ派遣事業の経験をもとにして—」

日本語パートナーズ経験者、現地日本語教師及び日本語教育や多文化共生に関わりのあるゲストを登壇者に迎え、日本語パートナーズ派遣事業の約5年間の成果を紹介し、本事業の継続的な取り組みの意義と今後の可能性について議論する国際シンポジウムを実施。

日程:2019年6月27日
会場:日経ホール