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国際交流基金の事業

アジアセンター
芸術・文化の双方向交流事業

美術、映画・映像、舞台芸術、スポーツ、市民交流、知的交流等さまざまな分野で、アジアの人々の交流活動を推進しています。双方向性、協働性を重視し、各々のアイデンティティと多様性を尊重し合い、共にアジアの新たな文化を創造します。

タイと日本 国際共同制作の舞台

『プラータナー:憑依のポートレート』は、複数年にわたる国際共同制作を経て完成した現代舞台作品です。タイのウティット・ヘーマムーン氏の小説を、岡田利規氏の脚本・演出と塚原悠也氏のセノグラフィー、タイの俳優、日泰両国スタッフの協働により舞台化し、「響きあうアジア2019」の一環として日本初演が実現。11回の上演と関連企画に1800人の観客を動員し、第27回読売演劇大賞の選考委員特別賞及び優秀スタッフ賞を受賞しました。

『プラータナー:憑依のポートレート』の写真

写真:高野ユリカ

メディアアート交流事業

アートとテクノロジーに焦点をあてた交流事業の一環として、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]と共催で、「開かれた可能性—ノンリニアな未来の想像と創造」展をシンガポールと東京で実施。また、エレクトロニックミュージック分野では、アジア4か国のアーティストによるライブコンサート「Imaginary Line」を東京で開催しました。

「開かれた可能性—ノンリニアな未来の想像と創造」展の写真

撮影:木奥惠三 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC

「第32回 東京国際映画祭」をプラットフォームとした映画交流事業

「第32回 東京国際映画祭」と連携してアジアの映画人70人を招へいし、日本の関係者とのネットワーク構築の機会を提供、また同映画祭のアジア映画紹介部門「CROSSCUT ASIA」を共催し、ホラー、スリラー、SF等の東南アジア映画10作品を特集上映し、シンポジウム等関連イベントを含め2500人以上が参加しました。

「 第32回 東京国際映画祭」のレッドカーペットでの写真

(c) 2019TIFF

ASIAN ELEVEN」東南アジアとのサッカー交流事業

「アジアで最も多様なチームを創る」のキャッチフレーズのもと、日本とASEAN10か国及び東ティモールによる選抜チームを結成。6月に福島のJヴィレッジスタジアムで東北代表(男子U-18)と、11月にはタイのバンコクでタイ代表(男子U-16)と国際親善試合を実施しました。また、応援ソングの『I BELIEVE』 をボーカルグループLittle Glee Monsterが歌いました。

「ASIAN ELEVEN」の試合でLittle Glee Monsterが歌っている写真

「第6回 三陸国際芸術祭」

岩手県大船渡市・久慈市・大槌町・山田町、青森県八戸市にて「第6回 三陸国際芸術祭-『触レル』」を三陸国際芸術推進委員会と開催。インドネシア・バリ島のバロンダンスの踊り手とガムラン奏者、日本のガムラン演奏グループが参加しました。日本とインドネシアのさまざまな「シシ」たちが一堂に会し、大迫力の共演を行いました。

「第6回 三陸国際芸術祭-『触レル』」で日本とインドネシアのシシが踊っている写真

撮影:井田裕基

「ダイバーシティをはぐくむEYESプロジェクト」

多文化共生社会の実現をめざし、日本とASEAN各国のNPOや文化機関の中堅実務者を対象とした人材育成プロジェクトを実施。2週間の日程でフィリピンと日本で行った研修では、アートを活用した「コミュニティデザイン」の手法を用いて文化的差異を包摂し、豊かな社会を形成するモデル事業について考えました。

人材育成プロジェクトの一環としてフィリピン・マニラに研修で訪れたときの集合写真