イスロモフ ヤヒヨ

タジキスタン
元 タジキスタン国立言語大学
イスロモフ ヤヒヨ
ISLOMOV, Yahyo

私は国際交流基金のおかげで日本へ行き、日本語を上達させることがでました。自国のタジキスタンで勉強をしていた時、一度でもいいから日本へ行きたいという気持ちがタジクの学生たちにありましたが、なかなか誰もができることではありませんでした。大学を卒業してから教師になって、日本に来られた私は幸せでした。

私は今パソコンに向かって、センターの皆さんの顔を思い出しながら書いています。先生たちの顔とか、事務室の方々の姿とか、管理人、食堂の人、研修生の皆さん、全員との思い出がたいへん多くて、どれを書けばいいか迷っています。北浦和にある国際交流基金日本語国際センターの建物は、日本にある自分の家だと思っています。この中で沢山の友達ができて、日本人の先生方に教わって、私は日本を愛しました。

ここのお友達は私の兄弟と同じです。毎日フェイスブックでいろいろな国からメッセージをもらいます。私たちは42か国から集まり、一緒に同じ目的で動いていました。一緒に笑い、一緒に泣いていました。兄弟のようでした。いろんな人々がいていろんな考え方がありました。でも、心一つでお互いを愛していました。それが最後の日に分かりました。

日本語国際センターに行くことができて今も自分は幸せ者だと思っています。今、私は残念ながら教師の仕事をしていませんが、時間があったらいつも学生たちと会います。日本事情についてお話をしています。

国際交流基金のプログラムに参加できて、ここまで人生を伸ばせたのは私だけではなく、研修生全員にここのプログラムが役に立ったと思います。日本語国際センターを卒業した人々がいろんなところで働いて、偉くなった人も少なくないと思います。

日本語国際センターが設立25周年になったと聞きました。これは、私たち全員の祝日です。これからも日本語国際センターがもっと長く続きますように祈ります。25周年、おめでとうございます。

参加した研修:2010年度海外日本語教師長期研修

イスロモフ ヤヒヨ【PDF:178KB】