海外日本語教師 テーマ別研修

※現在は実施しておりません。

日本語教育の教授法に関する特定のテーマについて、それに関する理論や方法論の知識を深め、教育能力の向上を図るとともに、教育現場での課題解決に結びつけることを目的に訪日研修を行います。取り扱うテーマは年度ごとに異なります。2020年度のテーマは、「文法指導法」「ビジネス日本語」、「コースデザイン」の3つです。いずれの研修でも、事前課題が課されます。日本国籍の方も申請可能です。

実施期間

  1. 「文法指導法」:2020年7月14日~8月20日
  2. 「ビジネス日本語」:2020年11月10日~12月17日
  3. 「コースデザイン」:2020年11月10日~12月17日

対象者

日本語教授法に関する集中的な講義やディスカッションを行いますので、それに必要な日本語運用力及び教授年数を持ち、日本語教育の理論への関心のある教師が対象となります。

  • 海外の日本語教師(日本国籍の方も申請が可能)
  • 教授年数:3年以上
  • 年齢:55歳以下を優先
  • 日本語運用力:各テーマにつき、申請時点でいずれかを満たしていること
  1. 日本語能力試験(JLPT)N2程度以上または旧JLPT2級以上
  2. JF日本語教育スタンダードでB2レベル以上

研修内容

1. 「文法指導法」
文法指導のバリエーションを増やすことを目標とし、文法について、何をどのように教えるか、第二言語習得理論や教育文法の観点から考え、現場の実践の具体的な改善案に取り組みます。参加者同士のディスカッションや指導が難しい文法項目に関する知識を整理し、理解を深める時間もあります。
2. 「ビジネス日本語」
海外の高等教育機関(専門学校を含む)や民間の日本語教育機関で、学習者の卒業時の日本語レベルが日本語能力試験N3~N2相当のビジネス日本語のコースにおいて、その設計や授業を担当している、又は今後担当する予定の教師が対象です。
研修では、ビジネス日本語のニーズを踏まえた「授業の目標設定」や「授業設計(教材分析、教材作成も含む)」、「パフォーマンス評価」について、参加者同士のディスカッションを行いながら、それぞれの現場に合ったものを設計し、共有します。
3. 「コースデザイン」
所属する機関の日本語コースのコースデザインを改善したいと考えている教師が対象です。
研修では、目標、授業、評価の整合性にポイントを置いて、コースデザインに必要な理論と方法を学びます。研修の前半は講義とワークショップを通して理論を中心に学び、後半は2つの実習(課題遂行型のコースデザインと参加者の所属機関の日本語コースの改善案作成)に取り組みます。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール : urawakenshu@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)