2006年度下半期 調査研究プロジェクト
短期研修・長期研修に参加したインドネシアの高校日本語教師に対する フォローアップ調査(報告書)
計画者 | 竹田順二 |
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プロジェクト参加者 | 木山登茂子、坪山由美子 |
外部協力者 | ジャカルタ日本文化センター 高橋裕一 |
日程 |
開始 2006年10月~終了 2007年10月 スケジュール
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目的と概要
これまで短期研修、長期研修に参加したインドネシア高校日本語教師の追跡調査を行ない、帰国後の状況を把握する。
- 日本語国際センターデータベースの整理:短期研修参加者および長期研修参加者のリストを整理し、インドネシア高校日本語教師研修参加者リストにまとめる。
- ジャカルタ日本文化センターデータベースとの照応:上記リストの者について、(1)現在の所属機関(高校)、および学校での役職(校長、副校長など) (2)高校日本語教師会での役職(教師会会長、書記、会計など)、(3)インドネシア国内の教師研修の参加状況、(4)教材作成プロジェクトへの参加状況などを調べる。この調査は、ジャカルタ日本文化センターに依頼する。
成果の概要
1989年度から2007年度(国別、春期、夏期、長期)に日本語国際センターが実施した研修(2007年度については実施中の研修を含む)に参加した研修生リスト(Excelファイル)を作成した。このリストはジャカルタ日本文化センターと協力し、さらに更新調査を実施する予定。
- 研修参加者は215人(内訳は、長期研修32人、短期研修1回135人、短期研修2回6人、長期研修と短期研修2人、国別研修40人)
- インドネシアの主要地域別の研修参加状況は、(1)西ジャワ州(44人)、(2)バリ州(31人)、(3)ジャボベタベック(27人)、(49北スラウェシ州(19人)、(5)中部ジャワ州、北スマトラ州(各15人)で計195人。この地域の教師全体(949人)の約21%が訪日研修に参加したことになる。
- 215人の研修参加者中、現在、普通高校および宗教高校に日本語教師として勤務するものが189人、専門高校の教師が15人、その他(大学講師、教員研修所講師など)6人、離職者や動向不明の者は4人。
- インドネシア国家教育省とジャカルタ日本語センターが協力して行なった教材開発プロジェクト参加者は58人、またインストラクターおよびインストラクター候補と呼ばれる指導者層の教師が17人にのぼり、活躍がうかがわれる。