平成24(2012)年度 中国中等学校日本語教師研修 参加者の声
ニンさん(任紅花さん/中国/吉林省敦化市第二中学)
本日修了式を迎える、1クラスの研修参加者を代表して挨拶をすることができて大変光栄だと思っております。 52日にわたって大変お世話になった日本語国際センターの先生方、職員の皆様、ボランティアの皆様、ホストファミリーの皆様に心より感謝いたします。 時間が経つのは本当に速いです。センターに着いたのが、昨日のことのような気がしますが、瞬く間に2ヶ月の研修が終わり、明日帰国します。今回の研修を通して私たちは日本語と日本語教授法を主とした授業のほかに歌舞伎、茶道、生け花、折り紙などの日本の伝統文化の体験や、ホームステイ、防災訓練、埼玉市民との交流会、学校訪問、ビジターセッション、研修旅行など様々なプログラムを体験でき、私たちにとって大変有意義で貴重な経験だったと思っております。 授業では先生方がいつも熱心に教えてくださったおかげでいろいろな情報や知識や技能を身につけたり新しい視点や方法を学び取ったりすることができました。と同時に私達自身の日本語運用力の向上にもとても役立ちました。そして私達はこれらの知識を中国に持ち帰り、自分たちの授業に生かし、学生たちが楽しく日本語が学べるように努力するつもりです。あっという間の2ヶ月の研修生活でしたがセンターの皆様のおかげでとても充実した日々を送ることができました。 最後にもう一度日本語国センターの西原所長をはじめ、先生方、職員の皆様に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
ニンガさん(任賀さん/中国/上海甘泉外国語学校)
尊敬する国際交流基金日本語国際センターの西原鈴子先生、中国中等の授業を担当くださった先生方、中国中等チームのみなさん、こんにちは。
今年の冬は寒さが一段と厳しかったせいか、この別れの日の春の日ざしが、柔らかく優しく感じられますね。 本日は私たちのためにこのように盛大な終了式を開いていただきましてありがと
うございます。西原先生からあたたかいお言葉を頂き、胸が熱くなる思いがしております。本当にありがとうございました。 今回の日本滞在では、先生方のおかげで、わたしたちは充実した毎日を過ごせました。先生方の授業はそれぞれのスタイルを持っていて、私たちの間では教授法の手本だと言われています。私たちも帰国後、より良い授業をするために、センターで学んだ新しい教授法を自分の授業に取り入れたいと思います。とにかく、いろいろ教えて、体験させてくださった先生方はもうわたしたちの家族になりました。誠にありがとうございます。 この研修に一緒に参加した皆さんは、50日間にいろいろな出来事があったことでしょう。授業で学んだこと。自習室でパワーポイントを作ること。みんなの前で発表したこと。娯楽室で卓球やカラオケをしたこと。餃子パーテイーに忙しかったこと。初めて歌舞伎を見たこと。居酒屋で乾杯したこと。研修旅行で楽しかったこと、さまざまな思い出が頭に浮かぶと思います。どうか何よりも、この50日間でたくさんの人と出会ったことを忘れないでください。 華道の授業で「一期一会」と言う言葉を耳にしました。人との出会いも出来事も、 ひとつひとつ、一度一度を、大事にしましょうという意味ですね。帰国した後、センターの先生方それからチームのクラスメートのことを忘れないようにいつも連絡しましょう。そして、日本で体験したことをぜひ同僚や教え子に伝えてください。一番大切なことは、日本語の教師として、中日両国の友好交流の翼というものについて深く考えることだと思います。 私のスピーチは、以上です。 ご静聴、ありがとうございました。
リクさん(陸遠さん/中国/東北育才学校)
ご来賓の皆様、今晩は 2012年中国中等研修の参加者を代表して、私がスピーチをさせていただけることを大変光栄に思い、感謝いたしております。 それにしても何と時間が立つのは早いことでしょう。我々が1月9日に来日してから今日までもう50日もたってしまいました。この50日間に、我々は色々なことを感じております。ここで19人の代表として我々の心の声を表現したいと思います。 まず、一番言いたい言葉は“感謝”という言葉です。日本語国際センターが私たちに今回の研修の機会を与えてくださったことを感謝いたします。素晴らしい先生がたが我々に授業をしてくださいました。色々多方面にわたって我々を授業をしてくださったことは、我々の今後の教授活動にとってとてもやくに立ちます。生教材の使用、教授法、文法の授業、日本語の授業、日本最新事情の授業、音声と文法の授業、伝統芸能の授業など、我々日本語を教えている教師にとって中国では勉強できない大変貴重な収穫となりました。また、中学校と高校の見学では、われわれに日本の学校生活と日本の学校教育を体験できて、私たち中国の教師たちがこれから中国と日本の教育を比較する時にとても参考になりました。 次に言いたい言葉は“感動 ”という言葉です。今回の研修に日本語国際センターではいろいろな体験の機会を準備してくださいました。茶道,生け花、市民との交流、またホームスティなどを体験することができました。そしてこれらに関わってくださった皆さんが、全員国際交流に関心を持っているボランティアの方だと知って、我々は非常に感動しました。ホームスティではご面倒な手間をいとわずに私たち知らない中国人を招待してくださり、また我々を全く知らない初めてお会いした埼玉県民のかたがたが親切に私たちの質問に答えてくださり、そして、茶道と生け花を実演して下さった先生がたも皆ボランティアであることをしり、その精神やお心遣いに深い感動を覚えました。私たちがこのように短い時間で最大の収穫がえられたのも全くこのように多くの方々の熱意と努力によるものだと思います。 三番目に私が言いたい言葉は“恩がえし”という言葉です。我々が帰国してから私たちが日本で学んだこと、見たことまた体験したことを私たちの教え子や回りの人人に伝えて、もっと多くの人に日本の文化を理解してもらい、本当の日本の姿を伝えて 中日の真の交流のために架け橋の役割を果たしたいと思っております。 中国では“縁あれば千里離れていても会えるが、無縁のときは隣にいても会うことが無い”という古い諺があります。縁があってわれわれは、はるばる遠くから、皆さんに会いにきました。もし縁があれば又、きっと皆様にどこかでお会いできるでしょう。それは中国かもしれません。その時私たちもご列席の皆様のように、人生の一期一会のために全力を尽くして皆様がたのお役に立つよう努力したいと願っております。どうぞ皆様、今度は中国での再会を約束しましょう。 最後に私たちのほんの感謝のしるしとして、中国のこの蘇秀をもってまいりました。これは手作りで、その針一本、糸一本に我々の深い感謝の気持ちをこめました。ぜひお受けとりいただきたいと思います。 簡単ではありますが、これをもって最後のご挨拶と致します。有難うございました。
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