平成24年度海外日本語教師短期研修(冬期)

ハイロさん(カスタニェダ ハイロさん/メキシコ/LEX外国語コンサルティング)

カスタニェダ ハイロさん この研修プログラムに参加して、とても素晴らしい先生方のおかげで国へ帰ってからの授業のための貴重な知識を学びました。また、日本の方々のお宅でホームステイをさせていただき、大変いい経験をしました。
私たちは、この研修の期間中、さまざまな国からの参加者と一緒に勉強し、一緒に生活してきました。お互いに、知らない文化背景を持っていますから、異文化交流を通じて、それぞれ大切な経験をいただいて、新しい家族ができたようです。
日本語国際センターの所長をはじめ、担当の先生方、職員の皆様、ホストファミリーの皆様、ビジターの皆様、いろいろお世話になったすべての方々に感謝の意を申し上げたいと思います。研修参加者の皆様、帰国してから、この明るくて、元気な日本を学生たちに教えてください。
今は「さようなら」ではなく、「またお会いしましょう」という気持ちでいっぱいです。私たちはそれぞれ素晴らしい思い出を持って、国へ帰りますが、私たちの心は、ずっとここにあります。本当にありがとうございました。


エフゲニアさん(プラツヒナ イエフゲニアさん/ウクライナ/セバストポリ国立テクニカル大学)

プラツヒナ イエフゲニアさん 参加者のみなさま、日本に来る前、どんな日本のイメージを持っていましたか。どんな日本人のイメージをもっていましたか。 
私たちはそれぞれちがうイメージをもっていたと思います。というのは、参加者の中で日本へ来たことがある教師もいるし、日本で住んだことがある教師もいるし日本へ行ったことがない教師もいるからです。たとえば、私は日本人はもの静かだというイメージをもっていました。しかし、日本へ来てから、そのイメージはかわりました。どうしてかというと、たくさんおしゃべりな日本人に会ったからです。
いっぽう、みんな長い時間日本語を勉強しているから、いつか日本へ行きたいという気持ちをもっていたと思います。私は今まで日本に来たことがなかったので、日本へ来るチャンスを心待ちにしていました。この研修はとてもすばらしいチャンスだと思います。
私は国際交流基金日本語国際センターのプログラムのおかげで、どんな経験ができましたか。たくさん面白い経験ができたと思います。先生のみなさま、ホームステイ家族のみなさま、市民のみなさまのおかげで、日本の歴史、文化がよく分かるようになりました。先生方の教え方は本当に効果的で楽しかったです。
国へ帰ってから参加者のみなさまはいただいた知識を生徒達に伝えると思います。心からありがとうございました。私たちは家族と分かれていても先生のみなさま、スタッフのみなさまのおかげで自分の家にいるような気持ちを持っています。
感謝する気持ちは言葉では言いあらわせないと思います。
みなさま、心からありがとうございます。


コーラさん(ショビリ コラゾンさん/フィリピン/日本語教育チュートリアルサ —ビス)

ショビリ コラゾンさん 最初にこの2ヶ月間、いろいろな事を教えていただいた先生方に、心から感謝を申しあげます。私たちのクラスは10人で8か国の文化は違うのに、みんな仲良く勉強してきました。休憩の時間には冗談を言ったり、兄弟のようにお互いに温かい気持ちで過ごしていました。最初から最後まで、病気をせずに無事にプログラムが終わってよかったと思います。教授法や総合日本語、文法の勉強に専念したり、茶道と書道のデモンストレーションなど 色々な文化体験をすることができて、とても勉強になりました。今まで教師をしてきましたが、久しぶりに学生として生活して、今回違う気持ちになりました。寮の生活も楽しかったです。日本の生活は、ほとんど初めての人が多いので、新しいことばかり体験しました。例えば初めて一人で電車に乗ったり、リサイクルショップに行ったりなどです。2ヶ月間があっという間に過ぎてしまいました。もうこれで終わりと思うと、すごく寂しい気持ちになりますが、それと同時にここで学んだ多くの事をいち早く国に持ち帰って、母国にいる同僚の先生達に広めていきたいという気持ちも強くなりました。また、自分の授業にも生かしていきたいと思います。本当に数々の有意義な体験ができました。ここで得られたことを一生忘れられません。短い期間でしたが、先生方と研修生そして交流基金の皆様、この2ヶ月間本当にお世話になりました。


マルコさん(タッデイ マルコさん/イタリア/イタリア・アフリカ・オリエント研究所 市立東洋語学校)

タッデイ マルコさん みなさま、あっという間に二か月の研修が過ぎました。
国際交流基金の先生方とスタッフのみなさま、大変お世話になりました。
私たちは学習者の立場になって、日本語や日本語教授法の知識をふやすことができました。総合日本語を担当している生田先生と坪山先生のおかげで、日本語の力が伸びて、日本社会についての知識も広がりました。
坪山先生のご指導で、日本人との交流がスムーズにできました。先生はいつも丁寧に日本人の考え方について教えてくださいました。
生田先生から教えてもらった通りに、日本語は仕事だけではなく日本語を通してやりたいことを見つけると、仕事は楽しくなります。
ですから、帰国して、学んだことと体験したことを生かして、日本語の授業にチャレンジしたいと思っています。
短い時間でしたが、お世話になった先生方にお礼を申し上げます。
我慢づよい生田先生、エレガントな坪山先生、板書が好きな小林先生、ユーモアのある白井先生、スタンダードの木の上から私たちをモニターする古川先生に、心から感謝いたします。また、毎日の生活に困らないように、考えてくれたやさしい大場さんにもありがとうございます。
これからも、ご協力をよろしくお願いいたします。


カーシャさん(ソンネンベルグ カタジーナ アンナさん/ポーランド/ヤギエウオ大学)

ソンネンベルグ カタジーナ アンナさん 日本語国際センターの先生がた、冬の短期研修のプログラムをサポートしてくださった皆様、研修生の皆さん、こんにちは。センターの中庭の趣にも春の近づきを感じるようになりましたが、その景色の移ろいは、私たちが一月終わりに来日してから今日までの時間の経過の証しでもあります。今日は、4クラスを代表して、皆さんの心の声を集め、日本語国際センターの皆様にお礼を言います。まず、4クラスの担任の白井先生、日本語や教授法のことはもちろんのこと、いつもC2レベルの冗談を交えて、我々の興味を起こさせる日本事情や日本語らしい日本語を教えてくださり、有難うございました。勉強や研究のしやすい環境を作ってくださったことにも感謝しております。中国人なのに日本人より日本事情に詳しい高先生、なんでもCan-do、何でもできるスーパーウーマンの古川先生、宇宙人の言葉以外なら世界中の言葉を知っている生田先生…その他多くの先生方のおかげで、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。また、教授法や日本語の授業とともに歌舞伎鑑賞や茶道などの様々な文化体験を通じて、日本の文化を深く知ることができました。この場をお借りして、大場さんを始め、文化プログラムを丁寧に考えてくださった方々にも感謝の気持ちを表したいと思います。さらに、図書館の司書の方々、食堂で料理を作ってくださった方々、毎週、部屋を綺麗に掃除してくださった方々、本当に有難うございました。最後になりましたが、研修参加者の皆さん、これから桜の季節が始まりますが、満開の桜を楽しむことなく我々はそれぞれの国に帰ってしまうことでしょう。けれどもこのセンターでの交流によって咲いた満開の花を、心の中に大切にしまって、お互い活躍の支えとしていきましょう。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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