平成24年度海外日本語教師上級研修 研修参加者紹介
平成24年度上級研修は10月25日~12月21日の期間に行われ、8カ国から10名が参加しました。
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氏名 | 国 | 所属機関 | プロジェクト・テーマ | |
---|---|---|---|---|
1 | 陳 美貞 CHIN, Mijung |
韓国 | 東豆川中央 高等学校 |
文化素材を利用した活動集 |
2 | 張 萍 ZHANG, Ping |
中国 | 成都中医薬大学 | 異文化コミュニケーションの視点を入れた看護日本語教材 |
3 | 朴 京玉 PIAO, Jingyu |
中国 | 青島農業大学 | 聴解授業を改善するためのタスクの開発 -社会言語知識と談話知識の意識化を目指して- |
4 | 王 文賢 WANG, Wenxian |
中国 | 中国海洋大学 | |
5 | グエン ティ ジエム ハー NGUYEN, Thi Diem Ha |
ベトナム | ダラットヤーシン大学 | ベトナムの大学生のための中級シラバスとカリキュラム及び初級シラバスとカリキュラム改善案 |
6 | 佐藤 曜子 SATO, Yoko |
マレーシア | マラ工科大学国際教育カレッジ | 漢字語彙攻略スキル養成のための初級漢字復習教材作成 -高専予備教育コースの学習者を対象として- |
7 | ガンゴパッダェ プロビ GANGOPADHYAY, Purabi |
インド | 印日語学教育協会 | 日本語日常会話集(日本語-ベンガル語-英語) |
8 | 根本 菜穂子 NEMOTO, Naoko |
米国 | マウントホリヨーク大学 | 日本語について学び、もっと日本を知ろう! -CLILとピア・リーディングを応用した内容重視型中上級読解教材- |
9 | 山田 春美 YAMADA, Harumi |
チェコ | チェコ日本友好協会 | 絵で覚える漢字 |
10 | ストリジャック ウリアナ STRIZHAK, Uliana |
ロシア | モスクワ市立教育大学 | 翻訳・通訳を通じた日本語の世界観 |
「わたしが上級研修で学んだこと」 陳 美貞 CHIN, Mijung(韓国)
韓国の高校で教えている陳美貞です。2000年度長期研修が私の初めての国際交流基金日本語国際センターの研修でした。それから干支が一回りした今年、2回目の上級研修に参加できたことは、大きな喜びです。今回の研修が終わって、一教師として自分が学んだだけではなく、韓国日本語教師の皆さんにここで得た情報、知識を伝えるという使命感を感じています。私のプロジェクトは、高校生のための文化素材を利用した活動を取り入れた教材です。研修前は、日本では色々な場所へ行って、色々な情報、写真を集めることが第一の目的だと思っていました。しかし、上級研修の生活はあまりに多忙でした。数多くの授業、そして、自分のプロジェクト。もっと時間があれば、と何度思ったことか!研修中の個人面談はとても厳しいものでした。担当の先生には、毎回「じゃあ、説明してください」と言われ、冷や汗ものでした。しかし、先生は、企画書提出の日には、私の側について、最後までアドバイスをくださり、励ましてくださいました。心から感謝しております。また、このセンターで世界各国からの研修生とともに生活することで、色々なことを学びました。週末には、自国の料理を出し合って楽しい時をすごしました。辛さ競争では、タイに完敗でしたが、それもいい思い出です。授業を担当していただいた先生方、本当にありがとうございました。これからプロジェクト完成に向けて、がんばりたいと思います。
「人生のすばらしい思い出」 張 萍 ZHANG, Ping(中国)
中国成都中医薬大学から参りましたもので、上級研修に参加させていただき、誠にありがとうございました。
2012年10月24日、研究資料、調査データと学生たちの期待を抱えて、日本への初めての旅がスタートしました。成田空港に着いたときの緊張感というよりも、未知な世界へのチャレンジ精神が胸いっぱいでした。
上級クラスのメンバーたちはさすがに日本語教育分野のエリートです。一番若くて、経験不足の私は毎日刺激を受けながらがんばっていました。研修前半の「教授法」のスケジュールがきつかったですが、新しい世界が開かれたように、毎日最新な知識はどんどん頭に入ってきて、充実でした。研修後半になると、資料の収集や京都の機関など本場の教材開発に着手しました。今度のプロジェクトのために、医療機関、老人保健所、看護国家試験勉強会など、この目で見たこと、感じたこと、考えたことは人生の宝物で、永遠に心に残っています。
センターの先生方にいろいろお世話になっています。指導先生との面会のたびに、いつもすばらしいアドバイスや助言を聞かせ、途方に暮れたときに、助け船をくれ、協力して困難を乗り越え、また、感想文や企画書など一々に詳しく直してくださいました。最後、一冊のまとまりのある教材が出来上がったときの感動は言葉で表せないものです。今回、EPA関係の専門家にお目にかかれて、ゆっくり詳しいお話ができ、最高な幸せだと思います。ここより、恵まれた環境がないと私は常に感じています。
二ヶ月の間、世界各国からのクラスメートとの友情、先生方からのご指導、ここしか得られない新たな視野と知識は私の人生のすばらしい思い出で、こころの中に長く、長く保存していきます。
日本への初めての旅、刺激の旅、経験豊かな旅。くたくた疲れましたが、皆さんのおかげさまで、私は成長しましたね。
「上級研修で感じたこと」 朴 京玉 PIAO, Jingyu (中国)
「オリエンテーション&ワークショップ」で秩父銘仙館ハンカチ染め体験から始まった「海外日本語教師上級研修」はまるで昨日のことのようですが、あっという間に2ヶ月が過ぎました。
日本語国際センターは初めてですが、教える立場から教わる立場になってもう一度「学ぶこと」の喜びと楽しさを味わい、本当によかったと思います。最初の1ヶ月間、経験豊富な先生方からコースデザイン・教材制作・カリキュラム開発・テスト開発・授業デザインなどの教授法を理論から実践へと教えていただき、とてもいい勉強になりました。JFスタンダードの桜の木は忘れられません。根っこから葉っぱへとのびていくいろんなカテゴリー、センターは、まさに日本語教授法が学べる最適なところだと強く感じました。
帰国して日本語教育現場で、センターで学んだ知識を生かしていきたいものです。
センターには日本語教育に関する様々な図書や資料がそろえてあり、研究プロジェクトのために先行研究を調べたり、資料を集めたりするのにとても便利でした。研究プロジェクトの進行においては、指導先生からいろいろいいコメント・提案をいただき、順調に計画通り進めていくことができました。本当にありがとうございました。
2ヶ月間、8カ国から来た研修生たちと共に学び、共に研究生活でき、本当によかったです。各々自国の日本語教育事情を紹介したり、実際の問題点を取り出して話し合ったりしながら研究の合間を楽しむことができました。思いで深い研修でした。
研修中ずっと親切にしてくださったセンターのスタッフの皆さんにはいろいろお世話になりました。心よりお礼を申し上げます。
最後に、ここで感じた心の暖かさを国の人々にお伝えいたします。
「充実した上級研修の日々」 王 文賢 WANG, Wenxian (中国)
日本語教育の実践研究なら、国際交流基金日本語国際センターが一番だと思って、去年上級研修プログラムを申請しました。運よく、今年の4月に合格通知書をもらいました。それからずっと来るのを楽しみにしていました。
上級研修の仲間は8か国から来て、各国の日本教育事情の交流もできて、とてもよかったです。短い間でしたが、厚い友情ができて別れるのがつらいです。
あっという間に2か月ぐらい経ってしまいました。振り返ってみると、密度の高いハードスケジュールでしたが、そのおかげで、本当に充実した日々を過ごすことができました。
センターに来て次の日からは2日間の研修旅行でした。そこで私の大好きな温泉に行きました。そして、川下りをして、日本のきれいな川に触れて感動しました。温泉旅館での勉強も忘れ難いです。そこで、言語コミュニケーション能力とは何かについて勉強して自分のプロジェクトに関連付けて考えました。
2日間の研修旅行が終わってセンターに帰ってから、約2か月毎日午前中は授業を受け、午後は各自のプロジェクトに取り組みました。授業は、コースデザイン、授業デザイン、教材分析、教材開発とメディア、学習の評価、SLA、異文化コミュニケーション、教師ネットワークなどと実に豊富な内容でした。授業での活動や宿題は全部グループワークでやったのですが、楽しかったです。自分も授業でグループワークを行いたいので、大変経験ができて、本当に良かったです。
みんな担当の先生の指導を受けながら、各自のプロジェクトを着実に進めました。先生方のご丁寧なご指導のおかげで、みんな計画通りに作成物を完成することができました。そして、最後に円満に報告会と企画書もできました。本当に実りが多い研修だったと思います。
上級研修のご担当の先生方、職員の皆様及び関係者の皆様、どうもありがとうございました。
「ありがとうございます」 グエン ティ ジエム ハー NGUYEN, Thi Diem Ha (ベトナム)
ベトナムのダラットヤーシン大学からジエムハーと申します。2007年の夏短期研修をうけたことがあります。今回2012年の海外上級研修を受けることになりました。
上級研修2ヶ月、あっという間に終わってしまいました。今回国際交流センターの研修に参加させていただき、たくさん教授法の勉強が出来、色々な知識を得ることが出来ました。プロジェクトはまだまだ終わらないですが、中級全体シラバス、スケジュール、計画書、プロトタイプ、評価シート、教案、模擬授業、初級の改善案、企画書などできたことを本当に嬉しく思います。
研修の前半は教授法の授業を受けながらプロジェクトを進めました。まだ慣れていなかったので、どうやってプロジェクトを進めるか、どうやって企画書を書くか、光がみえなくて、一人で広い畑の中の道を探すような気持ちで、本当に心配で、大変でした。でもだんだん慣れてきて、授業で習ったことが利用できるようになりました。コースデザイン、教材制作、カリキュラム開発、テスト開発、学習目標設定とCan-do、第二言語習得研究、授業デザイン、そして特別講義:メディアと日本語教育、異文化コミュニケーションなどを勉強ができました。先生方からはヒントやアドバイスを頂き、指導の先生のお陰で分からないところが分かるように、だんだんはっきり道が見えてきて、ゴールも見えました。本当に先生方に心から感謝いたします。
授業を担当していただいた先生方にも感謝の意を表したいと思います。
それにセンターでは何から何までよくしていただいて、何も心配することがなく、集中して勉強が出来ました。本当に有難うございました。
そして各国から上級研修のみなさんに出会って本当によかったと思います。一緒にお食事したりおしゃべりしたり、研究のこともいい資料があれば教えてもらったり、分からない時も教えてもらったり、情報交換ができたりして、本当に楽しいクラスでした。
国へ帰ってからもセンターで学んだ事を生かして日本語教育に力を入れ続けたいと思います。
最後に言葉では足りないとは思いますが、もう一度私から「ありがこうございました」という言葉を言わせていただきます。
「本当に有難うございました」
「わたしが上級研修で得たこと」 佐藤 曜子 SATO, Yoko (マレーシア)
わたしが日本語教師としてマレーシアに来てから、早12年がたちました。その間、新しいプロジェクトのアイディアが浮かんでも、資料や情報が集まらず、諦めてしまうこともありました。
上級研修では、アイディアを形にするのに必要な全てを得ることができました。手厚いサポートをくださったセンターの先生方、図書館司書の方々には感謝してもしきれません。
また、すばらしい指導の先生を紹介していただけたことは、私にとって大きな財産になりました。センターにいる二か月だけでなく、今後もプロジェクトを進めていくうえで必要な方法や励ましなどもくださいました。
そして、何よりも忘れられない貴重な経験は、さまざまな国から集まった方々との研修生活です。それぞれの国ですでにリーダー的立場として活躍されている方、あるいは、今後、この研修をきっかけに活躍する可能性のある方々でした。国の日本語教育を良くしようという姿勢、勤勉さにとても刺激を受けました。マレーシアの一機関に長くいた私の視野を広げるきっかけをくれた皆さんの話は、宝物です。今後も日本語教師を続けていく自信をもらいました。
また、プロジェクトに集中できるように便宜を払ってくださった、教師研修チームの方々、施設の方々、食堂の方々、大勢の方々のおかげでプロジェクトを進めることができました。ありがとうございました。
「2012年度上級研修と私」 ガンゴパッダェ プロビ GANGOPADHYAY, Purabi (インド)
- 今年「2012年」の4月11日コルカタ日本領事館から2012年度上級研修に選ばれたという知らせをいただいて、とても楽しかった。
- さまざまな手続きをして、10月24日国際日本語センターに着いた。
- 次の日から活動が始まった。
- 最初の週末に、一泊の研修旅行に行って、自然を楽しむとともに、最初の授業を受けた。
- その後、教授法、教材開発、教材分析、コースデザイン、SLA、異文化コミュニケーション、テスト作成、文化理解など色々な授業と講義に参加させていただいて、今までわからなかったこと又は、今まで考えられなかったことに気がついた。
- 教授法は教師にとってとても大切なことです。64時間の授業で教え方の色々な技術を学んだ。
- 国際日本語センターでの上級のプログラムは主に教材開発のプログラムなので、教材開発と教材分析の授業は本当に役にたった。
- 自分のプロジェクトのことも思ったとおりに作成できた。担当講師の指導で教材開発のプロセスがはっきり分かった。
- 実際にプロジェクト個別指導の時間は20時間あった、けれども必要時先生と連絡して自分が確認したいか学びたいことが改善することができた。
- 私のプロジェクトは日常会話集なので、会話を教えることにとても必要ないくつかの部分が分かって、最後に教材に取り入れた。
- ネットワークもとても面白かった。自分の国だけじゃなくて、他の国の日本語教育状態もわかることができた。
- 特別な講義がいくつかあって、科目以外のことも学ぶことができた。
- プロジェクト遂行を通して、地域の日本語教育のリーダーとして活躍するために必要な意識・能力・発信力を高めることができたと思う。
- 帰国後はここで学んだこと又はいただいたアドバイスに従い、日本語の教育をもっと広げるために力を入れると思う。
「多国籍でピア・ラーニング、上級研修での教材開発プロジェクトの素晴らさ」
根本 菜穂子 NEMOTO, Naoko(米国)
私は、アメリカのリベラルアーツカレッジで教えています。今回初めて、国際交流基金日本語国際センターの研修に参加させていただきました。研修の案内をいただいたときは、あまりに多い「してはいけない」「できない」ことのリストに、センターでの生活に大きな不安を抱きました。しかし、到着後は、センターの受付の方の丁寧な応対に、不安も一気に消えました。そして、普段、接する機会がほとんどない、アジアとヨーロッパからの日本語教師のみなさんとすごした二ヶ月間は、かけがいのないものとなりました。各地域での異なる環境、日本語学習目的を聞くことにより、自分自身が教えている国、大学の特徴がさらにはっきりとわかってきたと思います。私を含めて8カ国10名のメンバーでの二ヶ月間の寮生活は、とても楽しいものであり、また、私自身の学生たちの寮生活を理解するヒントも与えてくれたと思います。私は、今回、中・上級を対象とした、内容重視型読解教材の開発を目指していますが、センターの図書館で数多くの読解教材候補を集めることができました。図書館員の方々もとても協力的で、色々と手伝っていただきました。教授法、コースデザインなどの様々な授業も受けることができました。JFスタンダードの使い方など、新しい情報も多く、教材の開発の仕方を中心に、とてもよい勉強になりました。また、個人面談も10回あり、プロジェクト担当の先生には、毎回色々なアドバイスをいただきました。また、授業を担当してくださった先生がたにも、この場をお借りして感謝の意を表したいと思います。「非Mac圏」での生活は、なかなか難しいものでしたが、ようやく右クリックを少し使えるようになったかなと思ったら、研修も終わりです。でも、私達のプロジェクトはまだまだ続きます。
「北浦和の56日」 山田 春美 YAMADA, Harumi(チェコ)
数年前から考えていた漢字教材「絵で覚える漢字」を作成したいと思い、研修に応募し、チェコから参加させていただきました。
始めの1週間は、とても長い1週間でした。毎日の生活のすべてが目新しく、研修で受ける授業は、聞いたことはあるけれど使ったことのない言葉や授業でのグループ活動など、それらに追いつくのが精一杯だったせいかもしれません。
この研修の目的はその地域の日本語教育の推進力となる人材を育成するというもので、日本語教育に対する基金の基本方針に沿って、「コミュニケーションのための言語活動」という視点を重視した研修内容でした。「みんなのCan Doサイト」を理解するための授業や、第二言語習得理論の応用による授業形態が取り入れられ、ピア・リーディング、グループでのポスター発表など、授業の形態そのものが新しい体験でした。企画書の書き方や日本語教育ネットワークなど自国に帰ってからの活動に役立つように考慮されていました。そして基金が推奨する日本語教育の方向がはっきり示されていると感じました。
研究課題としてのプロジェクトに対しては、センターの指導教官からの、親切な助言と励ましをいただき教材の具体化に大きく近づくことができました。参加者全員がそれぞれ大きい成果をあげたと思います。帰国してからは、さらに実現に向けて励みたいと思っています。
しかし、なんといっても一番すばらしかったことは、8カ国10人の日本語教師との出会いです。それぞれ自国で情熱をもって日本語教育に携わっている皆さんは、常に日本語に敏感で、母語話者の私が気つかない日本語のおもしろさに気づかされることが、しばしばありました。常に向上心と、研究者としての目を持つ皆さんとすごした刺激的な毎日は、食堂でも教室でも宿舎のロビーでも、会話は常に機知と笑いに満ちていて、研修そのものを華やかなものにしてくれ、北浦和での56日は本当にあっという間に終わってしまいました。
日本語センターの先生方のご親切と、担当の先生方の企画書作成について何もわからない私たちへの丁寧な対応に心から感謝してやみません。そして一緒に研修を受けた仲間の皆さんの活躍を心からお祈りいたします。 今後もこのようなプログラムで、多くの日本語教師が自国のためと世界の日本語学習者のために学ぶ機会を与えられ、私たちのような有意義な体験をしていけることを望んでいます。
「上級研修で学んだこと」 ストリジャック ウリアナ STRIZHAK, Uliana(ロシア)
2012年の浦和日本語国際センターの研修は私の場合、2回目になりました。JFのおかげですばらしい環境の中で目標を達成することができました。上級教師プログラムはスケジュールがかなりハードで、研修未経験の方は、ある意味で不安に思う可能性があると思います。それに、研修の準備も大事です。研修が始まる前に国の日本語事情の発表、予備レポート、研修のねらい、それを達成するために何が必要であるかなどをきちんと定めないと困ります。研修に来てから時が3倍速く経過する☺と気がついて、時間は足りませんでした。とにかく、周りの同期生は進化が速くて、自分も負けずにがんばろうと思いながら2ヶ月間を効果的に過ごしました。
全世界から集まった経験のある日本語教師との出会いは大変うれしく思いました。情報交換ができ、各国の日本語教育事情のことが分かり、お互いに役に立ったにちがいありません。グループ・ワークの中で様々な意見を聞いて、話し合うことで得られるものはこれからも教師活動に使いたいと思います。教授法に関しては、JFの新しいスタンダードまたはコース・デザイン、教材開発などの知識も特に役に立ち、それをもとにして、日本語学習者の協力を得て、今後とも日本語教育を進めたいと思います。
授業・プロジェクト以外での、研修生との交流はいい印象ばかりがのこり、一緒に近所を散歩したり、スポーツをやったり、食事に行ったり、全世界料理を作ったりもして、毎日の生活の喜びも、研究の達成感も得られました。JFをはじめ、みんなの関係者に感謝のことばを表したいと思います。
お問い合わせ
国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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