平成25(2013)年度 中国中等学校日本語教師研修 参加者の声

参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

研修見学旅行の集合写真
研修見学旅行

ショウホさん(蒋 帆さん/中国/湖南省/衡陽市第七高校)

蒋帆さん 蒋帆と申します。今日は、1クラスの代表として、修了式であいさつさせていただけて、とても光栄に思います。 研修に参加する前に、みんなは「研修はいったい何でしょうか。」と同じような疑問を持っていました。 最初、センターが用意した実施案内を見て、授業をいっぱい受けるし、いろいろな活動に参加しなければいけないなあと思いました。しかし、研修が進むにつれて、研修の意味がだんだん分かってきました。研修は、単純に日本語の授業や日本文化体験をするだけではなく、教授法の知識を身に付けるために、順序立った理論の授業を中心に、多様な文化体験を織り込んで、参加者の可能性を高め成長させていくプロセスなのだということが分かりました。その中には、われわれは改めて生徒の視野に立って、生き生きしておもしろい授業を受けたし、新たな文化体験もしたし、いい勉強になりました。 研修の最後の成果発表会を準備するために、仲間と互いに切磋琢磨して作品の改善を成し遂げられたのは本当に幸せだと思います。発表のとき、理論の知識をもとにして、それぞれの文化体験から集めた写真やビデオなどを使って作ったみんなの作品を見て、私たちはみんな一生懸命がんばってきたなと感じられました。すごく感動しました。 国際交流基金日本語国際センターの研修プログラムのおかげで、われわれは日本語にも日本文化にも認識を新たにしました。帰国した後で、ここで学んだことや体験したことなど、生徒たちにも周りの人たちにもぜひ伝えたいと思います。それに、これからも、国際的な視野に立って、言語教育の発展のために精一杯貢献できるように、がんばっていきます。この52日間、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。 また、再会できることを願っております。


リケーキさん(李 京熙さん/中国/吉林省/長春市朝鮮族中学)

李京熙さん 2クラスを代表して、少しご挨拶させていただきます。 あっという間に2か月が過ぎてしまってとうとう帰国する日になりました。 今回の研修は52日間という短い期間ですが、主に総合日本語や日本語の教授法の授業を通じて、わたしたちはいろいろなことが学べました。先生方の授業を受けながら、ただ理論的だったものが実際に運用できるようになったし、日本語授業をどのようにすれば、もっと効果的で、もっと面白いかということも考えさせられました。つまり、日本語の先生としてのスキルに一層磨きをかけることができ、国に帰って実際の教育現場でcan−doという目標を目指して、授業をもっとよりよくするためのいろいろな方法と情報が集められました。 また、今回の研修では、ずっと資料不足だった問題も解決できました、教えていただいたいろいろな教材サイトは帰国後の日本語教育に役に立つ宝物だと思っております。 今回の研修を振り返ってみると、『来てよかった、ありがたい、お世話になった』という感謝の気持ちでいっぱいです。 研修が終わって、帰国したら、私たちは必ずここで学んだ知識を積極的に生かして日本語の授業をやります。これからもどうか温かい目で見守ってくださるようお願いいたします。


キリンさん (亓 琳さん/中国/遼寧省/大連市第十六中学)

亓琳さん 皆さん、こんばんは。 時間の経つのは本当に早いものです。あっという間に二か月経ちましたが、この二か月の間に、いろいろなことを勉強し多くの体験もできました。例えば、茶道、折り紙、中学校と高校の訪問、和太鼓の鑑賞、ホームスティ、研修旅行などです、どれも一生忘れられない思い出になりました。 人と人は付き合うことを通じて、分かりあえます。この二か月、さいたま市民の方と交流できて、日本人の繊細さや思いやりなどを感じました。知らない人に感動したこともあります。この間、道が分からなかった時、一人のおばあさんに道を尋ねました。でも、おばあさんも分からなかったので、コンビニに行って、聞いてくれました。 明日からは、翌日の予定表がなくなり、受付からの電話もなくなります。また、一番ドキドキするクラスの発表もありません。そして、食堂では大好きな北海道ラーメンも食べられなくなります。実は本音を言うとこれが一番さびしいです。でも、これは全部明日の事です。今日はたくさん食べて、よく笑って、この時間をみんなで楽しみましょう。 最後になりますが、センターの方々、さいたま市民の方々、ホームスティの家族のみなさま、私たちを支えていただき、二か月本当にお世話になりました、皆様の今後のご活躍とご健康をお祈りいたします。ありがとうございました。

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