平成25年度大韓民国中等教育日本語教師研修

参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

関西研修写真
関西研修

キムヒョンジョンさん (金 賢精さん/韓国/釜山海事高)

ヒョンジョンさん 7月24日に来日して、もう1ヶ月となりましたが、日本での生活は私にとって、そして55人の韓国の研修参加者にとっても、とても貴重な経験になったと思っています。大学では日本語教育を専攻し高校で日本語を教えていますが、いつも私自身の日本語の実力を疑っていました。韓国ではとても忙しいため、国際交流基金の招待なしには日本で研修することがなかなか難しいです。 1ヶ月の短い研修でしたが、日本の高校生、大学生、市民との交流を通して日本人の心に触れることができて、とてもうれしかったです。センターの先生方、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さんに心からの温かい愛情をもらったことに感謝します。


キムドンガンさん (金 東光さん/韓国/洪川農業高)

ドンガンさん 7月24日から始まった埼玉研修はあっという間に最後の日を迎えました。約1ヶ月間、センターのみなさんに本当にお世話になりました。 日本語国際センター所長をはじめ、まるで家にいるように楽な研修環境を作ってくださったセンターの職員の方々ありがとうございました。そして有益な授業をしてくださった先生方に心から感謝いたします。 私は教師としての経歴は短くて、まだまだ未熟な教師です。この研修は私をもう一歩前進できるようにしてくれました。韓国全国の先生たちと会って、いろんな教授法を学び、ノウハウを教えてもらって大変役に立ちました。やる気のない学生に興味を持たせる方法、ひらがなの効果的な覚え方、そして進学指導など現場ですぐ使える知識は、ほかの研修では学べないものでした。なによりもいろんな先生たちと知り合えて、本当に幸せでした。そして、世界各国の日本語の先生にも会って、ここでなければできない良い経験になりました。 私は留学の経験がなく、さらに東京は初めてでした。恥ずかしいことですが、今まで教科書に載っている東京に関する内容は詳しく説明できませんでしたが、この1ヶ月間授業の時間以外には頑張って東京を経験しました。日本語・教授法の授業以外にも高校生交流、大学生交流、市民交流はいろんな年齢の人と話し合うことができて大変良いプログラムでした。より良いプログラムのためにセンター側の努力が実感できる部分でした。 ここでの経験を生かして、学校に帰ってもっとおもしろい授業、もっと効果的な学習ができるように頑張ります。


パクジヒさん (朴 知熙さん/韓国/横城女子高)

ジヒさん 夢のような一ヶ月間があっという間に過ぎてしまった気がします。今度の研修は日本語教師としての向上だけではなく日本の社会、文化などの最新事情も取り入れることができてとても幸せでした。 センターの先生方の授業を受けて、日本語教師としての知識とスキルに、より一層磨きをかけることができるのではないかと思っています。歴史が苦手だった私にとって歴史の授業はとても分かりやすくて年号が一発で覚えられるコツがわかりました。教授法の授業は私自分のクラスの中の姿を振り返るきっかけになりました。また、私たちの担任の先生はとても素敵です。韓国事情や教師たちの状況を良くご存じで、いつも話に耳をし、学習者の答えを待ってくださるのがとても勉強になりました。 授業以外のプログラムも楽しかったです。3泊4日間の関西研修の時、新幹線に乗ったこと、東京研修の浅草、銀座で歌舞伎を見ることができたこと、盆栽美術館での水引の体験など、一人ではなかなかできない、たくさんのことをさせていただいてとても貴重な経験になりました。 また、週末には色々な所へ出かけました。中でも、日本の代表する場所である富士山は是非、訪ねたいと思っていたので大変思い出になりました。残念ながら今回は曇っていて富士山がなかなか見られませんでしたのでもう一回登りたいと思っています。 国に帰ったらすぐ職場の学校に戻ります。ここでの一ヶ月間に撮った、たくさんの写真を眺めながらもう一度夢を見ることも、楽しみにしています。 まじめな韓国の先生のみなさん、お会いできてうれしかったです。また、日本語国際センターの先生方、とてもすばらしかったです。そして、ご親切にしてくださったセンターのみなさん、小さいことまで気を配って私たちを支えてくださいました。本当にありがとうございました。これからも よろしくお願い致します。


イムヤンソプさん (林 良燮さん/韓国/壽命高)

イムヤンソプさん 韓国の各地域から55名の日本語教師たちが期待半分、心配半分を持って、国際交流基金日本語国際センターに到着したのが昨日のことのようです。あっという間の一ヶ月でした。 何よりも研修参加者のみなさんが研修を頑張ることができたのは、日本語国際センター所長をはじめ、センターのすべての関係者の方々のおかげだと思います。この場をお借りして心から御礼を申し上げます。特に愛情を持って授業をして下さった、先生方に感謝を申し上げます。また、いつも笑顔で接してくださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。 1ヶ月をふり返ってみると、本当に忙しい日々の連続でした。多樣な日本語の教授法と滅多に接しない能と歌舞伎の日本文化の体験、高校生と大学生、市民とホームステイのホストファミリーとの交流経験は忘れられません。この交流は、私にとって貴重な一生の財産になりました。これからも連絡をとっていきたいと思います。 生徒達がもっと知りたがっているものに関心を持ち、観光地を探訪したり、歴史的、文化的な場所をまわって見てお互いに情報交換をすることは、同じ教師として感動的でした。帰国してから学校での授業は、今回の研修を通してもっと豊かで楽しいことになると思います。また、教師として自分自身の開発でき、いい機会になりました。 私たち55名は、それぞれの教育現場に戻ります。改めて日本語国際センター所長、先生方、スタッフのみなさんに感謝を申し上げます。日本語国際センターの姿を思い浮かべながら、日本語教育に最善を尽くしていきます。韓国の各地域に戻る研修参加者のみなさんもここでの美しい思い出を永遠に記憶しましょう。そして、いつかは韓国でまた会いましょう。
みなさまの幸せと、健康と、素敵な未来が訪れますよう心からお祈り致します。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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