平成25年度海外日本語教師短期研修(冬期)

研修旅行の写真
六本木ヒルズにて

1クラス
タフミナさん
(タジバエワ タフミナ/TADZHIBAEVA, Takhmina/キルギス/ビシケク人文大学)

タジバエワ タフミナさん 皆さんこんにちは 私はキルギスからまいりましたタフミナです。本日、1クラスの代表として、ひと言、お礼のことばを述べさせていただきます。1月22日に18か国からの39人の研修参加者がこの日本語国際センターにやってまいりました。 2か月の研修期間中、いろいろな授業や体験をしました。教授法、日本語、日本事情などの授業のほかに、茶道、朗読会、折り紙,歌舞伎、ホームステイなどの文化体験プログラムがありました。おかげさまでたくさん楽しい思い出を作ることができました。あっという間の2か月でした。この2か月の大きな成果の一つとして、いろいろな場面で緊張せずに発表ができるようになったことがあげられます。これも先生方の熱心なご指導のおかげです。所長をはじめ、授業で熱心に指導してくださった先生方、いろいろ面倒を見てくれた皆さんに厚く御礼を申し上げたいと思います。 皆様からいただきました心温まる言葉と、励ましの言葉は、私たちの胸に、深く刻まれたことと思います。
本当にありがとうございました。


2クラス
リダーさん
(チェイン ソリダー/CHHENG, Solida/チェイン ソリダー/カンボジア/国際日本文化学園)

チェイン ソリダーさん 本日、2クラスの研修生の代表として、ご挨拶させて頂けることを大変光栄に思っております。 想像以上の大雪に迎えられた寒い、寒い、日本での研修でしたが、心温かい皆様に囲まれ、この2か月間はあっという間に終わってしまいました。 私の国には日本のような四季が無く、授業で日本の季節について説明することはなかなか難しいのですが、この2か月間は日本の冬から春への美しい季節の移り変わりを目と肌で感じながら、新しい日本語の教え方や様々な知識を身に付けることが出来ました。私達研修生の多くは、国では仕事に追われ、なかなか落ち着いて勉強する時間が取れませんので、このような機会を与えて頂けて、本当に有難く、お蔭様で自分自身にもその違いが分かるほど日本語のレベルが上がって来たと実感しております。 帰国後はこちらで体験したことや学んだことを基に、今まで以上に授業に色々工夫を加えながら、日本語学習中の学生達に教えていきたいと思っております。教え方は大分上達いたしましたけれども、今の知識や能力にはまだまだ足りない点が多いと考えております。ですから更に優れた教師になるため、今後も機会があれば積極的に研修やセミナーに参加し、常に自分を磨き続けて行きたいと思っております。 2か月間、毎日一緒に日本で生活を過ごして来た世界中の研修生の皆さん、いつも家族のように優しく接して下さって、有難う御座いました。皆さんの心の支えがあったからこそ、ホームシックになることも無く無事に研修が終えられたのです。明日からの研修旅行に行かない研修生の方とは今日が最後の日になります。今とても心の中が寂しくて、お別れが辛いです。けれども、いつかまたどこかで、きっと会えると信じています。帰国後も、いつまでも最高のお友達でいましょうね。 最後に改めて、皆様、本当に有難う御座いました。


3クラス
シャマさん
(チャジェド シャマ/CHHAJED, SHAMA SANTOSH/インド/日本語能力試験予備校)

チャジェド シャマさん 平成25年度海外日本語教師短期研修(冬期)の3クラスを代表として挨拶をします。 去年の4月上旬に招へい状が届いてから、来日することをずっと楽しみにしていました。初めての日本への旅、それもただの旅行ではなく、研修のためであったので少し不安に思っていました。しかし日本へ来た後、数日も経たないうちにこの不安感はなくなりました。 来日後のこの2か月は一生わすれません。この間に忙しい毎日を過ごしながら様々な活動を通して日本についての知識を高めることができました。 私たちは皆自分の国で日本語を教えていて、中には長い経験のある先生もいれば私のように経験の浅い先生もいます。そこで私たちはグループに分けられ、教え方を改善するため、センターの先生に様々な大変役に立つ教授法を教えていただきました。日本語における4技能を伸ばすための新しいメソッドも紹介していただきました。 勉強以外にも日本の伝統的な芸術を味わうことができました。東京見学、高校訪問などを通して日本事情について情報を得ることができました。また「さいたま市民交流会」のような活動のおかげで様々な分野での日本人と直接話ができ、日本人の友だちができました。「ホーム・ステイ」の2日間はとても楽しい経験であり、日本で1つの家族が作られたように感じています。このような様々なプログラムのおかげで日本と日本人についての理解を深めることができました。ここで学んだことを国へ帰った後にも生かしたいです。 このようなことに加えて大事に思われることは、いろいろな国の人にも出会ったことです。19ヶ国の38名の友だちができました。 そしてクラスの最初の日には、「ほかの研修生はどのような人でしょうか、仲良くできるでしょうか」など少し不安感がありました。日々が経つとともにみんなの性格がわかってきました。みんな別々な国の人、でも2か月一緒に暮らす間にまるで一家族のメンバーのようになりました。私たちの宝ものです。絶対に失われることはありません。 この2か月は、あっという間に経ちました。皆様どうもありがとうございました。


4クラス
オリャさん
(ウズン オリガ/UZUN, Olga/ロシア/東洋センター)

ウズン オリガさん 今ご紹介いただきましたロシアのオリャです。このスピーチを書くに当たり、先生から皆で原稿を書くようにと言われたのですが、皆忙しくてゆっくり話し合うことはできませんでした。4クラスを代表して、と言いたいところですが、私の個人的な気持ちも多くありますので、ご了承ください。 4クラスは、全部で11名でした。日本人と結婚している人が2人、留学経験の長い人もいて、こんな私でもやっていけるのだろうかと最初はとても不安でした。でも授業が始まってみるとその不安はあっという間に消え、皆で楽しく勉強することができました。 日本語、文法、教授法、日本事情以外にもいろいろなプログラムがありました。茶道や歌舞伎はもちろんのこと、小学生との交流会、高校訪問、ホームステイ…どれも貴重な体験です。こうした体験を国に帰ったら学生・生徒達に話してあげたいと思っています。 また個人的な話になりますが、私は3年前に長期研修に参加しましたが、幸いにも所長賞をいただき、またこの研修に参加することができました。今回も多くのことを学ぶことができました。 それはさておき、実は私は3年前、あの地震の起こる前の日に帰国しました。日本は一体どうなっているのだろうととても不安に思って来日しましたが、思ったより日本は元気で、地震の起きる前と同じくらい、というよりそれ以上に元気になっているようにも感じました。もちろん、まだ復興してない所もありますし、福島の原発の問題もあります。でも、私達海外で日本語を教えている教師として、日本語がもっともっと元気になることを祈っています。私達にできることがあったら、是非言ってください。 最後になりましたが、センターの先生方、スタッフの方々、そして研修参加者の皆さん、本当にありがとうございました。皆様のお蔭で、本当に素晴らしい研修を受けることができました。あるアメリカの野球選手は56試合連続安打の記録を作ったそうで、あのイチローもそれを超えることはできなかったそうです。私の人生において、この研修で過ごした56日を超える56日はもうないと思います。


3クラス
トゥさん
(グェン チィ ダン トウ/NGUYEN, THI DANG THU/ベトナム/ハノイ大学)

グェン チィ ダン トウさん 私は冬短期研修参加者のベトナムのトウでございます。 無事に研修を修了出来ましたのは、所長をはじめ、担当された先生方のご指導のおかげでございます。私の方は授業中に、時々理解出来ないこともありましたが、学んだことのほうが多かったです。総合日本語や教授法はもちろんのこと、日本の事情・日本の文化・伝統芸能・日本の地理・歴史なども学ぶことが出来ました。又、歌舞伎鑑賞や茶道や和太鼓デモ、特に何と言ってもホームステイ体験を通じて、日本の文化や習慣、日本の人々のことを深く理解出来るようになりました。本当にお礼を申し上げます。ここで学んできたことは今後の私たちの自分の教育活動に最大限に生かしていきたいと思います。 学業のみならず、生活の面でもいろいろご支援をいただきました。国を離れてきた私達にとって大変心強くなりました。本当に有難う御座いました。 開講式のときに、所長がおっしゃった「いっぱいいい思い出を持って帰って下さい。」という言葉はまだ私の耳の奥で響いています。帰国してから、家族と同僚にあれこれ思い出を語りますが、日本語国際センターを体験しなければ、どうしてこんなに日本語国際センターを愛しているかは理解してもらえないと思います。ここで出会った貴重な縁はいつまでも大切にしていきたいと思います。「日本の冬はとても寒いよ」とよく注意されていますが、私はその寒さを一切感じていません。雪宿りする(ママ)暖かい家がありますから。その家は日本語国際センターです。 最後に、皆さんのご健康、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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