平成26年度 海外日本語教師日系人研修 参加者の声
集合写真
佐藤 輝美さん(ブラジル/バウル日伯文化協会)
ナカソネ ラウルさん(ペルー/ラ・ウニオン学校)
1月6日、ここ浦和にある、日本語国際センターでの海外日本語教師日系人研修参加のため、地球の裏側からはるばる到着しました。肌が痛くなるくらい寒かったあのころからあっという間に時は流れ、9週間に渡った研修は、春の訪れとともに幕を閉じようとしています。 日本の社会や文化を実際に体験し、現在の日本に対する知見を高め、自国での教育に生かす。」という目標のもと、教授法に始まり、文法の知識の整理、東京見学、高校訪問、埼玉市民との交流、朗読、読み聞かせなどの学びの機会がありました。また、折り紙 日本の祭り、和太鼓、たこ作り、俳句、茶道などの文化を実際に体験することもできました。 合わせて、JICE日系人就労準備研修の教室見学、JICAが実施している研修「日系継承教育コース」研修員の皆さんとの合同授業、国内の日系人事情の特別講義を受けてからの地方研修では、日本に住む南米の人たちの教育事情の現場を実際に自分たちの目で見、ふれあい、肌で感じることができました。 楽しく、有意義な時間というのは、あっという間に過ぎていくものです。しかし、時間がたっても、経験したこと、学んだこと、そしてここで培った友情は、私たちの財産として残ります。これらの経験は、母国に帰ってもこれからの日本語教育においてだけではなく私たち日系人研修参加者一人一人の人生を上る階段のひとつのステップになっていくことでしょう。
増田 千恵さん(キューバ/キューバ日系人グループ)
西俣 ジェニーさん(ペルー/ペルー日系人協会)
今年1月、私たちはいろいろな国から新しいことを学ぶ希望を持ってそれぞれこの研修センターにやってきました。そうして、とまどいと期待の中、新しい生活がはじまりました。毎日、新しい疑問があり新しい学びがありました。毎日、新しい驚きがあり新しい喜びがありました。毎日、新しい出会いがあり新しい友情が生まれました。そして、今日という日を迎えました。 2015年3月4日の今日、私は今とても感動しています。人との出会いとは何と素晴らしいことでしょう。共通のことばで気持ちを伝えあえるとは何と素敵なことでしょう。あなたのまわりを見渡してください。住んでいる国はちがっても、日本と日本の文化を愛するという共通点を持った私たちは、もう、仲間です。こんなにも素晴らしい仲間とともに日々を過ごせたことは、これから、私の人生の中での大切な思い出となり、かけがえのない宝物となるでしょう。ここにいるみなさんのだれもが、今、きっと同じ気持ちでいることと思います。 これからも、それぞれの場所でがんばって前進していきましょう。そして、いつか、また、お会いしましょう。
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教師研修チーム
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