平成26年度海外日本語教師短期研修(夏期)

1クラス
マルワさん
(マルワ モスタファ サヤッド オティフィ/MARWA Moustafa, Sayed Otify/エジプト/6オクトーバー観光ビジネス学園)

マルワ モスタファ サヤッド オティフィさんの写真 1クラスを代表して、少しお話します。 私たちのクラスはインドネシア、インド、ラオス、フィリピン、タイ。私はエジプトで全部で8人です。日本へ来てから 本当にいろいろな経験をしました。 一番うれしかったのは、いろいろな国の友達ができたことです。 センターで毎日一緒に過ごして仲良くなれたのが本当にうれしかったです。そして、日本語の授業で学生の体験ができたことです。国では教師ですが、日本へ来て、学生として教室で授業を受けることはとても新鮮で楽しくて、自分が教える上で勉強になることがたくさんありました。 どの先生もやさしくて教え方はわかりやすいです。先生方は私たちがもっているいろいろな課題を助けるために教えてくれました。たとえば文法、会話、スピーチ、漢字そして日本語の教え方などです。 このプログラムでは、私たちが行きたい場所を訪問するチャンスもあたえてくれました。この活動は日本文化を理解するとてもよいプログラムでした。 いろんなことを学びましたが、すべてこのプログラムがきっかけです。良い経験になりました。 心からお礼を言いたいです。 どうもありがとうございました。


2クラス
ケリーさん
(ストーン ケリー マリー/STONE, Kelly Marie/米国/ローズモント高校)

ストーン ケリー マリーさんの写真 皆さん、こんにちは。2クラスのケリー・ストーンと申します。
まずは、この研修に参加させていただき、本当にありがとうございました。
日本語国際センターへ来る前、私たちはとても緊張していました。授業内容が難しくないか、他の先生方の日本語が分かるかどうかとても心配でした。でも、このプログラムに参加する人たちは皆教師なので、とても親切でいつも周りの人を手伝ってあげる人たちばかりでした。だから、すぐに仲間になりました。
2クラスには、いろいろな国の先生がいました。インド、ベトナム、インドネシア、チリ、グルジア、タイ、スリランカ、キルギス、アメリカ、9カ国から来た教師12人が2クラスに入りました。いろいろな国や文化の人たちがいたので、いろいろな国のことを学びました。クラスメートの国の料理や、有名な観光地などについて学んだり、お互いの日本語の教え方も学び合いました。 初めて日本に来た人も、前に来たことがあった人も、本当に楽しい経験をしました。もし、一人で日本に来ていたら、この面白くて楽しい経験をするチャンスはなかったかもしれません。 これから国に帰ったら、このセンターで学んだことをたくさん使うことができます。また、私たちはクラスメートの模擬授業やポスター発表からも多くのことを学びました。ほかの人の教え方も取り入れて、また新しい自分の授業ができると思います。 このセンターでいろいろ学びましたが、一番必要だったのは日本語でコミュニケーションをすることでした。この二ヶ月間、授業中日本語で聞いたり、話したり、外に行った時にもたくさん聞いたり話したりしたので、私たちは日本語を使うことに自信が持てるようになりました。国に帰ったら、この自信を使って、頑張って日本語を教えたいと思います! 夏短プログラムは本当にすばらしい経験でした。ありがとうございました!


3クラス
ララさん
(ヴァロビョヴァ ラリーサ/VAROBEVA, Larisa/ロシア/イルクーツク国立言語大学)

ヴァロビョヴァ ラリーサさんの写真 皆様、本日3クラスを代表してご挨拶させていただきます。
実は11年前に2ヶ月の留学をしたことがあって、その頃からずっと日本へ来たいという強い気持ちがありましたが、なかなかできませんでした。それで、この研修に選ばれてとてもうれしく思っています。そして先生方、スタッフの皆様からあたたかいご指導を受けまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
総合日本語、教授法、文法、日本事情の授業では先生方から色々有益なことを教えていただきまして、大変勉強になりました。もちろん国へ帰って教えていただいたことを自分の仕事にいかしたいと思います。
それに日本文学、歌舞伎、いわつき人形作り体験など日本文化に関することを楽しむこともできまして、うれしい気持ちでいっぱいです。
こちらに来た時色々心配なことがありましたが、例えば、知らない人とコミュニケーションがきちんとできるかどうか、うまく勉強できるかどうかなどです。けれども、どの授業でも私たちのクラスを担当している先生はクラスの雰囲気をあたたかくしてくださって、私たちは楽しく良い気持ちで勉強することができました。
授業だけではなくて、週末にもほかの研修参加者と一緒にあちこち行ったり日本の夏の楽しいイベントを実感できたり素晴らしい思い出になりました。祭り、花火大会、盆踊り、つまり日本の伝統文化を味わうことができて言葉で伝えられないほどうれしく思っています。
23ヵ国のみなさんとのすばらしい出会いができて大変幸せです。
親しい友達ができて、その国際的な友好関係をできる限り長く続けたいと思います。
最後にあらためてこのような貴重なチャンスを与えてくださった方々に心から感謝いたします。
どうもありがとうございました。


4クラス
アーニャさん
(チャスカ アンナ マリア/TRZASKA, Anna Maria/ポーランド/日本美術技術博物館マンガ)

チャスカ アンナ マリアさん 皆様、こんにちは。
私はアンナ・チャスカと申します。ポーランドから参りました。本日は4クラスの代表として、皆様にご挨拶を申し上げたいと思います。
まず、4クラスの色々な国から来たメンバーを紹介させていただきたいと思います。4クラスのメンバーはウズベク人、台湾人、ウクライナ人、ミャンマー人、ネパール人とポーランド人の私です。
このわずかな2分のスピーチを通して、皆様に私たちが一緒に過ごしたこの2ヶ月をどう要約し、伝えたらいいかあれこれ考えていたのですが、結局「めったにない」という一言が一番ぴったりだと思うに至りました。4クラスの研修参加者の中には長い間日本に滞在していたことがある人もいますが、その人も「初めて」とか「めったにない」とか何度も言っていたので、これは確かです。 例えば私たちの「ホーム」になったセンターの光景です。現在、テレビのニュースを見ると、世界では国際的な関心が高まる紛争が起きていますが、このセンターでは宗教も習慣も違う23カ国から来た人たちが皆相手を尊重しながら仲良くおしゃべりをしたり、お互いに助け合ったりして共同生活をしています。これは、センターでは普通のことですが、実は「めったにない」ことでしょう。 授業でも、教科書には出てこない、普段話題にしないテーマについて意見交換をしました。 その時、共通語が日本語しかない私たちは一人一人出身が違っても、宗教が違っても、文化、年齢と今までの経験が違っても皆同じ人間なのだということが分かりました。これも「めったにない」ことでしょう。 これ以外にも「ここでしかできない」珍しくて素晴らしい経験をたくさんしました。このような経験ができたのは、お互いに刺激し合ったクラスメートのお陰です。 最後になりましたが、授業時間を過ぎても、お腹がぺこぺこになってもワイワイ話している4クラスの研修参加者のディスカッションに最後までつきあってくださった先生方そして、4クラスの非常に興味深い授業の内容を考えてくださり、辞書を引いても分からない、教科書に書いてない日本語を身につけられるチャンスをくださったクラス担任の先生に心から感謝いたします。 教師として人間としての成長できる、このような「めったにない」経験をさせてくださった皆様、ありがとうございました。


4クラス
チョウさん
(チョウ トン ナイン/KYAW, Tun Naing/ミャンマー/ヤンゴン外国語大学)

チョウ トン ナインさん ミャンマー、ヤンゴン外国語大学、日本語学科のチョウと申します。本日は、参加者を代表して、この場をお借りしてお礼の言葉を申し上げます。 2ヶ月の研修で私達は何をしましたか。振り返ってみると、文化体験、総合日本語、教授法、それぞれの授業でさまざまなことをしました。文化体験では、伝統的な人形作り、盆栽美術館、歌舞伎、茶道、書道、などのプログラムがありました。岩槻(いわつき)市で、人形を自分で実際に作ってみました。日本の伝統的工芸品の美しさ、伝統を守る日本人の心をより理解できるようになりました。 茶道は人との出会いを一生に一度のものと思い、相手を気持ちよくもてなす日本人の心を表すものだと感じました。また、日本人の生活様式を体験する為、ホームステイもしました。これ以外にもいろいろなことをしました。これらの経験を通して、私たちは日本人の心をより深く理解できるようになりました。 総合日本語の授業では、先生方は、私たち参加者の能力及びニーズに応じ、様々な教え方をいろいろな方法を使って親切に教えてくださいました。そのお陰で、研修を受ける前の私達と研修を受けた後の私達は大分変わったと思います。私達の日本語能力は、コミュニケーション言語能力、コミュニケーション言語活動とも前よりかなり上達しました。
教授法の授業では、日本語の教え方のみならず、自国のこと、自国の教育及び自分の大学や学校で利用している教授法など、それぞれの体験や意見を交換することも出来ました。授業を通して、24カ国で日本語を教える教師36名の大きなネットワークができたと思います。
帰国してから私達は日本語国際センターで教えて頂いた知識及び技術を生かして自分の国の日本語教育が発展するように全力を尽くして行きます。また、これから、それぞれ自分の国で日本及び日本文化、日本人の心をよく理解する人材、日本語ができる優秀な人材を育成して行きます。日本と世界の「相互理解」を深めるために日本と世界の間に「日本語教育」と言う架け橋を築くのに、私達は1本1本の柱として一役買いたいと思います。研修は終わりますが、引き続き、あたたかいサポートをいただけますようお願い致します。 皆様の一層のご健康を心よりお祈り申し上げて、私のあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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