平成28年度中国中等学校日本語教師研修 参加者の声

参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

中国中等学校日本語教師研修の集合写真
集合写真(唐招提寺(奈良)にて)

ゼン コウゲツさん(全 紅月さん/ QUAN HONGYUE/和龍高級中学校(吉林省)/団長)

ゼン コウゲツさんの写真 51日間という短い間でしたが、日本語に関する教授法だけでなく、日本文化の体験や地方研修などを通じてたくさんのことを勉強しました。その中でもホームステイや市民との交流などは日本の社会を理解するにあたってとてもいい経験になりました。皆様のおかげで私達は日本人の普段の生活を体験したり、日本の社会を経験したりすることができました。地方研修では、京都、奈良、金沢など日本ならではの伝統文化に触れあうことができてとても楽しかったです。又、様々な国の先生との交流も盛んに行い、厚い友情を築くことができました。
日本語国際センターの先生たちの惜しまない教えやスタッフの皆さんの優しいお心遣いによりいい勉強ができたと思います。これからは、この貴重な体験を生かして頑張っていきたいと思います。短い間でしたが、たくさん勉強することができてうれしい限りです。ありがとうございました。


1クラス
モウ ヒンピンさん(孟 彬彬さん/MENG BINBIN/平湖職業学校(浙江省))

モウ ヒンピンさんの写真 1クラスのみんなを代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げたいと思います。この度、国際交流基金から貴重な機会をいただいて、光栄でございます。センターの先生方のおかげで、教授法や異文化、日本事情などを習ったり、体験したりして、いい勉強になりました。センターの施設やサービスなどはとても完備されていて、快適でした。
たくさんの日本の先生方は理論的な知識と具体的な教授法を教えてくださいました。授業以外でもいろいろお話を伺うことができて、とても勉強になりました。
そして、学校見学、さいたま市民との交流会、ホームステイや地方研修などを通して、日本の教育や日本人の考え方、日本文化などをもっと深く理解できました。それらを生教材として、自分の生徒に伝えたいと思います。
帰国した後、ここで勉強したことを自分の授業で生かして、中国の日本語教育を少しでも改善できたらうれしく存じます。微力ながら、自分の職場で中日友好交流のため努力していきたいと思います。
充実した楽しい51日間でした。皆様、いろいろお世話になりました。心より感謝の意を申し上げます。


2クラス
リュウ スイさん(劉 帥さん/LIU SHUAI/大連市第四十八中学校(遼寧省))

リュウ スイさんの写真 2クラスの代表として、ご挨拶をさせていただきます。
2016年中国中等学校日本語教師研修をJF日本語教育スタンダードのあのきれいな桜の木にたとえてみたいと思います。あの木にはしっかりした根っこがあります。そして、丈夫な茎があります。また、知恵の花もあり、実りの多い果実もあります。
この木の根っこは国際交流基金、日本語国際センターです。今回のかけがえのない研修するチャンスをくださいました。
この木の茎はセンターの先生方です。私たち研修参加者は知識の栄養を送っていただきました。センターの先生方がなさった豊かな授業は忘れられない思い出となりました。先生方の授業を通して、日本語の教授法のみならず、いろいろな日本の文化に触れることもできました。そして、先生方が熱心にご指導をくださったおかげで、日本語教授法と日本文化について新たな知識と気づきが得られるようになりました。担任の先生はやさしくて、博学な方で、2クラスのみんなに好かれています。先生は日本語教授法に関する知識をいつも例を挙げながら、自分なりの言葉でわかりやすく説明してくださいました。そして、日本語教育への情熱と我々への期待もしっかりと伝わってきました。 JFスタンダードの木の画像
そして、スタンダードの木の花は茎からの知識栄養で咲いた知恵の花です。先生方の豊かな授業とセンターのいろいろな文化活動を通じて私たちは来たばかりの教案発表と比べて、成果発表でみんな大きく前進したと言えるのでしょう。授業で勉強した教授理論と教授法を自分の授業にたくさん取り入れた姿勢がみんなに見えました。例えば、第2言語習得理論の知識、ARCSモデルと生教材の利用、評価の方法、コミュニケーションの三要素など、みんなが成果発表の授業に生かして、自分の学校事情に応じて前の授業を改善したり、これからの授業に使えそうなところを発表したりしました。
この木の果実は未来にあります。私たちの生徒の日本語学習アップはこれから大きく期待されると思います。私たちがここで勉強したことを国に持ち帰って、一人一人が数十人の生徒に私たちの知識と経験を伝えていきます。しかし、これは努力なくしてかなうことではありません。いかにこの経験を伝えていくのか私たちのこれからの課題です。
この51日の研修は日本語の授業だけではなく、ホームステイ、和太鼓、日本の祭り、読み聞かせ、凧作り、ポップカルチャー、学校訪問、地方研修などの文化活動を通じて、わたしたちにとって人生の中で貴重な体験を積んできました。日本にいた間に母語がより好きになったし、日本語も上達できたし、ほかの学校の先生との広いネットワークも作りました。このありがたい研修生活を無事に修了できたのが先生方のお世話なくしてはありえなかったと思います。この二か月毎日私たちの世話をしてくださった先生方に御礼の申しようもありません。
みなさん、どうもありがとうございました。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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