令和元(2019)年度 海外日本語教師日本語研修
1クラス
トナナさん(カキアタ トナナ/KAKIATA TONANA/キリバス/船員訓練センター(MTC))
1クラスをだいひょうして、あらためて、スタッフのみなさん、先生がた、ともだちにかんしゃの きもちを もうしあげます。
1クラスのみなさん、私はやりとげました。
センターにきたとき、きっと だれもが ふあんだったと おもいます。でも、私は 1かげつはんを のりきりました。そしていま、ほんとうのなかまが ここにいます。 日本語は むずかしいです。しかし 私たちは いっしょうけんめい べんきょうしましたから、いまは 日本語が じょうずになったと思います。
けんしゅうでは 日本語だけではなく日本のぶんかや しゅうかんについても まなびました。たとえば、いえに帰るとき「ただいま」といって、いえにいるひとは「おかえりなさい」といいます。私のくにで そのようなあいさつが ありません。ほんとうにたくさん このような せいかつのぶんかについて 学びました。 日本語けんしゅうでは 先生方やスタッフのみなさんが いつも私たちを はげましてくれました。国に帰ったら、研修で学んだことを キリバスの学生に 教えたいです。
どうもありがとうございました。
2クラス
サミラさん(サミラ ホセン ミリ/MILI SAMIRA HOSSAIN/バングラデシュ/三輪日本語学校)
2クラスの研修参加者は10人でした。タイから1人、フィリピンから3人、インドネシアから3人、コートジボワールから1人、ロシアから1人。そして、バングラデシュから私です。とてもなかよくいいクラスでした。
大変短い時間ですが、たくさん勉強をできました。たとえば、はっぴょうのしかた、見える文化と見えない文化。ボランティアさんといっしょに北浦和オリエンテーリングなどいろいろなことをしました。道に迷った時知らない人に聞きました。知らない日本人はとても親切でした。 総合日本語の授業は3人の先生が教えてくれました。高先生と、篠原先生と市岡先生でした。3人の先生の教え方は違うから、いい勉強になりました。これから国へ帰ってから、生徒たちに教えたいと思います。
教えるためにたくさん生教材を集めました。たくさんあるので、全部持って帰ることができません。いちばんいいものをいくつか選んで、他のは新しい研修参加者にあげたいと思います。 そして、文化体験では、東京見学、地方研修、ホームステイ、高校訪問などたくさんいい経験をもらいました。これから経験を生徒たちに伝えたいと思います。
この研修は忘れられません。いい思い出がたくさんできました。本当にありがとうございました。いろいろお世話になりました!
3クラス
ティナイさん(サンダル マリア クリスティーナ/SANDAL MARIA CRISTINA ANGCO/フィリピン/コルドバナショナル高校)
今回日本語研修に参加させていただいて本当にありがとうございました。日本語国際センターのみなさまに心からお礼申しあげます。 私たちは5月15日に研修を受け始めました。始まった時には日本語についてちょっと心配しました。自信がありませんでした。3クラスの中では自分の意見や感想を話す機会がたくさんあったのですが、私はあまり話すことができませんでした。2週間ぐらいは授業が終わってから泣いてしまうこともありました。でも、友達が励ましてくれたおかげで、途中から慣れてきました。 そして、優しい先生方のおかげで研修にだんだん自信をもって参加できるようになって、とうとう最後までがんばることができました。たくさん、いろいろなことを勉強して私たちの日本語のレベルはとてもアップしたと思います。
それと同時に、日本語の勉強だけではなく、「ふろしき」や「日本の詩」や「北浦和オリエンテーリング」や「生活の中の文化」や「日本の地理」や「プロジェクトワーク」などの授業を通して、新しい日本を発見することができました。また、日本の高校訪問によっても日本のことをいろいろ勉強できました。
忘れられないのはホームステイです。日本に家族が出来たような気がしました。いちばん心に残ったのは金沢と京都の旅行でした。すてきな着物を一緒に着たりいろいろ有名なお寺を見たりしただけでなく、研修参加者どうしで見たこと、考えたことをおしゃべりできて、楽しさが二倍三倍になった気持ちがしました。 この1か月半、みなさんととても仲の良い友達になりました。自分の人生の中でも特別な思い出になったと思います。人生で一度だけの特別な出会いでした。これは一期一会です。みなさんのことはいつも心の中にあります。私のことも忘れないでくださいね。
帰国したら、研修中に勉強したことを私たちの学生たちに伝えたいと思います。 みなさん、今まで一緒に過ごして勉強したことは素晴らしい経験でした。心の底からありがとうございました。また、いつか、どこかで、会いましょう。
研修参加者代表
フェリペさん(オセス フェリペ/OSES CARACAS CARLOS FELIPE/コスタリカ/国立ナショナル大学)
私がスピーチをするので、少し泣くリスクが高いと思いますが、がんばります。大冒険の最後の日ですからね。
この研修中、色々な国の人と友達になったり、いっぱい勉強したりして、素晴らしい日々を過ごしました。例えば、ホームステイや高校訪問を経験したり、プロジェクトワークで北浦和の人にインタビューをしたりしました。
苦難もありましたが、個人的な目標も達成できました。みなさん、お疲れ様でした。 研修生の皆さんは国や文化、性格が違いますが、研修を通して、最後はみな家族のように仲良くなりました。1か月半がたって、みんなの個性をよく理解できました。ときどきばかな喧嘩もしましたね。しかし今から考えると、やっぱり子どもみたいでしたね。 この研修のおかげで、研修生はみんなそれぞれの国で、色々な日本語や日本文化の知識を伝えて広めることができます。ですから、みなさん、見える文化だけではなくて、見えない文化・日本人の考え方についても、ぜひ学生と一緒に話し合ってみましょう。 最後に、日本語国際センターのスタッフのみなさん、先生方、ホストファミリーのみなさん、ボランティアのみなさん、温かく受け入れてくださり、心の底から感謝しています。本当にありがとうございました。
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