令和4(2022)年度海外日本語教師日本語研修

研修参加者の声

(修了式のご本人による日本語のスピーチから一部を抜粋しました。)

紙切りワークショップでの集合写真
紙切りワークショップ

1クラス
ファンニさん(ファンニ アルムナワロー ファトナー/VANNI ALMUNAWAROH FATONAH/インドネシア/イメルダ中学校)

ファンニさんの写真

私は1クラスの「ファンニ アルムナワロー ファトナー」と申します。インドネシアから来ました。

今回は、日本語研修に参加させていただいて、日本語国際センターの皆様に心から感謝しています。1クラスの研修参加者は7人います。ラオス、メキシコ、マダガスカル、フィリピン、スリランカから1人、インドネシアから私を含め2人います。いろいろな外国人がいますから、おもしろいクラスになりました。

それから、研修の前に、日本語が難しいと思っていました。でも、先生たちの教え方はおもしろくて、分かりやすくて、日本語を使う自信もついて、だんだんうまくなりました。短い時間ですが、たくさんのことを学びました。たとえば、見える文化や見えない文化や日本語の授業などを習いました。これは大切な経験なので、ずっと覚えていきます。日本語国際センターで勉強するのはとても幸せでした。センターでいろいろな国からきたやさしい人たちと会いました。友達になりました。この研修のおかげで日本語がじょうずになりました。

そして日本の文化がおもしろかったです。紙切と和太鼓と風呂敷と書道をまなびました。たくさんすてきなことをもらいました。国に戻って学生にぜひ教えたいです。

最後に、研修に参加して体験したことを国にいる学生たちにいっしょうけんめい教えてあげたいです。ですから、私はずっと日本語の勉強をつづけます。みなさん、今まで本当にお世話になりました。また、いつか、どこかで、会いましょう。 どうもありがとうございました。


2クラス
ジョエルさん(テハダ メリャジョエル アーサー/TEJADA MELLA JHOEL ARTURO/ドミニカ共和国/日本ドミニカ文化センター)

ジョエルさんの写真

2クラスのジョエルです。

2022年海外日本語教師日本語研修は特殊でした。コロナウイルスのせいで研修は2回取り消しになりました。今回はやっと日本に来ることができて、夢がかないました。6週間皆さんとセンターに泊まったので皆と家族になりました。

授業の中で技能別日本語や、総合日本語や、日本社会と文化などよく学びました。

2クラスのメンバーは、お互いを気遣い、チームとして働き、一緒に勉強したのは素晴らしい経験でした。毎日先生方とボランティアの方とセンターのスタッフの皆様は笑顔で教えたり、手伝ったり、アドバイスをしてくれて心から感謝いたします。これから、生徒のために研修で教えてもらったことを授業で"面白く教えること"を楽しみにしています。日本で日本の生活を自分の体で感じました。観光しながら、色々な日本人と出会えたので会話がよくできるようになりました。それから、今、私たちは自信を得ました。

一番大切なものは、皆違いますが本当は同じだと思います。日本文化と異文化は日本語で一つになりました。ですから、大好きになった友達のことはきっと忘れられないです。いつかもう一度いっしょに日本で勉強できるように。。。頑張ればできると思います。

センターの皆様、たいへんお世話になりました。どうもありがとうございました!


3クラス
シラさん(トゥラダル シラ/TULADHAR SILA/ネパール/ネパール日本セワセンター)

シラさんの写真

私は、3クラスのトゥラダル シラと申します。はじめに、日本語国際センターのみなさま、先生方、スタッフ、食堂員のみなさんに心から感謝申しあげます。私はネパール日本セワセンターで高校生や大学生に日本語を教えていますが、日本に来るのも、教師研修に参加したのも初めてです。このすばらしい経験をさせてくださった皆さんに、心から感謝いたします。

3クラスには、様々な国からいらっしゃった先生方が11人います。インドネシアから4人、ネパールとタイから2人、そしてインドとベトナムとメキシコから1人です。国によって言語は違いますが、みんな親切で優しく、まじめで、すぐに仲良くなる事が出来ました。クラスメートのみなさん、本当にありがとうございました。

クラスでは、様々な学習活動がありましたが、そのすべてが面白くて、毎日とてもワクワクしました。特に3クラスの総合日本語を担当してくださった先生方のおかげで、毎日クラスは大盛りあがりでした。

私はこの研修からいろいろな事を学びました。学んだ事の中で印象に残っているのは、日本語でのアイスブレイク、音読、シャドーイング、ストラテジー、それから見える文化と見えない文化を深く考えたこと、書道の教え方、風呂敷です。そして、伝統的な文化では、太鼓、紙切り、ちぎり絵の体験や抹茶を飲んだことも、いい思い出になりました。さらに、ボランティアさんと様々な国の先生方と交流したりしたことも、大変良かったです。みなさんのおかげで、地方研修のための情報を集めたり、プロジェクトワークについて調べたりする事も簡単に出来ました。それから、日本の家族と一日の生活の話をしたり、高校生と学校の生活や教育、部活動について詳しく話したのも印象に残っています。

私はこの研修を通して、日本語のレベルをアップするのには、自分の国で本を読むだけでは足りないと感じました。やはり日本に来て、実際に勉強すれば、日本語と日本文化を一緒に学べ、よりはやく、スムーズに学習できると実感しました。またこのような機会があったら、ぜひ参加したいです。

この6週間の日本語研修のおかげで、先生方が教えている方法を実際に見て、私もやってみたいと思いました。これからネパールに帰って、同じように生徒たちに楽しく教えたいと思います。

色々お世話になりました。どうもありがとうございました。


4クラス
アントニオさん(メスキッタ ネット アントニオ/MESQUITA NETO ANTONIO/ブラジル/ゴイアス日本語モデル校)

アントニオさんの写真

ブラジルのアントニオと申します。日本語研修に参加させていただき、6週間、内容の深い素晴らしい研修を受けることができ、心より感謝申し上げます。

今回の研修には19か国から40人の日本語教師が参加し、日本語能力と日本文化の理解を深めるため、このセンターで6週間研修を受けながら日本で生活しました。私は初めて日本に来ました。私自身、日本語教師として、この経験が将来忘れられない貴重なものになると思います。私以外にもこの研修プログラムのおかげで初めて日本に来られた日本語教師もいます。この研修に参加して、40人とも、特に初めて日本に来た人の日本のイメージがきっと変わったと思います。

研修では、総合日本語、技能別日本語、日本文化の授業の中でコミュニケーションに役立つストラテジーや、便利な教材や、日本の生活と文化など、色々教えていただき、大変勉強になりました。4クラスではたくさんのセンターの先生にご指導いただきました。その先生方全員に感謝申し上げます。特に4クラス担任の先生、大変お世話になりました。4クラスのことをいつも優しくご指導いただき、誠にありがとうございました。 色々な授業がありましたが、この研修で私の一番印象に残った経験を皆様と共有したいと思います。所沢高校の生徒と交流して、日本の高校生がどんな生活を送っているかよく分かりました。地方研修では金沢に行って立派なお城を見学したり、茶道の体験もできました。また、総合日本語の授業でセンターのスタッフにインタビューをしました。副所長とお話をさせていただき、私のマンガへのイメージはずいぶん変わりました。そして、発見アルバムやプロジェクトワークなどのセンターの活動で日本の生活の文化をより深く理解することができました。

今回40人の研修参加者と交流でき、色々な国の文化も知ることができ、日本語の教え方も勉強になりました。4クラスの皆さんにもお礼したいです。4クラスのみなさん、この6週間楽しく一緒に勉強させていただき、ありがとうございました。

最後にこの研修のために支援や協力をして下さった方々に心からお礼申し上げます。所長始めセンターのスタッフの皆さま方、事務所の皆様、講師の皆様方、食堂の皆様、警備と管理の皆様、掃除の皆様、皆様のご協力がなかったら、この研修を続けることができませんでした。この6週間本当にありがとうございました。

研修参加者の皆さん、いよいよ明日が帰国となりましたね。研修中、皆さんと仲良くなったので、寂しい気持ちでいっぱいです。しかし、それぞれの国に帰って、各学校でこのセンターで学んだことを共有して、世界中に日本語と日本文化を普及するために頑張りましょう。 どうもありがとうございました。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)