令和4(2022)年度特定技能制度による来日希望者のための日本語教授法 訪日研修(第1回)
研修参加者の声(修了式のご本人による日本語のスピーチを一部編集しました。)
ヤニさん(マデ ヤニ アンガラワティ/MADE YANI ANGGARAWATI/インドネシア/バリ日本語教育学院)
皆さん、こんにちは。
インドネシアのヤニです。
24名の研修生の代表として、一言お話ししたいと思います。
9月6日の授業オリエンテーションのとき、初めて先生に会って、先生はこうおっしゃいました。「今日は皆さんに実際に会えて、涙が出そうなほど感動しました」。私は実はその時、「へー」と思いました。今まで教えている中で、仲がいい生徒はたくさんいますが、まだ会ったことのない生徒に初めて会ったときは、とくに何も感じません。仲がいい生徒がいよいよ日本に出発するときは、ちょっとだけさみしくなりますが、それほどではありません。
10月6日の今日、ちょうどあのときから1か月後、涙が出そうなほど感動したという先生のおっしゃった言葉が納得できました。「日本語教授法」と「日本の社会と文化」という二つの科目の「この研修」を準備するのに、どれだけ時間がかかったか。先生方とスタッフの方は私たちにすごく丁寧に教えてくださり、充実した生活ができるようにサポートしてくださいました。どれだけ私たちのことを考えているのか。研修のはじめに、教師としての目標を立てることから、最後の帰国後の計画まで、少しずつ丁寧に指導するために、どれだけ会議を開いたり、相談したりしたのだろうと思います。この素晴らしい研修を丁寧に準備して、やっと研修生に会ったときは、きっと涙が出そうなほど、感動しましたね。私たち研修を受けた人にとっても、もうワンワン泣きたいほど感動しました。 昨日の「研修のまとめ」では、いろいろな気づいたこと、学んだことを話し合いました。自分が気づいたことはもちろん多いですが、他の皆さんの気づいたこと・学んだことを聞いて、ここで、本当に価値観・人生が変わるほどたくさんのことを学んだなあと感じました。ここで学んだことをすべて今ここで話すと、修了式が夕方まで終わらないかもしれませんが、これからそれを自分の学校の教師たちにも伝えて、授業に生かしていきたいと思います。
この研修でお世話になった先生方とスタッフの方々に、何も返すことができませんが、最高の研修に参加させていただき、心から感謝を申し上げます。
最後に、ここに来て、皆さんに出会えて、本当に良かったです。これから帰国したら、一生二度と会えないのかもしれません。ですが、せっかくの出会いなので、SNSなどで繋がってこの縁を守っていきましょう。近い将来には、外国へ行くのに、今のように難しくなくなるのかもしれません。その時に、皆さんにもう一度会える機会があったら、一緒にお食事でもしましょうか。
私からは以上です。これからもよろしくお願いいたします。
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