令和5(2023)年度海外日本語教師オンライン研修(文字の教え方・学習を評価する)

研修参加者の声

  1. 1. 文字の教え方
  2. 2. 学習を評価する

1. 文字の教え方

ギャーさん(ドウ フウ ギャー/DO HUU NGHIA/ベトナム/ホーチミン市工科大学)

ギャーさんの写真 みなさん 、こんにちは! ベトナム国家大学・ホーチミン市工科大学の Do Huu Nghia (ドウ フウ ギャー)と申します。 私は国家大学ホーチミン市人文社会科学大学で4年間日本語を勉強しました。私の専門は日本語教育でした。子どものころから、日本の文化が好きで、日本語に興味を持っていました。しかし、大学1年生のときに、私はひらがなとカタカナを勉強しましたが、全然覚えられませんでした。それで、私は日本語学習を諦めたいと思ってしまいました。毎日が辛いと感じていました。このように嫌なことばかり思い出すのはなぜでしょうか。これは自分が我慢してつまらない方法でかなを勉強していたからだと思います。 日本語学習者が増加しているため、文字から勉強する初等学習者の数も増加しています。日本語の文字は、3つあります。「ひらがな」「カタカナ」「漢字」です。外国人にとって「漢字」が最も難しいと言われていますが、「ひらがな」と「カタカナ」も覚えるのは楽じゃありません。また、個人的には、日本語を教える上でひらがなやカタカナから教えることは基本的なことだと思います。しかし、適切な授業計画や指導方法が準備できていないと、生徒に伝えることはできません。そのため、国際交流基金の研修でかなのさまざまな疑問を解決したいと思いました。 この研修で日本語の文字の種類と使い分けやかなの教え方を面白く勉強できました。先生のおかげで、連想法や歌を使った教え方などを知り、授業に取り入れるようになりました。この方法は面白いので、学生は楽しく勉強できます。私はこれからもこの研修で学んだことを授業に取り入れて職場に貢献していきたいと考えています。 先生や皆さんのサポートのおかげで無事に研修を修了できました。お力添えをいただき感謝しております。

ウィンさん(グエン ティ ド ウィン/NGUYEN THI DO QUYEN/ベトナム/練成教育株式会社)

ウィンさんの写真 私は、『まるごと』を使って授業を行っています。『まるごと 日本のことばと文化 入門(A1)』の内容に沿って、最初は文字を教えていますが、ひらがなとカタカナをしっかり覚えないと、次の『まるごと』の教科書に進めません。そこで、生徒たちにより楽しくしっかり文字を学習してもらうために、文字の教え方についてのオンライン研修に参加出来ればと思っていました。 研修に参加して「文字の教え方」について大切だと思った点が3つありました。それは、文字を使う活動と能力、日本語の文字の種類と使い方、かなの「読み」と「書き」の教え方に関することです。研修を受けて、そのような知識をしっかり身につけることができ、とても嬉しかったです。次に、初めて体験した「事前学習→ライブ授業→ふりかえり」という学習の流れは、少し緊張したけど、とても楽しむことができました。なぜなら、「JFにほんごeラーニング みなと」で事前学習の学習状況が確認できたり、ライブ授業で先生たちやほかの参加者と意見交換したり、新しいことに気づいたりしたからです。また、オンライン研修で、Slackと「JFにほんごeラーニング みなと」のどちらも使用させていただけたため、いつでもどこでも勉強できてよかったです。 最後に、私は、オンライン研修に取り組んで学んだことをこれから活かしたいと思っています。生徒たちにとってよりよい文字の授業を行い、そして、その内容を同僚と共有し、意見交換ができるものと期待しています。

2. 学習を評価する

ギャーさん(ドウ フウ ギャー/DO HUU NGHIA/ベトナム/ホーチミン市工科大学)

ギャーさんの写真 皆さん、こんにちは! 私はベトナムのドウ・フウ・ギャーと申します。ホーチミン市で日本語教師として日本語を教えています。 今回の学習に参加させていただきまして、とてもよかったと思っています。なぜかというと、自分自身さまざまな専門知識を勉強できるようになりました。国際交流基金日本語国際センターの先生たちのおかげで、日本語学習を評価することを振り返って自分が分からないところまで納得できます。 それに、世界中の友達と色んな意見を交換して、1か月ほど一緒に評価について考えて、たくさん相談しました。皆さんの意見を通して、仕事のモチベーションが上がり、 仕事上のコミュニケーションがだんだん上手になるように毎日一生懸命頑張っていました。また、「オンライン・学習を評価する」の研修中、新しいことにも気がつきました。 例えば、まだ日本語力が高くない学生に新しい内容を教える時、新しい教え方を考えるだけではなく、評価についてもよく考えなければならない、ということです。日本語国際センターのオンライン研修は、日本語の専門に関する自己成長を促すとともに、自発的に仕事に取り組んで、他の同僚にも良い影響を与える力があると思います。 そして、今回の研修に参加して、学習を評価する到達度テストや言語知識のテストや読解力の評価やポートフォリオなど新しく学んで責任を持った行動をすることができます。 最後に、私はこれから自らの意思で修練を積んで成長を目指します。職場に勉強したことを提供し、改善策の立案を進めたいと思っています。特に、ポートフォリオを作成したことがありませんので、積極的に新しい計画を立てて、この方法を運用してみます。 先生と、研修参加者の皆さんと一緒に1か月ほど勉強して、楽しかったです。本当にありがとうございました。

ビビアンさん(ビビアン リー/VIVIAN LY/オーストラリア/Davis Creek Primary School

ビビアンさんの写真 教師にとって評価というのは成績をつける事で、学習中にいつでも生徒の力を測れるので、生徒の成長記録になります。集まった情報は教え方やコースの効果も評価し、生徒のレベルによって教え方や評価方法を変えることが出来ると思います。評価するのは大事でよく会議中に同僚と話し合ってきました。 言語を問わず、評価する力は大体同じと思います。話す・聞く・読む・書く・語彙・文法など言語知識を測る事が多いです。2022年に初めて小学校で日本語を教え始めました。(前にずっと中高生に英語を教えました。)生徒の年齢や欠席や授業の時間不足のせいで、中高生のように評価できませんでした。授業中に、この子達をどのように評価するべきかと考えた時に「学習を評価する」という海外日本語教師のためオンラインコースのメールを読みました。オンラインで勉強しながらスキルアップができるし、世界の教師と経験を話せるのでコースに申し込んでみました。 オンライン授業だったのでとても便利で、スラックというアプリ、論文とオンデマンド教材(ビデオ)を使用しました。仕事はどんなに忙しくなっても、自分のペースで勉強できてよかったと思いました。このコースで色々なことを学びました。例えば:評価の種類、良いテストを作るための観点と日本語の力を測る時に注意するべきポイントです。一番印象に残っているところは、参加者の皆さんは各国(イタリア、スリランカ、ベトナム、中国、インドネシア、オーストラリア)に住んでいるけど、評価についての感想や意見と悩みは似ていたと思いました。評価をめぐって話し合って楽しかったと思いました。 コースが終わって、日本語と言語以外の教師に役に立てる情報を共有したら、同僚達が「おもしろいですね!今まで考えたことがありませんでした!」と返事しました。これからの目標は何を評価するのかをよく考え、色んな観点と注意するべきポイントを考えて適当なテストか評価をすることです。もう一つは以前作ったテストと評価を振り返って、見直すことがあるかを探して改善するつもりです。 コースは短かったけど 、大変勉強になりました。この機会はとてもありがたいです。次回、チャンスがあれば、また国際交流基金・日本語国際センターで勉強したいです。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)