令和5(2023)年度特定技能制度による来日希望者のための日本語教授法 訪日研修(第1回)

研修参加者の声(修了式のご本人による日本語のスピーチを一部編集しました)

アリーさん(タローンシーサクン アリー/THALOENGSRISAKUL AREE/タイ/JYT Projects Recruitment Co.,Ltd.)

アリーさんの写真 タイから参りました。アリーと申します。本日、皆さんを代表して、スピーチをする機会を得ることができて、とてもうれしいです。 初めてこのセンターに来た時、この研修で友達がうまくできるかな、私の下手な日本語を皆が分かってくれるかな、日本での生活は大丈夫かなと、とても不安でした。また、特に悩んだのは研修のことでした。私は正式に『いろどり 生活の日本語』(TOP | いろどり 生活の日本語 (jpf.go.jp))を使ったことがありません。センターには怖い先生がいるかなと、心配しました。でも、それぞれの国から来た友達は、お互いに理解し合って、言葉の壁を乗り越えました。授業の面だけでなく、カラオケ・卓球・買い物・長瀞見学など、さまざまなことを一緒にやり、お互いの国の文化を勉強して、今はすっかり仲良くなりました。また、先生方のことも心配はいりませんでした。 この研修を担当してくださった先生方、いつもやさしくご指導していただき、本当にありがとうございました。課題遂行・スキーマの活性化・場面設定や確認・見える文化・見えない文化・SLA(第二言語習得/Second Language Acquisition)など はまだうまく使えませんが、これから国に帰って、是非実践したいです。そして、「魔法の言葉」や、ストラテジーを使ったコミュニケーションを中心とした日本語の授業も印象にのこっているでやんす(※)!「ピンポンパンポン 」で始まったメンタル・ヘルスの授業はとても参考になりました 。職員のみなさん、いろいろ助けていただいて、ありがとうございます。いつもご迷惑をおかけして、本当にすみませんでした。 そして、この1か月をともに学んだ研修参加者の皆さん。みなさんに言いたいことがあります。この研修で皆さんと出会ったことは偶然ではないと思います。ここで会ったことを大事にして、これからも一緒に教師として成長しつづけましょう。そして、これからも皆さんに幸せと、健康な毎日、素敵な未来が訪れますよう、お祈り申し上げます。 最後に、研修参加者の皆さん、先生方、そしてサポートしてくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。より良い先生になるために、もっと努力します!じゃ、皆さん!「ありがとうございました!!!」またお会いできる日まで。 注:「~でやんす」というのは、JFの開発教材「ひきだすにほんごActivate Your Japanese!」に登場するキャラクターやんすの話し方を模したもの。


アンガさん(スティヨ アンガ プラコソ/SETYO ANGGA PRAKOSO/インドネシア/株式会社オリオン・ハルモニ・マンダラ)

アンガさんの写真 インドネシアから参りました「アンガ」と申します。研修参加者を代表して一言ご挨拶いたします。 まず最初に、研修参加者の皆さん、私たちはこの1か月本当によく頑張りましたね!本日、皆さんといっしょにこの研修プログラムを終えることができ、非常に嬉しく思います。 私たちは将来日本で働く人たちのために、特定技能の分野で必要な日本語の知識やスキルを勉強しました。先生方の専門知識と熱心な指導のおかげで、私たちは大きく成長しました。先生方のご指導に心より感謝申し上げます。 この研修で得たものはたくさんあります。日本語教授法だけでなく、考え方、習慣、文化の独自性、それらすべてがひとつにまとめられ、違った視点から物事を見ることを思い出させてくれました。 この広い世界には知らないことが山ほどあることに気づきました。そのため、諦めずに、もっと勉強しないといけません。 これまで与えられた人生に感謝し、これからも学び続けたいと思います。 研修プログラムは終了しましたが、これは新たな始まりでもあります。私たちは今回の研修を通じて学習者たちの為、この研修で得た知識とスキルを活かしていきたいと思います。 最後に、国際交流基金(JF)の皆様、研修に一緒に参加した皆さんのサポートのおかげで今日は特別な日になりました。私はこの思い出を一生忘れません。

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