令和6(2024)年度海外日本語教師教授法総合研修(秋期)

研修参加者の声

修了式での、ご本人による日本語のスピーチを一部編集しました。

1クラス(研修参加者の所属先:一般教育機関)

ソフィさん(アジェンディス ロドリゲス ソフィア ノエミ/(AYERDIS RODRIGUEZ SOFIA NOHEMI/ニカラグア/中米学校)

ソフィさんの写真

みなさん、こんにちは!ニカラグアから来たソフィです。
この6週間はあっという間でしたね。どうだったでしょうか。

実は日本に来る前に、「どんな先生と出会えるのかな」「今回の研修はうまくいくかな」という不安な気持ちでいっぱいでした。ですが、日本語国際センターに20か国から来た素晴らしい先生が集まって、短期間でつながり、食堂やホールで話しながら、仲良くなったと思います。
特に1クラスの8か国からの先生と交流できて、自分のことを深めて、帰国してから、これをみんなに伝えたいと思っています。
もちろん、家族と離れて、悲しい気持ちやがっかりする気持ちがあったかもしれませんが、帰国後はちゃんとこの6週間でさまざまな学んだことを思い出してください。

授業以外では、日本文化体験をさせていただいて、例えば三味線、生け花、風呂敷など、さらにみんなで笑ったり、泣いたりして、そのおかげで、たくさん思い出ができたでしょう。 みんなと過ごした6週間は楽しい思い出ばかりで、本当にありがとうございました。お互いのことをもっとよく知りました。帰国したら、みんなと会える機会は少なくなるかもしれませんが、私たちは強い絆で結ばれています。ですから、どこかでまた逢いましょう。

最後になりましたが、日本語国際センターの方々をはじめ、私たちの授業を担当してくれた先生方、短期間でしたが、ありがとうございました。素晴らしい経験になりました。
今回の研修で学んだことを忘れず、自分たちの国に帰ってからも、もっとうまく日本語を教えられるように一生懸命頑張ります。ありがとうございました。

2クラス(研修参加者の所属先:中等教育機関)

ゾロ―さん(ルハグワジャワ ゾルジャルガル/LKHAGVAJAV ZOLJARGAL/モンゴル/科学技術大学エルデネット校)

ゾロ―さんの写真

皆様、こんにちは。私はモンゴルのゾローです。
2クラスを代表してスピーチをいたします。
最初に、所長をはじめ、講師の方々、事務スタッフの方々、国際交流基金の全ての方々に、又、さまざまな国からいらっしゃった先生方に感謝の気持ちを伝えさせていただきます。誠にありがとうございました。

私たち2クラスは11人です。いつも応援してくれた素敵な担任の先生、楽しいRさん*、何でも心から考えるDさん、明るいNさん、前向きなSさん、真面目なHさん、しっかりしたLさん、優しいAさんというメンバーです。
私たちは昨日初めて会ったようにあっという間に感じますが、もう6週間が過ぎました。この時間の中で、私たちは授業のほかに個別研修をしたり、文化プロジェクトを実施するために3つのチームに分かれて別々に行動したりしましたが、お互いにいつも支え合いながら進んでいました。教室でいつも笑いながらお互いに学び合った時間、雨の中、一緒に北浦和公園で運動したことなどは、私たちにとって学生に戻ったような素晴らしい思い出として残るでしょう。クラスの皆様にも心より感謝しております。

三味線、風呂敷、生け花などと言った文化体験プログラムをはじめ、学習者に考えさせる必要性を教えてくれた「異文化理解」や『まるごと』の授業、教師としての私たちの経験を上達させるための「音声」・「文字・語彙」・「読解」・「会話」・「作文」などの授業、人間関係や異文化についての大切さを考えさせてくれた「文化プロジェクト」、教師としての自分を振り返ることができた「教師としての私」など大変勉強になりました。

最後に先生方の授業を通じて、私たちは今まで自分たちの国で教えてきた教授法をさらに強化し、新たに学んだ知識を今後の授業活動に生かしていく自信を持つことができました。この日々の経験を通して、私たち2クラスだけでなく、ここにいる34名の先生方もみんなで共に学んできたすべての知識を世界中で活かしていくだろうと思います。
日本語のおかげで世界中から集まった「にほんご人」の皆様に出会い、協働で多くのことを学ぶことができたことも素晴らしいことでした。センターに来ることができて本当によかったです。心から感謝しています。ありがとうございました。

*スピーチでは研修参加者の個人名が挙げられていましたが、イニシャル表記に変更しています。

3クラス(研修参加者の所属先:高等教育機関)

マウリシオさん(クルス シスネロス マウリシオ/CRUZ CISNEROS MAURICIO/メキシコ/タバスコ州フアレス自治大学)

マウリシオさんの写真

日本語国際センターの所長、スタッフ、教授法の先生方、また研修参加者のみなさま、メキシコからまいりましたマウリシオです。
本日、3クラスの代表者として修了式のあいさつをさせていただき、光栄に思っております。

私たちは、先月来日してから今6週間の研修で、あっという間に帰る時間になってしまいました。でもその間に、一緒に同じ教室で勉強したりいろいろな悩みや課題に取り組んだりして、このセンターで新しい日々を過ごし始めました。授業、休み、食事のときでもだんだんお互いを知るようになり、笑ったり泣いたりすることもありました。研修参加者の文化、教え方、活動アイデアを共有することができ、貴重な体験だったと思っております。

この研修で感じられたことを一言で表すと、「つながり」です。国々へ帰り、生徒に楽しい授業で日本語を教える「つながり」です。心をこめて相互の文化理解を伝える「つながり」です。これから遠くても研修参加者のみんなでネットワークを作る「つながり」です。授業で困っていることをお互いに話し合い、協力して解決する「つながり」です。

最後になりますが、この6週間の研修、私たちを指導してくださった先生方や研修に関わった関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思っております。貴重な知識、体験を得る機会のみならず、日本語教育事情、交流について学ぶことができ素晴らしかったです。
皆様のおかげで、私たちは楽しい研修生活を送ることができました。心より感謝を申し上げます。皆様、まことにありがとうございました。本当に心から感謝いたします。

お問い合わせ

国際交流基金(JF)日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)