藤長 かおる(ふじなが かおる)FUJINAGA Kaoru

学歴

筑波大学地域研究研究科国際学修士


おもな教授歴

1988~1991年
マレーシアマラヤ大学予備教育部講師
1991~1992年
国際交流基金日本語国際センター専任講師
1992~1994年
オーストラリアクイーンズランド州教育省日本語教育アドバイザー
1994~2001年
国際交流基金日本語国際センター専任講師
2001~2004年
国際交流基金ジャカルタ日本文化センター主任講師
2004~2011年
国際交流基金日本語国際センター専任講師
2011~2013年
国際交流基金マレーシア日本文化センター主任講師
2013年~現在
国際交流基金日本語国際センター専任講師

所属学会など

日本語教育学会、OPI研究会


執筆論文、著書、発表など

  • 「コミュニケーション・ストラテジーを意識化させるために−外交官日本語研修における「実用練習」を振り返って−」(1993)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第3号
  • 「マレーシアのこども達をめぐって」(1995)『幼児の教育』第94巻第9号
  • 「オーストラリアの初等・中等教育における日本語教育−クイーンズランド州における経験から−」(1995)『世界の日本語教育 日本語教育事情報告編』第2号 (共著)
  • 「クイーンズランド州ブリスベンメトロポリタン地域における日本語教師再教育プログラム−運用力向上のために−」(1995)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第5号
  • 「初中級日本語学習者のコミュニケーション能力についての一考察−話し手としてのコミュニケーション・ストラテジーの観察−」(1996)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第6号
  • 「中等教育におけるアクティビティ中心の教室活動を考える−オーストラリアのセカンダリースクールでの実践報告」(1997)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第7号
  • 「韓国の高校日本語教師の教室活動に関する意識−大韓民国高等学校日本語教師研修参加者に対するアンケート調査報告−」(1998)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第8号(共著)
  • 「韓国の高校日本語教師の教授スタイル調査」(1999)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第9号 (共著)
  • 「多国籍教師研修における教授法のコースデザイン」(2001)『国際交流基金日本語国際センター紀要』第11号
  • 「高校教師対象の研修コース」(2005)『新版日本語教育事典』大修館書店
  • 「インドネシアの高校日本語教師の成長を支援する教師研修プログラム」(2006)『国際交流基金日本語教育紀要』第2号 (共著)
  • 「現地研修と訪日研修の連携—インドネシアの中等教育日本語教師研修のコースデザイン—」(2007)『国際交流基金日本語教育紀要』第3号 (共著)
  • 「インドネシアの中等教育向け日本語教材プロジェクト」(2007)『国際交流基金日本語教育紀要』第3号(共著)
  • 国際交流基金レポート18「非母語話者日本語教師の実践研究支援のためのアカデミック・スキルの養成−日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)における実践−」(2011)『日本語学』 30(6)(共著)
  • 「JF日本語教育スタンダードを利用した「教師向け日本語講座」改善の試み」(2013)『国際交流基金日本語教育紀要』第9号(共著)
  • 「B1レベルの対話能力養成のためのストラテジー指導―『まるごと 中級(B1)』の開発をめぐってー」(2015)『ヨーロッパ日本語教育』2015ヨーロッパ日本語教育シンポジウム報告・発表論文集(共著)

口頭発表・ポスター発表・パネルセッション

  • 「インドネシアの中等教育事情」(2006)国際交流基金日本語国際センター調査研究部会主催『第11回海外日本語教育研究会:中高生日本語学習者に伝える日本文化とは−韓国、中国、インドネシアの事例と日本語国際センターの取り組み−』(口頭発表)
  • 「フィリピンの高校生のたちのためのリソース型教材の開発」2010年世界日本語教育大会(ポスター発表、共同)
  • 「学習過程を支援するための教師対象日本語コースの試み—JF日本語教育スタンダードを利用して—」2012年日本語教育国際研究大会(名古屋)(ポスター発表、共同)
  • 「アジアの中等教育における日本語教育の現状と展望—韓国,中国,タイ,フィリピン, マレーシアの事例をめぐって—」2012年日本語教育国際研究大会(名古屋)(パネルセッション、共同)
  • 「相互理解につながるコースとは?—成人向け会話入門コースの試み—」(2012)第9回マレーシア日本語教育研究発表会(ポスター発表、共同)
  • 「自立的な言語使用者を育てるための中級レベル教材とは?-JF日本語教育スタンダード準拠『まるごと日本のことばと文化』中級の試み-」(2014)2014年日本語教育国際研究大会(シドニー)(ポスター発表、共同)
  • 「B1レベルの対話能力養成のためのストラテジー指導-『まるごと 中級(B1)』の開発をめぐって-」2015ヨーロッパ日本語教育シンポジウム(口頭発表、共同)
  • 『まるごと 日本のことばと文化』中級1(B1)出版!(2016)『日本語教育通信ニュース』2016年10月31日発行
  • 「課題遂行型の学習デザインは、日本語学習をどう変えるか?-『まるごと中級(B1)』の開発と試用から-」(2016)2016年日本語教育国際研究大会(パネルセッション、共同)

教材開発

  • PELAJARAN BAHASA JEPANG UNTUK SEKOLAH MENENGAH UMUM  Buku Pegangan Siswa Disusun Berdasarkan Kurikulum 1994:1994年カリキュラム準拠 インドネシア普通高校日本語学習書 生徒用教材』(2002)国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、国家教育省語学教員研修所
  • BUKU AJAR BAHASA JEPANG SEKOLAH MENENGAH JEJURUAN 1,2:インドネシアへようこそ 1,2』(2005)ジャカルタ日本文化センター、国家教育省初等中等総局専門中等教育局(共著)
  • PELAJARAN BAHASA JEPANG UNTUK SEKOLAH MENENGAH UMUM  Buku Pegangan Siswa Disusun Berdasarkan Kurikulum 1994:『1994年カリキュラム準拠 インドネシア普通高校日本語学習書 生徒用教材』(2002)国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、国家教育省語学教員研修所
  • SEKENARIO PELAJARAN BUKU PELAJARAN BAHASA JEPANG 2 EDISI UJICOBA:にほんご2教師用指導書(試用版)』(2006 )国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、国家教育省初等中等総局普通中等教育局
  • SEKENARIO PELAJARAN BUKU PELAJARAN BAHASA JEPANG 2:にほんご1教師用指導書』(2007)国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、国家教育省初等中等総局普通中等教育局(共著)
  • BUKU PELAJARAN BAHASA JEPANG 2 EDISI UJICOBA:にほんご2試用版』(2006 )国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、国家教育省初等中等総局普通中等教育局(共著)
  • BUKU PELAJARAN BAHASA JEPANG 1:にほんご1』(2007)国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、国家教育省初等中等総局普通中等教育局(共著)
  • 『まるごと 日本のことばと文化 中級1 B1』(2016)国際交流基金日本語国際センター(共著)

ひとこと

海外のさまざまな教育現場で日本語教育に携わっている先生方とお会いすることができるのが、このセンターの仕事の醍醐味です。私自身もこれまで、マレーシア、オーストラリア、インドネシアなどに派遣され、海外の現場から日本語教育を見つめ直す機会を得ることができました。これからも、世界各国の仲間と共に、日本語教育の発展に微力ながらかかわっていきたいと思っています。