来嶋 洋美(きじま ひろみ)KIJIMA Hiromi

学歴

1988年
国際基督教大学大学院教育学研究科教育方法学専攻視聴覚教育専修博士後期課程中退(教育学修士)

おもな教授歴

1985年
国立国語研究所日本語教育長期専門研修(第9期)
1987年~1989年
国際基督教大学語学科非常勤講師
1991年~現在
国際交流基金日本語国際センター専任講師
1989年~1991年
シンガポール教育省語学センター(中等教育レベルの学習者に対する日本語指導)(国際交流基金派遣)
1995年~1997年
マレーシアマラヤ大学予備教育課程(日本の大学への留学準備としての日本語指導)(国際交流基金派遣)
2005年~2008年
イギリス 国際交流基金ロンドン事務所日本語センター(チーフアドバイザーとしての日本語教育支援業務、および中等教育向け日本語リソース「力 -CHIKARA-」開発プロジェクトの企画・実施)
2010年~2015年
JF日本語教育スタンダード準拠教材『まるごと日本のことばと文化』(入門、初級1・2、初中級)開発チームリーダー

所属学会など

日本語教育学会、日本教育工学会、小出記念日本語教育研究会


執筆論文、発表など

執筆論文

  • 「外国語教師の継続的職能開発(CPD)の枠組み」(2021)日本語教育179号pp.93~108
  • 「英国の中等教育における日本語教育に求められる教材提供と教師研修」(2016)教育工学選書Ⅱ第15巻『職業人教育と教育工学』第7章「日本語教師養成と教育工学」(7.3.2)日本教育工学会監修、中山実・鈴木克明編著
  • 「『まるごと 日本のことばと文化』における海外の日本語教育のための試み」(2014)国際交流基金日本語教育紀要第10号(連名*)
  • 「教科書作成におけるコミュニケーション言語能力を養成するための方策『まるごと 日本のことばと文化 理解編』の場合」(2012)日本語教育国際研究大会(ポスター発表)
  • 「Can-do中心の新しい日本語教科書『まるごと 日本のことばと文化 活動編』」(2012)日本語教育国際研究大会(ポスター発表 連名*)
  • 「JF日本語教育スタンダード準拠コースブックの開発」(2012)国際交流基金日本語教育紀要第8号(連名*)
  • 「「日本の生活と文化」をトピックにした中等教育向け読解教材の開発-英国中等教育向け日本語リソース『読む力-CHIKARA for READING-』の場合-」(2010)国際交流基金日本語教育紀要第6号
  • 「英国中等教育向け日本語リソース『力-CHIKARA-』を使った日本語教師研修会の実践」(2009)国際交流基金日本語教育紀要第5号(連名*)
  • 「正しく使える日本語力の養成を目指した授業設計におけるICT教材の位置づけ―英国中等教育向け日本語リソース『力-CHIKARA-』の場合―」(2009)日本教育工学会研究報告集JSET-1「ICTの教育活用と授業設計/一般」(連名*)
  • 「中等教育における日本語教育を支援するトピック別リソース ―英国の日本語リソース「力-CHIKARA-」の内容・構成―」(2008)日本語教育学会秋季大会(ポスター発表 連名*)
  • 「英国中等教育向け日本語リソース開発プロジェクト」(2008)国際交流基金日本語教育紀要第4号(連名*)
  • 「試験シラバスから教材シラバスをつくる-GCSE日本語リソース「力-CHIKARA-」のシラバス開発」(2008)ヨーロッパ日本語教育12
  • 「日本語・日本事情・教授法のカリキュラム―大韓民国日本語教育高等学校日本語教師研修の実践報告―」(2005)日本語教育126号(連名*)
  • Web Questを利用した韓国高校日本語教師の研修」(2004)日本教育工学会第20回全国大会(発表連名*)
  • 「独習による日本語学習の支援―その方策とARCS動機づけモデルによる評価―」(2004)日本教育工学会論文誌27巻3号(連名*)
  • 「外国人日本語教師を対象とした日本語教授法カリキュラム――海外日本語教師長期研修1994-2000調査と考察――」(2003)日本語国際センター紀要13号(連名*)
  • 「漢字圏学習者の日本語読解過程における音声提示の効果に関する研究」(2002)東アジア日本語教育国際シンポジウム論文集(中国語論文)(連名*)
  • 「自律学習における動機づけ―読書支援システムを利用した学習と学習レポート及び座談会の効果―」(2002)教育メディア学会第9回大会発表論文集 (連名*)
  • 「読解過程における朗読音声の提示―マルチメディア教材の学習効果に関する一試行」(2002)『第3回日本語教育とコンピュータ国際会議予稿集』 (連名)
  • 「海外の日本語教育を支援する:外国人日本語教師研修にみる多様性への対応」(2001)『教育とメディア』所収 教育とメディア論集刊行委員会
  • 「独習型読書支援システム『新書ライブラリー』の利用と評価」(2000)『教育メディア研究』第6巻第2号(連名*)
  • 「独習型読書支援システムの効果的利用の条件―『新書ライブラリー』の利用を通して―」(1998)『日本教育工学会研究報告集』JET98-6(連名)
  • 「読書支援システム『新書ライブラリー』の試行―学習成果と学習行動の分析」(1998)『日本語教育方法研究会誌』Vol.15 No.2(連名*)
  • 「教育実践レポート⑥予備教育 マラヤ大学予備教育課程」(1997)『日本語教育通信』29
  • 「上級日本語学習者のための読書支援プログラム―学習履歴の分析―」(1996)『日本語教育方法研究会誌』Vol.13 No.1(連名)
  • 「実務者を対象とした日本語教育―海外司書日本語研修の場合」(1995)『日本語学』第14巻第7号
  • 「上級日本語学習者のための読書支援プログラム―開発と形成的評価―」(1995)『日本語教育方法研究会誌』Vol.12 No.1(連名*)
  • 「中級文型の格付けの試み―既刊教科書における頻度調査に基づいて―」(1994)『日本語国際センター紀要』4号(連名*)
  • 「中級読解教材の文末表現―海外司書日本語研修の読解教材開発に向けて―」(1993)『日本語国際センター紀要』3号(連名)
  • 「中級日本語に関する調査―読解を中心に―」(1993)『日本語教育方法研究会誌』Vol.11 No.2(連名)
  • 「専門書読解における学習内容の選定と教材化―CAIシステムの開発をめざして―」(1993)平成5年度日本語教育学会春季大会(口頭発表)
  • 「日本語教育における聴解練習と発話練習の導入順序に関する研究」(1990)『Proceedings of the 1st Conference on Second Language Acquisition and Teaching』国際大学

連名*=筆頭

教材開発

  • 『まるごと日本のことばと文化 入門 A1 かつどう』(2013)国際交流基金(共著)
  • 『まるごと日本のことばと文化 入門 A1 りかい』(2013)国際交流基金(共著)
  • 『まるごと日本のことばと文化 初級1 A2 かつどう』(2014)国際交流基金(共著)
  • 『まるごと日本のことばと文化 初級1 A2 りかい』(2014)国際交流基金(共著)
  • 『まるごと日本のことばと文化 初級2 A2 かつどう』(2014)国際交流基金(共著)
  • 『まるごと日本のことばと文化 初級2 A2 りかい』(2014)国際交流基金(共著)
  • 『まるごと日本のことばと文化 初中級A2/B1』(2015)国際交流基金(共著)
  • 英国中等教育向け日本語リソース『力-CHIKARA-』(2007)The Japan Foundation London Language Centre
  • 英国中等教育向け日本語リソース『読む力-CHIKARA for READING-』(2008) The Japan Foundation London Language Centre
  • 『中級読解 日本理解へのステップ』(1997)国際交流基金(共著)海外司書研修用教科書

シンポジウムでの発表

  • 「日本語教師研修のこれまで・これから」(2019)第22回海外日本語教育研究会「日本語国際センターのこれまで・今・これから―日本語教育で人と社会をつなぐ―」
  • 「JF日本語教育スタンダードを適用した教材開発」(2015)東京外国語大学留学生センターシンポジウム「日本語教育におけるCan-do指標の役割と機能」
  • 「JF日本語教育スタンダードの理念と日本語コースブック『まるごと』の開発」(2015)NC25周年記念シンポジウム「課題遂行を出版点とした言語学習デザイン-『まるごと 日本のことばと文化』の挑戦-」
  • 「『まるごと 日本のことばと文化』-JF日本語教育スタンダードを実践する-」(2013)マレーシア日本語教育セミナー「「できる」ことを目指した授業デザイン—JF日本語教育スタンダードから実践へ―」
  • 「海外の中等教育における日本語教育-その現状と教材に見る日本の文化-」(2012)東京私学教育研究所国際理解教育研究会
  • 「『まるごと日本のことばと文化』-その理念と概要-」(2012)第17回海外日本語教育研究会「JF日本語教育スタンダード準拠教材『まるごと日本のことばと文化』-その理念と概要-」
  • 「Can-doを活用した作文活動のポートフォリオ評価の試み―実践と課題―」(2010)国際交流基金日本語国際センター20周年記念シンポジウム「JF日本語教育スタンダード―その活用と可能性―」
  • 「英国における日本語リソース開発―中等教育向けリソース『力-CHIKARA-』 の開発をめぐって―」 (2009) 第14回海外日本語教育研究会「海外の中等教育における日本語教育への支援―マレーシアの教師養成と英国の教材リソース開発を中心に―」

ひとこと

世界中の学習者と先生の顔を思い浮かべながら、仕事をしています。目指すはみんなが幸せになれる日本語教育です。