長坂 水晶(ながさか みあき)NAGASAKA Miaki

学歴

お茶の水女子大学文教育学部国語国文学科卒
お茶の水女子大学院人文科学研究科修士課程(日本言語文化学専攻)修了


おもな教授歴

1994~1996年
ベルリン・フンボルト大学日本学科講師
1997~現在
国際交流基金日本語国際センター専任講師
2002~2003年
お茶の水女子大学非常勤講師
2001~2009年
政策研究大学院客員講師、客員准教授

執筆論文、発表、教材開発など

執筆論文・報告

  • 長坂水晶・来嶋洋美・西島阿弥子(2023)「自律性と協働を重視した現職教師のための訪日研修-大韓民国中等教育日本語教師研修のカリキュラムデザイン-」『国際交流基金日本語教育紀要』第19号
  • 長坂水晶・生田守(2022)「教育観を語り合う場としてのオンライン授業の試み─海外日本語教師研修におけることわざに関する日本語授業」『イマ×ココ:言語教育実践(9)』ココ出版
  • 長坂水晶・大舩ちさと(2021)「非母語話者教師の協働による学び合いを重視した教授法授業-若手日本語教師のための訪日研修における実践-」『国際交流基金日本語教育紀要』第17号
  • 池田香菜子・長坂水晶(2021)「異文化理解能力の育成を目指したプロジェクトワークの実践―初中級レベルの多国籍日本語教師を対象とした段階的アプローチの試み―」『日本語教育』178号
  • 羽吹幸・上原由美子・長坂水晶(2021)「課題遂行型教材「JFS読解活動集」の開発と評価」『国際交流基金日本語教育紀要』第17号
  • 伊藤由希子・長坂水晶・上原由美子(2019)「教師支援サイトの再構築:「JF日本語教育スタンダードサイト」「みんなのCan-doサイト」「みんなの教材サイト」連携の試み『国際交流基金日本語教育紀要』第15号
  • 磯村一弘・押尾和美・長坂水晶(2013)「JF日本語教育スタンダードのCan-doデータベース」『日本語学』3月号
  • 藤長かおる・長坂水晶(2011)「非母語話者日本語教師の実践研究支援のためのアカデミックスキルの養成--日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)における実践」『日本語学』5月号
  • 長坂水晶・木田真理(2011)「中国の大学の日本語授業における会話指導に関する調査」『国際交流基金日本語教育紀要』第7号
  • 長坂水晶(2010)「通訳養成に携わる非母語話者日本語教師のための教授法授業」『国際交流基金日本語教育紀要』第6号
  • 篠崎摂子・長坂水晶・木山登茂子(2009)「現職日本語教師のアカデミック・スキル養成のためのカリキュラムデザイン-日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)における実践から」『国際交流基金日本語教育紀要』第5号
  • 木山登茂子・長坂水晶・木田真理(2006)「上級日本語話者のための意見の述べ方に関する授業−内容と手法に注目した指導の実践−」『日本語教育』128号
  • 長坂水晶・木山登茂子(2005)「1年間の修士コースにおける留学生のための日本語表現科目」『日本言語文化論集』創刊号
  • 来嶋洋美・長坂水晶・小玉安恵(2005)「日本語・日本事情・教授法の統合カリキュラム−大韓民国高等学校日本語教師研修の実践報告−」『日本語教育』126号
  • 高偉健・長坂水晶(2000)「アシスタントを導入したプロジェクトワーク−タイ中等学校日本語教師研修での実践−」『日本語国際センター紀要』第10号
  • 藤長かおる・中村雅子・長坂水晶・王 崇梁(1999)「韓国の高校日本語教師の教授スタイル調査」『日本語国際センター紀要』第9号
  • 王崇梁・長坂水晶・中村雅子・藤長かおる(1998)「韓国の高校日本語教師の教室活動に関する意識-大韓民国高等学校日本語教師研修参加者に対するアンケート調査報告-」『日本語国際センター紀要』第8号

口頭発表、ポスター発表

  • 長坂水晶・押尾和美(2018)「教師研修におけるパフォーマンスタスク作成の意義と課題:タスク作成の留意点と評価観を共有する実践」『言語文化と日本語教育』第53号 お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
  • 押尾和美・長坂水晶(2016)「相互理解のためのやりとり能力養成を目指した授業実践: 聞き手の働きかけに着目した試み」『日本語教育方法研究会誌』22巻3号 *第7回日本語教育方法研究会優秀賞受賞
  • 関崎友愛・松井孝浩・長坂水晶(2015)「JF日本語教育スタンダード準拠ロールプレイテストC1レベルの開発」『2015年度日本語教育学会春季大会予稿集』
  • 磯村一弘・長坂水晶・押尾和美・篠原亜紀(2014)「JF日本語教育スタンダードに準拠したA2~B2レベルの口頭テストの開発―ロールプレイで測る「やりとり」の課題遂行能力」『ヨーロッパ日本語教育』第18号
  • 押尾和美・長坂水晶(2013)「JF日本語教育スタンダードに準拠した口頭テスト-課題遂行能力測定のためのロールプレイタスクと評価指標の作成-」『言語文化と日本語教育』第46号 お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
  • 阿部洋子・長坂水晶(2006)「JET青年を対象とした日本語教師養成コースの設計と実施」『言語文化と日本語教育』第33号 お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
  • 長坂水晶(2006)「日本語母語話者の意見の述べ方」(2006) 筑波大学中央アジア国際連携センター開設記念国際シンポジウム「文明のクロスロード3」
  • 木田真理・木山登茂子・長坂水晶(2005)「うまく構成された議論とは−日本語母語話者OPI分析から-」第4回OPI国際シンポジウム
  • 長坂水晶・木田真理・木山登茂子(2004)「日本語母語話者の意見表明-OPIにもとづいたインタビューにおける意見述べの分析-」『言語文化と日本語教育』第29号 お茶の水女子 大学日本言語文化学研究会
  • 来嶋洋美・島田徳子・坪山由美子・長坂水晶(2004)「Web Questを利用した韓国高校日本語教師の研修」『日本教育工学会大会講演論文集』第20号
  • 長坂水晶(2001)「外国人日本語教師研修における教授法の授業—国際交流基金日本語国際センター海外日本語教師長期研修における実践—」『第14回日本語教育連絡会議報告発表論文集』

セミナー・シンポジウムなど

  • 「講演:JF日本語教育スタンダード準拠ロールプレイテストについて」(2019)日本語OPI研究会 第101回定例研究会
  • 「通訳者養成に携わる教師のための日本語教授法・集中講義」(2018)ハノイ国家大学外国語大学日本言語学部
  • 「JF日本語教育スタンダード準拠ロールプレイテスト:教育現場に合わせた利用の提案」(2017)JOPT2017研究集会「日本語口頭能力評価の新たな挑戦」テーマセッション
  • 「中級(B1)レベルを目標とした授業のポイントを再考する~『まるごと中級1』を例に~」(2016)石川県国際交流協会(IFIE)日本語教師研修会
  • 「課題遂行のための口頭能力の測定」(2015)中東欧日本語教育研修会2015
  • 「教える・学ぶ・考える―“評価価値観”“会話力”をとらえ直す―ワークショップ(2)『会話力』」(2014)日本語教育学会2014年度日本語教育学会日本語教師研修・夏季集中研修
  • 押尾和美・長坂水晶・堀井惠子「大学間アーティキュレーションの構築に向けて―「JF日本語教育スタンダード」の活用―」ワークショップ「<JF日本語教育スタンダード>を活用する」(2014)日本語教育グローバルネットワークJ-GAPシンポジウム(香港-日本プロジェクト)
  • 「インターネットを活用した日本語授業」(2005)日本台湾交流協会第5回日本語教育実践講座

教材など

  • 磯村一弘・押尾和美・長坂水晶・藤長かおる・松井孝浩・関崎友愛(2014)『JF日本語教育スタンダード準拠ロールプレイテスト テスター用マニュアル』国際交流基金
  • 木田真理・小玉安恵・長坂水晶(2007)『話すことを教える』国際交流基金日本語教授法シリーズ第6巻 ひつじ書房
  • 久保田美子・簗島史恵・中村雅子・磯村一弘・長坂水晶・八田直美(2006)『日本語教師必携 すぐに使える「レアリア・生教材」アイデア帖』スリーエーネットワーク

関心分野

  • 会話指導の方法
  • 口頭運用力評価
  • アカデミック・スキル養成の方法

ひとこと

世界中から日本語の先生方が集まり、このセンターで一緒に学び、また世界中に帰っていくのを何十回も見てきました。センターでできた繋がりは帰国後も続きます。日本語の教え方だけではなく、生き方や人生観も変わるようです。先生方の豊かな出会いの場に参加できるのが、この仕事の醍醐味です。