篠崎 摂子(しのざき せつこ)SHINOZAKI Setsuko

学歴

1989年
お茶の水女子大学大学院修士課程人文科学研究科修了(人文学修士・中国文学)
1994年
同大学大学院博士課程(後期)人間文化研究科(比較文化学)単位取得退学
1990~1992年
北京大学中国語言文学系留学

おもな教授歴

1992年~現在
国際交流基金日本語国際センター専任講師
1995、1996年
北京日本学研究センター日本語研修コース出講(国際交流基金派遣)
1999~2002年
国際交流基金北京事務所日本語教育アドバイザー(国際交流基金派遣)
2003~2005年
北京日本学研究センター在職日本語修士課程(国際交流基金派遣)
2005~2009年
政策研究大学院大学連携教授
2009~2012年
国際交流基金日本語試験センター副主任研究員
2013~2015年
国際交流基金パリ日本文化会館日本語教育アドバイザー(国際交流基金派遣)
2018~2020年
国際交流基金マドリード日本文化センター日本語教育アドバイザー(国際交流基金派遣)

主な担当研修

1996、1997年度
海外日本語教師長期研修
1994、1995、1998、2002年度、2017年度
中国大学日本語教師研修
2002、2012、2017年度
中国中等教育日本語教師研修
2005~2008年度
日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)
2013~2015年度
欧州日本語教師研修会(アルザス研修会)

所属学会など

日本語教育学会、ヨーロッパ日本語教師会


執筆論文、著書、発表など

著書

  • 曽麗雲他(2002)『小学日語教材』遼寧少年児童出版社
  • 林洪・篠崎摂子・朱桂栄(2010)『基礎日語総合教程1』高等教育出版社
  • 国際交流基金(2011)『国際交流基金日本語教授法シリーズ第3巻 文字・語彙を教える』ひつじ書房
  • 張慧芬・篠崎摂子(2011)『基礎日語総合教程3』高等教育出版社
  • 曹大峰・朱桂栄・篠崎摂子(2013)「第2部第5章 教師研修教育課程建設研究」『中日教育合作实践与成效研究 : 以「大平班」和北京日本学研究中心为例』学苑出版社

主な論文・報告

  • 篠崎摂子(2003)「国際交流基金北京事務所日本語教育アドバイザー活動報告—国際交流基金海外事務所付日本語教育アドバイザーの役割について—」『国際交流基金日本語国際センター紀要』13号
  • 篠崎摂子・飯野令子・曽麗雲(2004)「中国遼寧省の小学生用日本語教材制作について—海外における教材制作のあり方—」『国際交流基金日本語国際センター紀要』14号
  • 篠崎摂子・浜田麻里(2005)「非母語話者教師の日本語教育研究における研究課題の設定過程について—北京日本学研究センター在職日本語教師修士コースの場合—」『国際交流基金日本語教育紀要』1号
  • 篠崎摂子・曹大峰(2006)「中国における非母語話者日本語教師教育の展開−『大平学校』と北京日本学研究センター」『国際交流基金日本語教育紀要』2号
  • 篠崎摂子・曹大峰(2008)「中国の現職日本語教師向け修士コース−北京日本学研究センター在職日本語教師修士課程実施報告—」『国際交流基金日本語教育紀要』第4号
  • 篠崎摂子・長坂水晶・木山登茂子(2009)「現職日本語教師のアカデミック・スキル養成のためのカリキュラムデザイン−日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)における実践から−」『国際交流基金日本語教育紀要』第5号
  • 曹大峰・林洪・篠崎摂子(2009)「学習者の主体性を重んじた日本語教科書をめざして—新しいシラバス作成の実践例—」北京日本学研究センター『二十一世紀東北亜日本研究論文集』学苑出版社
  • 吉岡英幸・篠崎摂子・曹大峰(2012)「日本語教材制作における中日協働の試みとあり方—『日語専業基礎段階系列教材』の場合—」『21世紀の世界日本語教育・日本語研究−中日両国国交正常化40周年記念論文集』
  • 金井篤・久保田美子・篠崎摂子(2013)「日本語能力試験とJF日本語教育スタンダード」『ヨーロッパ日本語教育』18
  • 篠崎摂子、エヴリン・ルシーニュ=オドリ、大島弘子、ジャン・バザンテ(2016)「日本語ネイティブ教師とノンネイティブ教師との対話」『ヨーロッパ日本語教育』20
  • 篠崎摂子(2019)「中国大学日本語教師研修の25年間を振り返る-中国の大学日本語教師を取り巻く状況の変化-」『国際交流基金日本語教育紀要』第15号
  • 篠崎摂子・野崎美香(2020)「CEFRに基づいた日本語コースの現状と課題-スペインの公立語学学校(EOI)におけるコースデザイン-」『国際交流基金日本語教育紀要』第16号
  • 篠崎摂子・大舩ちさと(2020)「B2とはどんなレベルか―教育実践に向けたCEFR B2 Can-doの質的分析―」『ヨーロッパ日本語教育』24
  • 篠崎摂子(2021)「オンライン日本語教師研修の成果と課題-スペイン・ポルトガルの日本語母語話者教師を対象とする同期型オンライン研修の実践-」『国際交流基金日本語教育紀要』第17号

主な口頭発表

  • 張文麗・篠崎摂子(2007)「中国人日本語教師の教師研修における教授観の変容について」国際交流基金日本語国際センター第12回海外日本語教育研究会
  • 篠崎摂子(2009)「試験問題の開発 読解」日本語教育学会秋季大会シンポジウム『新しい日本語能力試験がめざすもの』
  • 徐一平・吉岡英幸・曹大峰・篠崎摂子他(2011)「多文化共生能力を育成する日本語教科書の開発—中国語母語話者への日本語教育の実践例—」第10回世界日本語教育研究大会『異文化教育のための日本語教育』
  • 金井篤・久保田美子・篠崎摂子(2012)「日本語能力試験とJF日本語教育スタンダード」第1回ヨーロッパ日本語教育ワークショップ
  • 磯村一弘・原秀樹・篠崎摂子(2013)「日本語の評価におけるJLPTとJFS」第17回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム
  • 篠崎摂子、エヴリン・ルシーニュ=オドリ、大島弘子、ジャン・バザンテ(2015)「日本語ネイティブ教師とノンネイティブ教師との対話」第19回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム
  • 大舩ちさと、篠崎摂子、清水まさ子(2017)「B2(上級)レベルの課題遂行をめざした教材開発―新たな教材像模索の試み―」2017年日本語教育学会秋季大会ポスター発表
  • 篠崎摂子(2018)「B2レベルの文章表現能力の養成について」第5回カーディフ応用言語学と日本語教育実践のためのシンポジウム
  • 篠崎摂子・大舩ちさと(2019)「B2とはどんなレベルか―教育実践に向けたCEFR B2 Can-doの質的分析―」第23回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム

関心分野

  • 中国の日本語教育
  • 海外の日本語教育に対する支援のあり方(教材制作、ネットワーク形成など)
  • 現職教師の教授経験を生かした日本語教育研究の方法論
  • ネイティブ教師とノンネイティブ教師の協働

ひとこと

マドリード日本文化センターへの派遣を終えて、2020年4月に日本語国際センターに戻ってまいりました。これから北浦和でまた世界中の先生方にお会いできるのを楽しみにしています。日本の日本語教育の状況が大きく変わる中、自分に何ができるのか、改めて考えてみたいと思います。