令和5(2023)年度 中国中等教育日本語教師研修 参加者の声
研修参加者の声
シン ショウソウさん(秦 小聡さん/QIN XIAOCONG/深圳外国語学校/(広東省))
先生方、皆さま、おはようございます。深圳外国語学校からまいりました秦 小聡と申します。令和5年度中国中等教育日本語教師研修団の18人を代表し、この場で一言ご挨拶させていただきます。 1月15日から本日まで45日間の研修はあっという間に終わろうとしています。短い間でしたが、先生方は私たちの能力を向上させるために教授法、文化理解や日本語の多方面から、心血を注いでコースを準備し、限られた時間内に豊富な学習材料と様々な学習形式を提供してくださいました。そのおかげで、多様な角度から授業をデザインし、今までの授業における課題を改善する力を身につけられるようになりました。教室での授業のほかに、江戸切子、和太鼓、茶道、風呂敷の文化体験、中学校と高校の学校訪問、東京と仙台の見学、日本人ボランティアさんと協同して完成させたプロジェクトワーク、一泊二日のホームステイなど、国際交流基金の皆様が煩雑な準備が要るこのような活動を手配してくださったおかげで、実り豊かな研修ができたのです。特に地方研修は能登半島地震で予定していた金沢に行けなくなったため、一から仙台への地方研修のスケジュールを作り直してくださり、みんな大変感謝しております。仙台で雪景色の松島を見たり、一緒に温泉文化を体験したりして、一生忘れられない思い出になりました。
いつも優しく指導してくれた先生方、時々礼儀を弁えない私達に対して辛抱強く対応してくださった職員の皆様、かけがえの無い時間を共有した同期の皆さんに「さようなら」を言いたくありません。でも明日、私たちはセンターを出て、中国に帰ります。中国語の諺に“聚是一団火,散是満天星(集まれば一つの炎、散れば満天の星)という言葉があるように、私たちが集まる時は燃え盛った炎であり、これからそれぞれ自分の職場に戻った後も満天の星のように輝くと信じています。日本語教師である私たちは初心を忘れるべからず、生徒たちを幸せにし、中日友好のかけ橋を育てなければなりません。それだけでなく、基金でいただいた日本語教育の知恵を、先生方が教えてくれる時と同様に優しく周りの先生に伝え、中国中等日本語教育の発展のためにささやかでも、自分なりの努力と貢献をすべきでしょう。
終始暖かく見守っていただいた先生方、ともに学び、ともに戦った研修団の皆さん、そして私たちに来日の機会と学習の場を与えてくださった方々に、もう一度感謝の意を表したいと思います。
最後に本日ご出席くださいました、先生方を始めとした皆様のご健康とご多幸、そして国際交流基金の更なるご発展をお祈りして、ご挨拶とさせていただきます。今日まで誠にありがとうございました。そして、これからも引き続きご指導くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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