令和8(2026)年度 大韓民国中等教育日本語教師研修

修了式でのご本人による日本語のスピーチを一部編集しました。

令和8(2026)年度 大韓民国中等教育日本語教師研修の研修参加者の集合写真

アン ジョンヨンさん(安柾衍 /AHN JEONGYEON /仁川イウム高等学校)

アン ジョンヨンさんポートレート

皆さん、こんにちは。
韓国中等教育日本語教師研修の団長を務めました、仁川イウム高校のアン・ジョンヨンと申します。
研修参加者38名を代表いたしまして、修了のお礼の言葉をお伝えします。

まず、この24日間の素晴らしい研修を準備し、温かく迎えてくださった国際交流基金日本語国際センターの所長をはじめ、先生方、そしてスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

実は研修に来る前、私には一つの悩みがありました。
それは「どうすれば授業を楽しくしながら、予定通りの進度で進められるか」ということです。
しかし、今回の研修に参加した先生方やチームの皆さんと共に文化体験や課題プロジェクトに取り組む中で、「楽しく学ぶことと、しっかり授業を進めることは両方できるんだ」という大切なことに気づくことができました。

きっと皆さんも、日頃日本語を教える中でそれぞれ悩みや課題を抱えていらっしゃったと思いますが、今回の研修を通して、その悩みを解決するヒントを得ることができたのではないでしょうか。

また、三味線や和菓子体験、高校訪問、小学生交流など、どれも思い出深いものでしたが、特に「高校生交流」での時間は忘れられません。
韓国と日本の高校生の違いを知ることができただけでなく、先生方と昼食をご一緒しながら両国の教育現場について語り合えたことは、教師として本当に貴重な学びとなりました。

ここで、私たちのちょっとしたエピソードをひとつご紹介させてください。
先日、研修に参加した先生方と一緒に大宮駅にある鉄道グッズショップに行ったときのことです。
各駅のキーホルダーが売っていたのですが……なんと「北浦和駅」のキーホルダーだけが売り切れていたのです!

皆でがっかりしながら帰ったのですが、数日後にリベンジで再びお店を訪れたところ、無事に再入荷されていました!
先生方が大喜びで「北浦和」のキーホルダーを買っていく姿が、とても印象に残っています。
実は私、先週の日曜日にもこっそり見に行ったのですが、また「北浦和駅」だけが売り切れになっていました。
どうやら、北浦和での思い出を大切に持ち帰ろうとしているのは、私たちだけではないようです。

観光ではなかなか訪れる機会のなかった埼玉ですが、これからの私たちにとって「北浦和」という言葉は、たくさんの思い出と学びが詰まった、特別な場所になりました。

この充実した24日間を支えてくださった皆様に、改めて感謝申し上げます。
授業で熱心にご指導くださり、私たちの悩みにいつも優しく耳を傾けてくださった先生方、本当にありがとうございました。

そして、生活全般を細やかにサポートし、いつでも笑顔で写真を撮ってくださったスタッフさん、誠にありがとうございました。
スタッフさんに「今までで一番時間をよく守るチームですね」と言っていただけたときは、本当に誇らしくて嬉しかったです!

そして、37名の研修団の皆さん、この猛暑の中、誰ひとり大きな病気やケガもなく無事にこの日を迎えられたこと、本当にお疲れ様でした。
副団長をはじめ、不慣れな私をいつも温かく支え、協力してくださった皆さんには感謝の言葉しかありません。

私たちはこれから韓国に戻り、北浦和で得た学びと、そして「北浦和駅のキーホルダー」と一緒に、日本の魅力を生徒たちに伝えていきます。

最後になりますが、日本語国際センターのこれからのご発展と、本日お越しいただいた皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
またいつかどこかでみなさんにお目にかかれること、楽しみにしております。
どうもありがとうございました。