令和8(2026)年度海外日本語教師教授法研修(夏期)

研修参加者の声
(修了式での、ご本人による日本語のスピーチを一部編集しました。)

令和8(2026)年度 海外日本語教師教授法研修(夏期)の研修参加者の集合写真

1クラス

ラフィーフさん(ラフィーフ モハッマド ジャファール イブラヒム アルゾウビー/RAFIF MOHAMMAD JA'FAR IBRAHIM ALZU'BI/ヨルダン/ヨルダンJICA同窓会)

ラフィーフ氏ポートレート

皆さん、こんにちは!1クラス代表のラフィーフです。

7週間、一緒に本当によく頑張りましたね。7週間前、初めてこのマイクを持ったときは、一人ずつ名前と国を言って、「初めまして」と挨拶しました。でも、今は「お疲れ様でした」と言いながらも、離れたくないという気持ちでいっぱいです。この期間に、いろいろな国の友達ができたことを、本当に嬉しく思います。これからは、それぞれの国に帰っても、お互いに応援しながら、日本語を教えていきましょう!

この研修を振り返って、特に印象に残ったことは、大きく二つあります。一つ目は、授業や研修で学んだことです。活動やグループワークを実際に体験することで、活動はただ楽しくするためだけではなく、学習者の考える力を引き出すために大切だと実感しました。また、教師がすべてを説明するのではなく、学習者を導くことの大切さも学びました。特に、授業案を作る中で、授業の目的や活動に合わせて時間を配分し、その時間を守ることが、授業をスムーズに進め、良い授業をつくるために大切だと分かりました。また、それによって、授業の目標がどのくらい達成できたかを振り返り、評価することにもつながると分かりました。この経験を、これからの自分の授業に活かしていきたいと思います。これらのことは、私だけではなく、多くのクラスメートも同じように感じたことだと思います。

二つ目は、私たちを教えてくださった先生方です。先生方には、教えていただいた内容だけではなく、授業の進め方や私たち学生との接し方からも、多くのことを学びました。先生方の話し方や動き、行動、そして一つ一つの反応までが、私たちが学んだことを実際に見せてくださる一つのモデルだったと思います。先生方自身が、私たちに教えてくださったことを実践している姿を見ることができました。

先生方には、本当に心から感謝しています。先生方の授業や私たちへの接し方を通して、どんなに素晴らしい教科書でも、素晴らしい先生がいてこそ、その良さを生かすことができるということを、自然に実感することができました。だからこそ、私にとってこの研修を一言で表すなら、「心と心がつながり、学び合える研修の雰囲気」です。

私にとって、日本はとても大切な国です。以前、私は大阪大学で約 7 年間、修士課程と博士課程で学び、大変お世話になりました。大好きな日本と、日本の皆さんへの感謝の気持ちは、言葉では表せないほど大きいです。これからヨルダンに帰っても、日本への恩返しとして、できる限り日本語を教え、日本の文化を世界中に広めていきたいと思います。これからも、いい日本語の先生になれるように、一緒に頑張りましょう!

最後になりましたが、この7週間、私たちを支えてくださった先生方、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。そして、この7週間で出会えた仲間とのつながりを、これからも大切にしていきたいと思います。皆さん、本当にありがとうございました。またいつか、日本で会いましょう!

2クラス

ガイさん(チャン ティ ガイ/TRAN THI GAI/ベトナム/ラクホン大学)

ガイ氏ポートレート

皆さん、こんにちは。2クラスのガイと申します。研修を終えるにあたり、一言ご挨拶させていただきます。

まだまだ暑い日が続いていますが、気がつけば、この研修も終わりを迎えようとしています。振り返ってみると、本当にあっという間の6週間でしたが、私にとって、とても充実した、忘れられない時間となりました。

まず、所長をはじめ、国際交流基金の皆様に、このような貴重な研修の機会をいただき、心より感謝申し上げます。そして、研修期間中、いつも温かく、熱心にご指導くださった先生方、さまざまな面で支えてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

今回の研修では、日本語の教え方や授業活動、評価の方法など、多くのことを学ぶことができました。また、生け花や三味線、浴衣などの文化体験を通して、日本文化に直接触れることもできました。さらに、日本での毎日の生活そのものも、私にとって新しい発見の連続で、とても貴重な経験となりました。

そして、今回の研修で何より心に残っているのは、さまざまな国から来た先生方との出会いです。それぞれの国での教育について経験やアイデアを共有する中で、「こんな教え方もあるんだ」「私もやってみたい」と思うことが何度もあり、たくさんの刺激をいただきました。

わずか6週間という短い時間でしたが、皆さんと一緒に学び、さまざまなことを体験し、時には一緒に出かけたり、笑ったりしながら過ごすうちに、いつの間にか、ずっと前からの友人のような親しさや、家族のような温かさを感じるようになりました。

国も、言葉も、文化も違います。それでも、こうして出会い、同じ時間を過ごし、心を通わせることができたことを、本当にうれしく思っています。出会いがあれば、いつか別れの時が来ます。分かってはいても、こうして研修の終わりを迎えると、やはり寂しい気持ちになります。

私は「一期一会」という言葉がとても好きです。この6週間、先生方や皆さんと出会えたことは、私にとって、まさにかけがえのない「一期一会」だったと思います。

ベトナムに帰ったら、ここで学んだことや皆さんからいただいたアイデアを、自分の授業に少しずつ生かしていきたいと思います。そして、今度は私が、学生たちに「日本語を学ぶのは楽しい」「もっと日本語を勉強したい」と思ってもらえるような授業を作っていきたいです。

最後になりましたが、これから皆さんがそれぞれの国、それぞれの場所に戻っても、どうかお元気で、笑顔で、幸せな毎日を過ごされることを心から願っています。

そして、いつかまた、皆さんと笑顔でお会いできる日を楽しみにしています。

6週間、本当にありがとうございました。

2クラス

カルロスさん(リコ マルチネス カルロス アナスタシオ/RICO MARTINEZ CARLOS ANASTACIO/メキシコ/アパセオエルグランデ言語センター)

カルロス氏ポートレート

皆様、こんにちは。2クラスのカルロス・リコです。メキシコ人です。どうぞよろしくお願いいたします。2クラスを代表して、挨拶をしたいと思います。

まずは、この研修をしてくださった先生やスタッフの皆様に、感謝したいです。皆様のお陰で、この体験を非常に楽しめました。特に、先生方のお陰で、色々なことを勉強出来ました。どうもありがとうございました。

この研修の期間に、沢山の方々と過ごすことで、勉強以外にも、沢山の考え方を、学ぶことができました。そして、私の考え方も広がりました。

日本語という一つの言葉を通じて、さまざまな国の人と一緒にコミュニケーションを取ることができたことは、とても素晴らしい経験です。

この研修の終了の際に、自分が好きなゲームのセリフをシェアします。「時の流れは残酷なもの、人それぞれ速さはちがう。そしてそれは変えられない。時が流れても変わらぬもの、それは幼き日の追憶」、今、私は、そんなに若くないですけれど、心から、この研修の体験、それは、きっと、時を超える素晴らしい思い出になると思います。

No digamos adiós, si no hasta luego.

3クラス

アシールさん(アシール カミース モハメド クアンナ/ASEEL KHAMIS MOHAMMED QUANNAH/エジプト/国際交流基金カイロ日本文化センター)

アシール氏ポートレート

皆さん、こんにちは。本日は、このような特別な機会に参加させていただき、ありがとうございます。

エジプトから参りました、アシールと申します。3クラスを代表して、ご挨拶させていただきます。

研修の初めに、それぞれの国の「日本語教育事情」について発表して、一人ひとりの背景や日本語教育について知ることができました。

同じ日本語教師でも、考え方や教え方はさまざまで、クラスメイトとの話し合いから、たくさんのインスピレーションを受けました。また、文化体験を通して、日本文化への理解も深まりました。そして、一緒に学びながら、たくさん笑って、忘れられない思い出もできました。

皆さん、本当にありがとうございました。

ここからは、私自身の思い出について少しお話ししたいと思います。

研修の初めは、クラスメイトの名前と国がなかなか覚えられなくて、「名前を覚えるのが苦手だから、しかたがない」と思っていました。

しかし、先生方やセンターのスタッフの皆さんが、私たち一人ひとりの名前や国など、きちんと把握してくださっていることに気づきました。一人ひとりを大切にしてくださっていると感じました。そのとき、以前、私が何度も名前を間違えてしまった学生のことを思い出しました。浦和センターの皆さんの姿を見て、名前を覚えることも相手への敬意だと気づきました。
そこで、その日の夜、参加者名簿と集合写真を見ながら、みんなの名前と国を一生懸命覚えました。今では胸を張って言えます。私には、24か国から集まった「クラスメイト」ではなく、24か国の「仲間」ができました。

私は、日本語教師として成長するために、この研修に応募しました。しかし、この短い期間に、教師としてだけでなく、一人の人間としても成長できたと感じています。

先生方はいつも明るく楽しい雰囲気を作って、相談に乗って、たくさん褒めてくださいました。そんな先生方との時間が、きっと恋しくなると思います。楽しいアイスブレイクや SLA でのドイツ語の体験授業、異文化理解を深めたこと、AIに対する新しい発見、スタッフの皆さんの迅速で丁寧な対応など、ここでは数えきれないほど印象に残る思い出ができました。

自分の気持ちを言葉にするのがあまり得意ではない私ですが、このスピーチは、日本に来る前に決めた「研修で挑戦したいこと」の一つでした。

国際交流基金 日本語国際センターの所長をはじめ、先生方、スタッフの皆様、誠にありがとうございました。

明日からはそれぞれの場所に戻りますが、このセンターで出会ったかけがえのない「仲間」として、これからもどこかでつながっていると信じています。

みなさん、またいつか「笑顔」でお会いしましょう。

お問い合わせ

国際交流基金(JF)日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
E-mail:urawakenshu@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)