羽吹(赤澤) 幸(はぶき みゆき)HABUKI Miyuki

学歴

  • 聖心女子大学文学部日本語日本文学科 卒業
  • The University of Reading, School of Linguistics and Applied Language Studies, MA in Applied Linguistics 修了
  • 聖心女子大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程 単位取得満期退学

おもな教授歴

1997年~1999年
ベトナム国家大学人文社会科学大学(ハノイ)青年海外協力隊日本語教師
2002年~2003年
西江大学校外国語教育院(ソウル)専任講師
2006年~2009年
国際交流基金日本語国際センター制作事業課(現教材開発チーム)
2009年9月~現在
国際交流基金日本語国際センター専任講師

所属学会

  • 日本語教育学会、日本語OPI研究会、日本教育工学会

執筆論文、発表、教材開発など

執筆論文、報告

  • 藤長かおる・伊藤由希子・湯本かほり・岩本雅子・羽吹幸・磯村一弘(2022)「生活場面での課題遂行を目標とした著作権フリー教材『いろどり 生活の日本語』の開発」『国際交流基金日本語教育紀要』第18号 pp.33-48 国際交流基金
  • 羽吹幸・上原由美子・長坂水晶(2021)「課題遂行型教材「JFS読解活動集」の開発と評価」『国際交流基金日本語教育紀要』第17号 pp.32-47 国際交流基金
  • 羽吹幸・篠原亜紀(2014)「理工系大学院留学生の日本語使用に関する一調査」『国際交流基金日本語教育紀要』第10号 pp.131-144 国際交流基金
  • 羽吹幸・長田優子・磯村一弘(2013)「WEB版「エリン」は世界の日本語学習者からどのように受け入れられたか-アンケート調査に見るユーザー評価-」『国際交流基金日本語教育紀要』第9号 pp.59-72 国際交流基金
  • 赤澤幸・高野千恵子・磯村一弘・三原龍志(2009)「日本語教師のための素材提供型サイト「みんなの教材サイト」の運用と再構築」『国際交流基金日本語教育紀要』第5号 pp.119-134 国際交流基金
  • 赤澤幸(2008)「言語研究において“意味”はどのように扱われてきたか」『聖心女子大学大学院論集』第30巻2号(通巻35号) 聖心女子大学大学院
  • 赤澤幸(2007)「日本語動詞「ひらく」の多義構造分析」『聖心女子大学大学院論集』第29号2号(通巻33号) 聖心女子大学大学院
  • 赤澤幸(2006)「日本語動詞「あける」の多義構造分析-項構造と意義の関係-」『聖心女子大学大学院論集』第28巻2号(通巻31号) 聖心女子大学大学院
  • 赤澤幸(2005)「日本語教育における「語彙教育」をめぐる研究史」『聖心女子大学大学院論集』第27巻2号(通巻29号) 聖心女子大学大学院
  • 赤澤幸(2003)「TVコマーシャルを使用した日本語授業」『日語日文學研究 』第46輯 韓國日語日文學會

口頭発表

  • WEB教材の多言語化とその効果に関する一考察−WEB版「エリンが挑戦!にほんごできます。」のアクセスログとアンケート調査を中心に−」(共同発表:羽吹幸・長田優子) 2012年日本語教育国際研究大会ポスター発表(名古屋大学)(2012)
  • 「国際交流基金 WEB版「エリンが挑戦!にほんごできます。」」(共同発表:赤澤幸・榎戸大之) 第37回日本賞教育コンテンツ国際コンクール クロスメディア・セッション「Session3 多様なメディアと多様な学び」(NHK放送センター)(2010)
  • 「日本語学習と文化理解を融合した素材型映像教材の展開−WEB版「エリンが挑戦!にほんごできます。」の開発」日本教育工学会第26回全国大会(金城学院大学)ポスターセッション(2010)
  • 「日本語非母語話者の発話データに見られる語彙プロフィシェンシーに関する調査分析」 (財)北海道国際交流センター日本語日本文化講座夏季セミナー25周年記念・日本語プロフィシェンシー研究会国際シンポジウム(函館国際ホテル)(2010)
  • 「異文化理解のための教材用素材の開発と提供について」(共同発表:三原龍志・赤澤幸・磯村一弘) 2009年日本語教育国際研究大会(ニューサウスウェールズ大学)(2009)
  • 「みんなの教材サイト:日本語教師のための素材提供型サイトの再構築」(共同発表:赤澤幸・高野千恵子・磯村一弘・三原龍志) 2009年度日本語教育学会春季大会(明海大学)(2009)
  • 「日本語教師を対象とした素材提供型サイトの利用動態に関する調査研究—「みんなの教材サイト」を例に—」(共同発表:赤澤幸・高野千恵子・磯村一弘・三原龍志) 2008年日本語教育国際研究大会(釜山外国語大学)(2008)
  • 「海外の日本語非母語話者教師を対象とした教材制作および授業支援のためのWebサイトの運用と再構築について」(共同発表:高野千恵子・赤澤幸・磯村一弘・三原龍志) 2007年度日本教育工学会研究会「日本語教育と教育工学/一般」(名古屋大学)(2008)

教材

  • 『いろどり 生活の日本語』(2020) 国際交流基金日本語国際センター (共著:磯村一弘・藤長かおる・伊藤由希子・湯本かほり・岩本雅子・羽吹幸・古川嘉子)
  • 『日本語教師必携「レアリア・生教材」コレクションCD-ROMブック』(2008) スリーエーネットワーク(共著:磯村一弘・三原龍志・赤澤幸)

ひとこと

日本語国際センターでは、「みんなの教材サイト」、『日本語教師必携「レアリア・生教材」コレクションCD-ROMブック 』、「WEB版『エリンが挑戦!にほんごできます。』」、放送大学との共同制作であるJ-MOOCe-learning教材「NIHONGO Starter」などの制作を担当してきました。2009年からは、長期研修や日本語パートナーズ関連の研修を主に担当しています。
最近、「子どもに航海術を教えたければ、方位の読み方や細かい計算方法を教えるよりも、ただ海のすばらしさを教えればいい」という言葉に感銘を受けました。私にとって日本語国際センターの仕事で感じるすばらしさは、さまざまな背景や価値観を持った多くの人々との”出会い”です。日本語教育を通して出会うさまざまな人との協働作業で起こる”化学反応”はとても刺激的で、このすてきな体験や学びをまた得るために、自己研鑽を積んで新たなスキルを身につけようという原動力にもなっています。
今は、仕事以外の時間は2人の息子の育児にかかりっきりですが、いずれまた海外の現場に出て、新たな出会いを楽しみつつ経験を積んでいきたいと思っています。