作文の教え方

- 担当講師
- 押尾 和美(おしお かずみ)
国際交流基金日本語国際センター日本語教育専門員
注意:本教材は、日本語教授法動画・テキストトップページに記載の「利用上の注意」に同意した方のみご利用いただけます。
1.コースの概要
このコースでは、書く能力をのばす教え方を学びます。このコースで考える「書く力」とは「書くことを通して、 伝えたい情報やメッセージを、読み手に正確に過不足なく伝えられる力」のことを言います。 前半のUnit1では、「日常生活の中でどのような書く活動を行っているか」「伝えたい情報やメッセージを伝えるために何が必要か」 ふりかえります。そしてそれらをふまえ後半のUnit2では、授業で扱う課題(タスク)の作り方のポイント、 文章を書くプロセスを意識した授業の進め方、フィードバックの仕方と評価について扱います。
2.コースの対象者
- 日本語教師または日本語教育に関心がある人
- JF日本語教育スタンダードのB1以上、または日本語能力試験のN3以上の日本語能力がある人
3.目標
- (1)日常生活においてどのような書く活動を行っているかふりかえる
- (2)書く活動に必要なものは何か確認する
- (3)課題(タスク)を作る手順とポイントについて知る
- (4)文章化のプロセスを意識した授業の進め方について知る
- (5)作文のフィードバックと評価の方法について知る
4.構成
このコースは、以下の2つのUnit(ユニット)があり、全部で5つのPart(パート)に分かれています。各パートには、ビデオ教材とテキスト教材(pdf)、学習を確認するためのクイズ(pdf)があります。
Unit 1 | 準備 | Part 1 | 生活の中の書くこと |
---|---|---|---|
Part 2 | 「書く活動」に必要なこと | ||
Unit 2 | 実践 | Part 1 | 課題(タスク)を作る |
Part 2 | 文章を書くプロセスと授業 | ||
Part 3 | 文章完成までのプロセスと評価 |
5.学習時間
各パートのビデオ教材とテキスト教材を使った場合、合わせて1時間程度の学習とし、コース全体を約5時間で学びます。
6.学び方
- ビデオ教材を見てからテキスト教材で勉強する方法を勧めます。テキスト教材はビデオの内容に加えて、タスク(課題)がついています。
- 教材を使って学習した後で、確認クイズをしてください。確認クイズは、答えもありますから、自分で答えをチェックできます。
7.教材
<Unit 1 準備>
Part1:生活の中の書くこと
Part2:「書く活動」に必要なこと
<Unit 2 実践>
Part1:課題(タスク)を作る
Part2:文章を書くプロセスと授業
Part3:文章完成までのプロセスと評価
Educational Resources 日本語教材・教授法等の開発