
プラパー・セーントーンスック
前田綱紀
アンケート調査 :タイの高校日本語教師90名と高校生200名 明らかになった事:コミュニケーションのための教材がほしい、日本文化についても紹介してほしい
対象者:日本語専攻コース(6コマコース)の学習者(大部分が大学に進学)
到達水準:大学入試の出題範囲を越えている事が望ましい(日本語能力試験3級出題範囲程度)
内容:「仏暦2544年度(西暦2001年度)版新指導要領」による規定
コミュニケーション重視の教科書
機能を明確にしその課の学習で何ができるようになるかを明示
1セット:本冊、ワークブック、音声テープ、教師用指導書
セット数:1学期1セット全部で6セット
Ⅰ 本冊
(1)学習目標 (2)キーセンテンス (3)会話 (4)練習 (5)文法説明 (6)ことば (7)漢字 (8)ミニ情報(日本文化や社会等についての情報)
Ⅱ ワークブック
・ 内容:本冊の練習は授業での口頭練習に使うものが中心だが、ワークブックの練習は、文法定着のために書いて文字で確認するためのものである。
担当:大学教員
Ⅲ 音声テープ
教科書付属の音声テープは、タイ在住の日本人日本語教師が出演し、タイのスタジオで行なった。
Ⅳ 教師用指導書
従来タイの教科書にはなかった。
・内容:本冊の使い方、追加の活動を紹介、教師のための情報など
・担当:センターのタイ人講師を中心とする高校教員
Ⅰ 試用校 :教育省が指定
タイ全国で5校(6コマ校が3校、3コマ校が2校)
Ⅱ 使用校 :試用版使用校113校(日本語教育実施校全144校(200109))
Ⅲ 試用日程:第1、2分冊 2001年5月~2002年2月
第3、4分冊 2002年5月~2003年2月
第5、6分冊 2003年5月~2004年2月
Ⅳ 試用調査:第1~4分冊の試用の後、試用校でアンケートを実施
Ⅴ 調査時期:2001年10月、2002年3月、10月、2003年3月
Ⅵ 調査結果
長所
問題点
2004年4月:前期に使われる第1、3、5分冊(1,2分冊各6,000部印刷)
2004年10月:後期に使われる第2、4、6分冊