令和4（2022）年度 国際交流基金賞 受賞記念イベント

グナワン・モハマド
グナワン・モハマド氏は、週刊誌Tempoの創刊者として知られ、インドネシアにおける自由と民主主義の重要性を訴え続けるとともに、詩や戯曲、そして美術などの分野でも多彩な能力を発揮してきたアジアを代表する知識人です。1983年にJFによる文化人短期招聘、1997年にJFと国際文化会館共催のアジア・リーダーシップフェローとして来日。以来、日本とインドネシア間の知的交流を深化させてきました。
本講演では、アイデンティティ・ポリティクスの源泉である「差異」の言説をテーマに、今日の社会における新たな「文化」のとらえ方について考察します。

宋 富永（韓日協会 理事長）
韓日協会は、日韓両国の友好親善と共同繁栄を促進することを目的として1971年に設立されました。その後今日に至るまで50年にわたり、日韓両国間の相互理解の基盤となる日本語教育分野において、青少年層を対象とした未来志向の地道な活動を続けています。
本講演では宋 富永理事長に韓日協会の取組をご紹介いただき、同協会が目指す「未来志向の人的交流」についてご発表いただきます。

(c)V. Tony Hauser

ロベール・ルパージュ
ロベール・ルパージュ氏は、俳優・演出家・劇作家であり、創作集団エクス・マキナを率い、その活動は演劇、オペラ、映画そしてサーカスまで及んでいます。特に、最新のテクノロジーを果敢に取り入れた独自の演出は、世界から高い評価を受けてきました。日本を題材にした作品制作や来日公演も重ねており、日本人アーティストとのコラボレーションを活発に行うなど日本の舞台芸術界に大きな影響を与えています。
本講演では、ロベール・ルパージュ氏が自身の創作や日本との関わりについて対談形式で語ります。

(c)Elias Djemil NBOC