日本語専門家の海外派遣

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、各国の教育省、国際交流基金海外拠点、中等・高等教育機関などに、日本語上級専門家・日本語専門家・日本語指導助手を派遣しています。

日本語上級専門家・日本語専門家(以下、「日本語専門家等」)は、日本語教育のスペシャリストです。海外の日本語教育環境の整備のため、カリキュラムや教材作成の助言をしたり、現地教師の育成や教師間のネットワークづくりを促進したりといった、海外拠点等の日本語講座の運営・授業を行う業務を担っています。

日本語指導助手は、日本語専門家等の指導の下でさまざまな日本語教育支援事業に従事します。海外の日本語教育支援と合わせて、将来、海外で活躍できる人材の育成も派遣の目的になっています。

米国に対しては、2010年の日米首脳会談における合意に基づき、日米間の文化・人材交流、米国内の日本語教育支援のため、米国初中等教育機関でティーチングアシスタントを務める米国若手日本語教員(Japanese Language Education Assistant ProgramJ-LEAPを派遣しています。

また、米国の草の根レベルで日本への関心と理解を深め、現地進出の日本企業と地域コミュニティー等との連携強化を目指した「GEN-J(Grassroots Exchange Network - Japan グラスルーツからの日米関係強化)」事業の一環として、日本語教育サポーターを2018年度より主に南部・中西部地域の日米協会をはじめとする地域交流活動の拠点に派遣しています(米国若手日本語教員(J-LEAP)、日本語教育サポーター派遣事業は、米国の非営利団体ローラシアン協会との共催)。

2020年度派遣実績
( 2020年10月1日現在、派遣中あるいは国内待機中の数 )

世界地図画像に日本語専門家の海外派遣ポスト数を記載(東アジア 9人/東南アジア 59人/南アジア 8人/大洋州 5人/北米 15人/中米 2人/南米 4人/西欧 11人/東欧 19人/中東 2人/北アフリカ 3人/アフリカ 1人)

世界各地の日本語教育の第一線で活躍している日本語専門家等の活動をご紹介します。

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