理事長挨拶

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平成27年(2015年)の年頭にあたり、ごあいさつを申し上げます。

国際交流基金にとっての平成26年を振り返ってみますと、大きな出来事として、4月にはアジアセンターが設立されました。同センターでは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、アジア各国との芸術・文化の双方向の交流、アジア域内の交流、そして日本語学習支援など、アジアとの交流を抜本的に強化することを目指しています。7年間で3,000人の派遣を予定している「日本語パートナーズ」の第一陣は、昨年9月から順次、渡航先に赴任をはじめており、2015年はさらに事業を本格的に展開してまいります。

上記の「日本語パートナーズ」を含むアジアセンター事業では、独立行政法人化以来、国際交流基金が力を入れてきた、諸外国における日本文化の発信に加えて、相手国との双方向の交流を強く意識しております。日本人が大切にしてきた文化や芸術、価値観を多くの人に理解し、受け入れていただくには、一方的な売り込みでは成功するとは限りません。個人と個人の関係と同様、国と国の関係においても、自ら胸襟を開き、深く交わろうという姿勢を示すことによって、相手の心を開き、より深い関係を築けるのではないでしょうか。

このように、世界の人々に対して開かれた日本の姿を示すことは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けても大切になってくるでしょう。オリンピック・パラリンピックに向けて、文化の面でもさまざまな議論が展開されていますが、世界中の国々から日本を訪れる人々に、多種多様な日本の姿を見ていただきつつ、我々自身が積極的に世界の人々から学ぶことができればと考えております。

そうしたことを念頭に置きつつ、国際交流基金は本年も世界の人々と日本の人々の距離が一層近づき、共感や信頼、好意が育まれるよう、様々な交流を推進してまいります。皆様のご支援をお願い申し上げます。

また、皆様にとって、2015年が実り多き一年となりますよう、心からお祈りいたします。

2015年1月
国際交流基金 理事長
安藤 裕康

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