平成19(2007)年度 国際交流基金賞/奨励賞

2007年度  国際交流基金賞・国際交流奨励賞

2007年度の「国際交流基金賞」・「国際交流奨励賞」受賞者が決定いたしましたので、ここにご紹介いたします。この顕彰事業は、1973年から毎年続いているもので、天皇・皇后両陛下への御接見を賜るものです(過去の受賞者一覧はこちらからご覧いただけます)。


JF便りロゴこの事業に関するコラムを、JF便りに掲載しています。

をちこち各受賞者の「受賞のことば」を、『をちこち』20号に掲載しています。


*受賞記念として、講演会が開催されます。

【東京】 ロイヤルタイラー教授講演会

 日程:10月5日

金曜日 会場:東京大学本郷キャンパス

 テーマ:「源氏物語」とThe Tale of Genji~英語圏での受容について~

【京都/東京】 エセンベル教授講演会

 日程:10月5日

金曜日 会場:立命館大学衣笠キャンパス恒心館721号(京都)

 テーマ:世界史から見た日本とトルコの関係

 日程:10月9日 火曜日 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス(東京)

 テーマ:アジアのムスリム・ネットワークと日本

*東京(会場:法政大学)講演のもようが、法政大学のWebサイトでご覧になれます。


国際交流基金賞

ロイヤル・タイラー

ロイヤル・タイラー(Royall TYLER)【オーストラリア】

(元オーストラリア国立大学アジア研究学部日本センター所長・教授)
長年にわたる日本文学研究・指導、そして英語翻訳による能の紹介や、『源氏物語』の原文に忠実でかつ分かりやすく、文学的にも優れた翻訳など、海外における日本文学・日本文化に対する理解促進に対する貢献を顕彰し、国際交流基金賞を授賞する。

国際交流奨励賞 文化芸術交流賞

北川フラム

北川フラム (KITAGAWA Fram)【日本】

アートディレクター
アートフロントギャラリー主宰
(財)直島福武美術館財団総合ディレクター
新潟市美術館館長
女子美術大学教授

数々の先駆的な展覧会やアートプロジェクトを成功させたほか、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)の総合ディレクターとして、海外のアーティストと地域住民との協働を通して、現代アートの力で継続的な地域振興を行った功績をたたえ、さらなる発展を奨励するため、国際交流奨励賞・文化芸術交流賞を授賞する。

国際交流奨励賞 日本語賞*

リービ英雄
写真提供:朝日新聞社

リービ英雄 (LEVY Hideo)【米国】

小説家、法政大学教授

「万葉集」の優れた英訳により、日本文学を海外に紹介するほか、日本語により多数の小説、評論などの作品を著し、日本語の可能性を広げるとともに異文化間の理解を促進している功績をたたえ、さらなる発展を奨励するために、国際交流奨励賞・日本語賞を授賞する。

*2006年度までは日本語教育賞としておりましたが、この度、日本語教育に貢献されている方に加え、広く日本語を使って活躍されている方を対象にすることとしました。

国際交流奨励賞 日本研究賞

アイシェ・セルチュク・エセンベル

アイシェ・セルチュク・エセンベル
(Ayşe Selçuk ESENBEL)【トルコ】

ボスポラス大学教授、日本研究学会会長

日本研究学会の活動を通じたトルコの日本研究者の組織化や、後進の育成に尽力し、トルコにおける日本研究及びトルコ・日本間の学術・知的交流の推進に貢献してきた功績をたたえ、さらなる発展を奨励するために、国際交流奨励賞・日本研究賞を授賞する。

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