1989年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体
1989年度 受賞
北海道国際女性協会
北海道札幌市
- 代表者
- 渡辺 里代子
- 設立年
- 1975年
- ウェブサイト
- http://kokusaijosei.wixsite.com/hiwasince75

活動内容
北海道国際女性協会は1975年に発足して以来、世界の人々と共に学び、国際理解を深め、人々との輪が広がることを願ってさまざまな形で交流活動を続けています。120名の会員と共に、セミナーやシンポジウムを通して国際理解、国際交流に関する学習を行い、海外からの来訪者、滞在者へ日本文化の紹介や奉仕活動を行っています。また、北海道在住の外国人住民や留学生が必要とするコンサートや展覧会、生活に関する情報にいたるまで様々イベントを掲載する月刊の英語情報誌 ”What's on in Sapporo” を編集し、紙媒体とウェブを通して継続して発行しています。
受賞後の変化
1975年に活動をはじめ10年後の授賞でした。北海道と外国との交流のみならず、日本国内の交流活動を知る機会となり、地域の活動のありかたを学ぶ機会となりました。
これからのビジョン
インターネット等のメディアの変化により、国際理解に関する人々の理解度も変化しています。人々との交流がより地道な活動により高められていくことを目指しています。
最新の活動
2016年9月で英字生活情報誌を500号発行しました。2015年には活動40周年を祝う会をひらきました。会員数は以前の300から150名ほどになりましたが、活動は活発です。各国の領事館との連携も図っています。
1989年度 受賞
学校法人 アジア学院
栃木県那須塩原市
- 代表者
- 大津 健一
- 設立年
- 1973年
- ウェブサイト
- http://www.ari-edu.org/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/Asian.Rural.Institure/

活動内容
アジア学院は、1973年の創立以来、アジア、アフリカ、太平洋諸国の農村地域から、その土地に根を張り、その土地の人々と共に働く“草の根”の農村指導者(Rural Leader)を学生として招き、栃木県西那須野のキャンパスにて、国籍、宗教、民族、習慣、価値観等の違いを認めつつ、公正で平和な社会実現のために、実践的な学びを行っている学校です。モットーは「共に生きるために」であり、学びの共同体を形成し、学生たちは座学、ディスカッション、見学研修、グループ単位での農場運営を通して、自国のコミュニティの自立を導くリーダーシップを養っています。
受賞後の変化
国際協力に貢献していることが認知されるようになりました。
これからのビジョン
引き続き使命の達成のために尽力していきたいが、世界56か国に1,300名を超える卒業生を持った今、卒業生からのインプットを効率的に研修や学院の運営に活かしていき、研修の質の向上に努めたいと思っています。また多文化コミュニティーの経験を世界の平和構築に活かすプログラムやシステムを考案し、広く国内外の方々にアジア学院の生活に参加してもらうことで、平和について考え、平和を構築する行動を起こせる人間へと変わっていく手助けができればと考えています。
最新の活動
卒業生を通じてアジア学院の研修がその地域にどのような影響を与えたかを調査する調査が、12か国229名の卒業生を訪ねて行われました。調査の報告として"Rural Leaders"(農村指導者)という本が発刊され、日本語訳も完成する予定です。
1989年度 受賞
認定特定非営利活動法人 地球市民の会
佐賀県佐賀市
- 代表者
- 佐藤 昭二
- 設立年
- 1983年
- ウェブサイト
- http://terrapeople.or.jp/main/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/chikyushiminnokai/

活動内容
地球市民の会は、佐賀県を起点に世界中の人々が世界中の幸せを、自分の幸せだと感じられる人=地球市民になることにより、世界の平和と、私たちの地域の向上を実現させるために、国際協力、国際交流、地域づくり、地球共感教育の活動をしています。タイ、スリランカ、ミャンマーでおもに教育支援や村落開発、韓国、中国との大学生の交流事業、中山間地の元気再生事業やイベントなどの地域づくり、地球共感教育は学校や企業、組織への講師派遣、など多岐にわたった活動を行っています。
受賞後の変化
地域の活性化、地域づくりのために国際交流という手法を使って活動していたことを評価されての受賞でしたが、これをきっかけに、様々な出会いの中、国際協力事業や地域の活性化事業など幅広く拡大してきました。
これからのビジョン
佐賀という地方のリーダー的団体としてグローバルな事業のダイナモとして機能していきたいと考えています。
最新の活動
・ 佐賀空港発着のLCCを活用した日中間の大学生交流が軌道に乗りつつあります。
・ ミャンマーでの農村の生活向上を目指したソーシャルビジネス事業が、企業の協力を得ながらミャンマーでの大きな成功事例になりつつあります。
・ 佐賀の文化である「葉隠」を世界に発信するとともに、国際交流の拠点となるゲストハウス&交流センターを佐賀の空き家をリノベーションし4月にオープンします。
・ 熊本の震災支援として、佐賀県内の複数NPOとの連携で「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」を実施。
・ 2016年、当会が事務局となり、佐賀NGOネットワークを設立しました。
受賞団体からのコメント
佐賀県のふるさと納税にはNPO支援枠があります。「地球市民の会」の枠も設置しました。是非ご協力をお願いします。
受賞団体からのコメント
是非アジア学院に来ていただき、世界中から集まる多様な人との共同生活と、「食べもの」と「いのち」を大切にする生活を体験しながら、自分も持続可能で平和な世界をを作る一員となれること発見してほしいです。