1994年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体
1994年度 受賞
アース・セレブレーション実行委員会
新潟県佐渡市
- 代表者
- 三浦 基裕
- 設立年
- 1988年
- ウェブサイト
- http://www.kodo.or.jp/ec/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/EarthCelebrationJP/

活動内容
アース・セレブレーション実行委員会は、和太鼓集団「鼓童」と協力し、国際芸術祭「アース・セレブレーション」を開催してきており、2012年に25周年を迎えました。国内外から著名な演奏者を迎え、海外からも多くの観光客が訪れる音楽祭に発展し、期間中は一千人を超える外国人観光客を集めて佐渡の国際化に貢献しています。「鼓童」の国際的な活動に触発されて佐渡の伝統芸能が再活性化するなど地域の文化振興にも大きな役割を果たしています。2016年、野外コンサートを中心としたフェスティバルから、さらに地域に根差した新たなコミュニティとして生まれ変わりました。
受賞後の変化
受賞をいただいた1994年は、当フェスティバルの草創期であり、島内外での認知度と評価につながり、現在まで続く力をいただきました。
これからのビジョン
世界的に内向志向の傾向と民族対立が深まる中、芸術文化を通した、草の根の国際交流を目的とする当フェスティバルの役割と使命は、より重要になっていると考えています。また、過疎化が進む離島にあって、私たちの活動の地域活性化に果たす役割は大きく、国内外から人を呼びこみ、取り組みをさらに強化していく所存です。
最新の活動
近年は、国際交流基金アジアセンターの共催並びに助成事業で、インドネシア、ベトナムなどアジアの伝統音楽家との交流、共同作品の発表に力を入れています。
1994年度 受賞
特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会
大阪府大阪市
- 代表者
- 三木 秀夫
- 設立年
- 1984年
- ウェブサイト
- http://www.interpeople.or.jp/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/knapianpo/

活動内容
関西国際交流団体協議会は、関西地域一円の民間国際交流団体から成るネットワーク組織です。国際交流団体の多くが人員や資金不足の問題を抱え、活動に関わる情報・ノウハウの収集が困難ななか、団体間の連携を目的に72団体が参加して発足しました。国際交流情報誌「インターピープル」、国際交流団体一覧「インターピープル・ダイレクトリー」での情報提供事業や、「団体のための団体」として国際交流事業に関する相談・協力を行う一方、市民参加活動の裾野の拡大を目指し独自の事業も行っています。
受賞後の変化
団体の知名度が上がるとともに、社会的信用度が増しました。
これからのビジョン
国内NGOの中間支援や交流促進にとどまらず、地域の在住外国人、特に外国にルーツをもつ子ども・母親の支援や、インバウンド等海外から日本に来られて交流を深めるような活動も積極的に展開していきたいです。
最新の活動
第24回ワン・ワールド・フェスティバルを開催予定(2017年2月4日・5日)於カンテレ扇町スクエア、北区民センター、扇町公園。
外国にルーツをもつ子どもたちの学習支援の場「MINAMIこども教室」を実施。(毎週火曜日夜)
1994年度 受賞
一般財団法人 たんぽぽの家
奈良県奈良市
- 代表者
- 播磨 靖夫
- 設立年
- 1976年
- ウェブサイト
- http://tanpoponoye.org/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/たんぽぽの家-523644954338985/

活動内容
たんぽぽの家は、国境を超えた障害者の音楽交流を実現し、アジアに障害者の国際交流ネットワークを形成しています。障害をもつ人たちの詩にメロディをのせて歌いあげる「わたぼうしコンサート」を日本から海外に広げ、世界各国に幸せの種を運んでいます。同時に、障害をもつ人たちの芸術・文化の交流、アートを通したアジアでのネットワークが生まれており1990年には「アジアエイド基金」が設立されました。アジア各国にわたぼうしの種が生まれ、アートを通して障害のある人たちの未知なる可能性を開花させています。
受賞後の変化
アジア太平洋に生まれたわたぼうしネットワークはさまざまな地域でそれぞれの花を咲かせました。障害のある人の音楽をとおして、アジアのNPO,NGOとの繋がりはさらに広がっています。現在は音楽というジャンルにとどまらず、芸術文化活動による交流をひろく展開しています。
これからのビジョン
わたしたちは、一人一人が多様性をみとめあいながら生きやすい地域社会をつくっていくことを目指しています。そのために、異分野や異業種とつながりながら、時代にさきがける新しい価値を提案していきたいと思っています。具体的には地域におけるアート活動の実践や、アート・デザインを通したビジネスモデルの開発などです。
最新の活動
いま、障害のある人の大きな課題は、働いても所得が低いということです。そこで私たちはアート、デザイン、ビジネス、福祉をこえて、あたらしい仕事をつくる「Good Job!プロジェクト」を2012年から展開してます。毎年優れた取り組みを評価・紹介するアワードを実施したり、企業やデザイナーなど、異業種と共同して「はたらきがい」や「生きがい」のある労働のあり方を社会に提案しています。
受賞団体からのコメント
現在、プロジェクトは多岐にわたっています。最新情報はぜひウェブサイトをご覧ください。http://tanpoponoye.org

2016年度、「Good Job!プロジェクト」が、グッドデザイン金賞を受賞しました!2016年9月に奈良県香芝市に「Good Job!センター香芝」がオープン。これからもさまざまな活動を展開していきます。ぜひ遊びに来てください!http://goodjobcenter.com