1997年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

多様な文化の共生の推進

1997年度 受賞

特定非営利活動法人 国際都市仙台を支える市民の会(ICAS)

宮城県仙台市

代表者
氏家 洋子
設立年
1987年
国際都市仙台を支える市民の会(ICAS)の写真

活動内容

NPO法人 国際都市仙台を支える市民の会(ICAS)は、留学生とその家族を中心とした在住外国人との交流の輪を着実に広げてきました。東北地域で他に先駆けて各種日本語講座を開講し、ボランティア会員が日本語講師として教えており、その専門性の高さと実績は高く評価されています。日本語学習に関して提起した課題は全国的にも注目され、地域を越えた活動へと広がりを見せています。さらに、帰国した留学生との交流も活発に行うなどネットワークを海外にも広げており、時代を見る視点の確かさと独自の信念に基づいた活動を展開しています。

受賞後の変化

 活動を評価された喜びが一番ではありますが、資金をいただけたおかげで当面の諸活動において、大いなる助けとなりました。また、メンバーたちの強い連帯感が育まれたように思います。

これからのビジョン

従来開設してきた日本語講座の更なる充実を図っていきます。また、仙台市には留学生や研究者が多いので日本語習得のみならず日本語文化に親しみ市民との対話ができる「場」作りをしていきたいです。

最新の活動

  • 国際都市仙台を支える市民の会(ICAS)の最新の活動1
  • 国際都市仙台を支える市民の会(ICAS)の最新の活動2

大学の理系研究者に特化した講座が開設される予定。2017年に当会は30周年を迎える。記念の公開講座開催をはじめとして諸行事の開催を考えています。

受賞団体からのコメント

30周年公開講座は、2017年11月11日仙台国際センターで荒川洋平先生をお招きいたします。ご関心のある方はご連絡ください。


文化・芸術による地域づくりの推進

1997年度 受賞

とこなめ国際やきものホームステイ実行委員会

愛知県常滑市

代表者
竹内 外恵
設立年
1984年(現在は解散)
ウェブサイト
http://www.japan-net.ne.jp/~iwcat/index-j.htm
とこなめ国際やきものホームステイ実行委員会の写真

活動内容

とこなめ国際やきものホームステイ実行委員会は、地場産業である常滑焼を利用したまちおこしとして実行委員会を組織して以来、毎年海外の陶芸家を招きワークショップを開催しています。やきものが市民の生活の一部である常滑市ならではの国際交流活動を実施し、地域の持つ技術、知識、伝統、人材という地域資源のすべてを有機的に活用しています。ホームステイを軸とした交流を通じ、市民の国際理解を深めるとともに、陶芸という芸術面での交流を通じて、地域伝統文化の発展及び海外に向けての発信に大きく寄与しています

受賞後の変化

国内外にむけて、より自信を持って活動紹介できるようになりました。また副賞を活用し2005年に自前の薪窯をつくり、7年間使用しました。現在、その窯は常滑市の陶芸研究所に移築し、若手陶芸家の育成に活用されています。

これからのビジョン

今も団体は、解散していません。参加者の残した作品群を多くの人に紹介できるよう、屋外展示に力を入れています。1000点以上の作品のうち、展示済は50点程度ですが、毎年少しずつ増やしています。またこれからも海外からの修行希望者には、いろいろな形で支援をしていきます。

最新の活動

  • とこなめ国際やきものホームステイ実行委員会の最新の活動1
  • とこなめ国際やきものホームステイ実行委員会の最新の活動2

これまでの参加者が、家族、友人を伴って、頻繁に常滑を訪れます。ワークショップの終了を彼らはたいへん残念がっていますが、世界中にわが町の応援団がいることは私たちの大きな財産だと思っています。

受賞団体からのコメント

地元の陶芸家が海外で活動する例がふえました。


文化・芸術による地域づくりの推進

1997年度 受賞

太鼓集団蒲生郷太鼓坊主

鹿児島県姶良市

代表者
内村 秀喜
設立年
1987年
ウェブサイト
http://www.kamou.co.jp/tekobouzu/
ソーシャルメディア
https://www.facebook.com/太鼓集団-蒲生郷-太鼓坊主-Tekobouzu-311152885724175/
太鼓集団蒲生郷太鼓坊主の写真

活動内容

太鼓集団 蒲生郷太鼓坊主は、日韓コグマ(韓国語で「さつまいも」の意)交流で韓国の学生をホームステイに受け入れたことをきっかけに、ソウルで太鼓を演奏することを約束、当時日本文化に対する根強い不信感があった韓国初の日本の民間団体による公演を実現させました。現在は、韓国との交流を軸としてニュージーランドやシンガポールなどへも演奏交流活動を広げています。地元の秋まつりを発展させた「日本ー大楠どんと秋まつり」で韓国から招へいした公演団と共演するなど、地域での国際交流の先導的役割を果たしています。

受賞後の変化

受賞後沢山の方々から喜んで頂き、更に応援してくれるようになった。

これからのビジョン

和太鼓を通して国内外の方々に、土の香、人と人との繋がりの大切さを中心に活動する。

最新の活動

  • 太鼓集団 蒲生郷太鼓坊主の最新の活動1
  • 太鼓集団 蒲生郷太鼓坊主の最新の活動2

昨年は30周年記念公演を2代目の若者が中心に企画され大成功しました。

受賞団体からのコメント

太鼓坊主はこれから、まだまだ伸びて行きます。今後の活動もSNSなどで是非チェックして下さい

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