2002年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体
2002年度 受賞
特定非営利活動法人 たかとりコミュニティセンター
兵庫県神戸市
- 代表者
- 神田 裕
- 設立年
- 1995年
- ウェブサイト
- http://tcc117.jp/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/takatoricommunitycenter/?fref=ts
- https://twitter.com/tcc117
活動内容
たかとりコミュニティセンターは、多文化共生を目指す9つのNGO団体(エフエムわいわい、エフエムわいわい友の会、神戸定住外国人支援センター、リーフグリーン、多言語センターFACIL、World Kids Community、アジア女性自立プロジェクト、ツール・ド・コミュニケーション、NGOベトナムin KOBE)から構成され、阪神大震災時のボランティア活動の拠点にもなっていました。多言語FM放送、生活情報の翻訳、外国人の子ども支援、中古PC回収再生とマイノリティへの提供といった個別の活動を行う一方、共同で事業を実施する新しいかたちの組織です。
受賞後の変化
団体結成10年のときに賞をいただいたので、副賞で10年記念報告書が作成することができました。
これからのビジョン
地域社会に必要とされる間は、それぞれの団体は、こつこつと活動を継続していきます。
最新の活動
たかとりコミュニティセンターの構成団体のひとつであるエフエムわぃわぃが、コミュニティラジオ放送局からインターネット放送局に変わりました。
2002年度 受賞
特定非営利活動法人 あしぶえ
島根県松江市
- 代表者
- 園山 土筆
- 設立年
- 1966年
- ウェブサイト
- https://www.ashibue.jp/
- ソーシャルメディア
- https://www.facebook.com/ashibue.org/
- https://twitter.com/shiinomi_yakumo
活動内容
あしぶえは、新拠点「100人劇場」作りを模索していた折に八雲村と出会い、公設民営の劇場「しいの実シアター」を誕生させました。アメリカやカナダの国際演劇祭への参加を通じて得た「自分達も国際演劇祭を開催したい」という夢は、「演劇によるまちづくりシンポジウム」や、「八雲国際演劇祭プレ大会」を経て、「第1回八雲国際演劇祭」開催に実を結びました。5カ国7劇団の演劇に触れる機会を提供するほか、ホームステイ先として住民が劇団員を受け入れ、児童対象の国際交流プログラムも実施するなど地域における異文化理解を牽引しています。
受賞後の変化
自治体や、市民、企業関係者からの信頼感が向上しました。
これからのビジョン
・国際演劇祭の企画運営力の向上を図り、市民の宝に育てます。
・国際性、多様性のある良質な舞台作品づくりと観客育成
・「しいの実シアター」を子どもたちだけで企画・運営・上演へ
最新の活動
2017年11月2日(木)~5日(日)の4日間、しいの実シアターを主会場にスイス、ドイツ、スペイン、日本出身の約13集団が、0歳から高齢者までを対象に心に響く作品を上演しました。マルシェを併催し、「第6回森の演劇祭」は、今までにない満足感を来場者に提供しました!!
受賞団体からのコメント
「演劇」を<人々の暮らしの中へ>浸透させたいと活動して50年。
2002年度 受賞
高知市立高知商業高等学校生徒会
高知県高知市
- 代表者
- 成瀬 孝治
- 設立年
- 1994年
- ウェブサイト
- http://www.kochinet.ed.jp/kochisho-h/
活動内容
高知市立高知商業高校生徒会は、NGO「高知ラオス会」の学校建設を支援する募金活動を契機とし模擬株式会社を設立、生徒やPTA・教職員から出資を募り、ラオスで民芸品を買い付け、学園祭で販売し、利益の一部を学校建設に充てる商業高校ならではの活動を展開しています。現地学校に日本式の運動会を紹介したり、体力測定を実施して日本のデータと比較するなど交流も進めています。ラオス物産展などの商店街イベントに携わり、ラオス民芸品店「LAO SKY」をオープンするなど、国際理解促進の先駆的な活動を展開しています。
受賞後の変化
国際協力活動を継続できるのは,地域の理解や協力があればこそだと改めて感じることができました。だからこそ、高知の課題や長所により向き合った活動を取り組むようになりました。
これからのビジョン
毎年8月にラオスを訪問し、ラオスの経済発展を目の当たりにしてきました。そこで、教育への側面的支援に加え、商業高校の特徴を生かし、ビジネス面でも協力できないかと考えています。「高知とラオス、両方の発展」をキーワードに、高知とラオスのビジネスを結びつける役割を果たしたいと計画しています。
最新の活動
・ラオスのビエンチャン県には国内有数の観光地がありますが、特産品となるお菓子のお土産がないことに着目し、2016年8月、私たちはビエンチャン県庁にて、ラオスの農作物を活用したお土産菓子の商品開発プランを提案しました。また提案において、高知とラオスの関係をさらに深めたいという思いから高知の芋ケンピ菓子を六次産業ビジネスモデルの事例として紹介しました。
・2017年8月に通算8校目となる学校が完成の予定です。近年ニーズが高まっている保育園です。建設に協力した小学校の敷地内に建設されます。
受賞団体からのコメント
活動に関心を持っていただける方は、毎月オリエンテーションを開催しております。詳細については、http://tcc117.jpをご覧下さい。