2003年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

市民連携・国際相互理解の推進

2003年度 受賞

北方圏国際シンポジウム実行委員会

北海道紋別市

代表者
高橋 修平
設立年
1985年
北方圏国際シンポジウム実行委員会の写真

活動内容

北方圏国際シンポジウム実行委員会は、流氷のまち、紋別で開催される国際的な学術交流を市民ボランティアと一丸となって支えるとともに、海外から集う研究者と市民の交流の機会を提供し、国際友好親善に寄与しています。紋別市に国内外多くの研究者が集まり、流氷・産業・文化など貴重な情報共有を行うほか、市民ボランティアとの交流が生まれています。小学生を対象に流氷の知識を深める「子供と親の流氷シンポジウム」も開催し、近年は市内の中高校生が自発的に紋別の魅力を調査・体験し、シンポジウムにおいて発表しています。


文化・芸術による地域づくりの推進

2003年度 受賞

武生(たけふ)国際音楽祭推進会議

福井県武生市

代表者
笠原 章
設立年
1990年
ウェブサイト
http://takefu-imf.com/
ソーシャルメディア
https://www.facebook.com/武生国際音楽祭-232636353487695/
https://twitter.com/TAKEFU_IMF
武生(たけふ)国際音楽祭推進会議の写真

活動内容

武生国際音楽祭推進会議は、世界的な水準の国際音楽祭の企画・運営をボランティアで行い、市民が音楽を始めとする芸術文化に親しみ、国際交流に参加する機会を提供しています。越前市内外の寺院・銀行・会社などの場所で開催されるまちなかコンサート、学校でのスクールコンサートを通じ市民に音楽を届け、さらに将来を担う若手音楽家にとって研鑽の場である作曲ワークショップと演奏家のための夏季アカデミーを開催するなど世界で活躍する若手音楽家も育成しています。

受賞後の変化

武生国際音楽祭は、多くの音楽的な評価を得てきましたが、それは常に本物の音楽を提供し、世界でもトップクラスの質にこだわり続けてきたことに対する評価であると感じてきました。一方で、地域にとって、音楽祭を継続開催する意義は、本物の音楽を提供するという目的をもとに、世界各国の一流の音楽家と市民が交流し、感性豊かなまちづくりにつながるという活動が重要であり、この活動について評価を得る機会はあまりありませんでした。受賞を機会に、音楽祭を通じた国際交流の取り組みが紹介される機会となりました。

これからのビジョン

音楽祭を今後も継続開催し、質の高い音楽芸術の創造と提供を続けていく中で、特に地域の子供たちとのかかわりを深める活動をすすめていきたいです。音楽祭を通じ、地域の子供たちが世界の一流アーティストと触れ合う機会を積極的に提供していくことで、将来の地域の担い手である世代の感性を刺激するきっかけにしたいです。

最新の活動

  • 武生(たけふ)国際音楽祭推進会議の最新の活動1
  • 武生(たけふ)国際音楽祭推進会議の最新の活動2

2017年は9月の開催を予定しています。

受賞団体からのコメント

この音楽祭の音楽監督は、世界的に活躍中で新作オペラの創作などを手がける注目の日本人作曲家細川俊夫氏が務めています。世界にひろがる細川音楽監督の音楽家ネットワークを通じ、「武生国際音楽祭」は世界一流の音楽家たちの交流の場ともなっています。


文化・芸術による地域づくりの推進

2003年度 受賞

アーティスト・イン・レジデンス「美濃・紙の芸術村」実行委員会

岐阜県美濃市

代表者
石川 道政
設立年
1997年(現在は解散)
アーティスト・イン・レジデンス「美濃・紙の芸術村」実行委員会の写真

活動内容

アーティスト・イン・レジデンス「美濃・紙の芸術村」は、美濃和紙を使って創作作品を作るアーティストを海外から招へいし、市民の家庭にホームステイしながら創作活動を行っています。美濃和紙あかりアート展にも参加するなど地域の行事にも積極的に参加。市民には楽しみながら芸術創造活動を体験できる機会を提供しています。地域の伝統工芸に新しい息吹を与え、文化交流を通じたまちづくりや 地域における異文化の理解が深まることを目指して活動しており、市民ボランティアが外国人アーティストの創作活動を支えています。

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