2007年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

文化・芸術による地域づくりの推進

2007年度 受賞

特定非営利活動法人

芸術と計画会議(C.A.P.

兵庫県神戸市

代表者
下田 展久
設立年
1994年
ウェブサイト
http://www.cap-kobe.com/
芸術と計画会議(C.A.P.)の活動の様子

活動内容

芸術と計画会議(C.A.P.)は、アーティストの考え方や、作品の完成に至るまでのプロセスも芸術活動ととらえ、アートと社会を結ぶアーティスト・イニシアチブの団体として創設されました。さまざまな分野のアーティストがネットワークを組んで活動、アーティストによる自主的な活動は行政を動かすまでになりました。また、世界のアーティストとの交流や国際共同プロジェクトを実施するなど活動の輪が文化や国を超えて広がり、地球市民としてのアーティストの活動モデルとなっています。

受賞後の変化

地球市民賞で頂いた賞金は、拠点としていた旧神戸移住センターの大改修の時期、活動を続けていく際の助けとなり、また翌年以降、活動を新たに展開していく際にも大きな励みとなりました。

これからのビジョン

これまでの活動で得たネットワークや信頼をもとに、C.A.P.と言う組織の枠を超えた活動を地域で展開できれば良いと考えています。

最新の活動

  • 芸術と計画会議(C.A.P.)の最新の活動1
  • 芸術と計画会議(C.A.P.)の最新の活動2

指定管理事業以外に、神戸のまちで自分の仕事に誇りを持って活動している人たちに呼びかけ、11月の3日間自分たちの仕事を公開してもらう「神戸文化祭」を継続していますが、今年、4回目の開催をしました。芸術家だけでなく、職人さんやお店の経営者の方など創造的で互いに共感を呼ぶような活動をしている人たちの輪が広がったと実感しています。また、ドバイのタシキールスタジオ、トゥルクのビデオカフェ、ハンブルグのゲンゲフィートル、そして神戸のC.A.P.、4箇所のアートコミュニティーが共同で企画し、互いのアーティストを交換し現地のアートコミュニティーと仕事をしていく事業「See Saw Seeds」を実施中です。See Saw Seedsプロジェクトは、異なった文化で活動するアートコミュニティーが協働することで、互いの地域のコミュニティーのメンバーや市民の視野を広げ世界観、価値観を更新する試みです。この活動を通して各地でアートで生きる、またアートが生きるコミュニティーが広がることを願っています。

市民連携・国際相互理解の推進

2007年度 受賞

特定非営利活動法人

えひめグローバルネットワーク

愛媛県松山市

代表者
竹内 よし子
設立年
1998年
ウェブサイト
http://www.egn.or.jp/
ソーシャルメディア
https://www.facebook.com/pg/wakuwaku.egn/photos/
えひめグローバルネットワークの活動の様子

活動内容

えひめグローバルネットワークは、地域の行政課題であった放置自転車を活用して、自転車を必要としているアフリカに送り人々の生活に役立てたり、内戦の続いたモザンビークで銃を鋤に変える現地の武装解除のプロジェクトに共感し、地元のアーティストによる武器アートの展示をサポートするなど、平和構築、復興支援活動を行っています。また、これまで国際交流活動の機会が少なかった地域において次世代を担う大学生を積極的に活動に巻き込むなど、地域に根ざした国際協力・交流活動を展開しています。

受賞後の変化

受賞は団体の誇りとなっています!受賞の翌年には、モザンビークからの大統領ご一行も愛媛を訪問するなど国際理解・交流が広がりました。「地球市民」という認識も高まり、ESDに関する授業やワークショップ・イベント開催時も「地球一個分」を感じられるよう工夫を重ねることができています。また、その「学び」「行動」の積み重ねが、「地域の信頼」につながって、官民連携、協働が生まれてきています。嬉しい変化です。受賞は、団体の継続的活動の元気の源!活動を続ける中で、つらい時があっても、受賞の喜びを思い出して踏ん張っています!

これからのビジョン

地域密着型・市民参画型の国際協力・環境保全・ESD活動の展開で、地域でも、モザンビークとの交流でも青年層が主体的に活躍できる場をつくっていきたいと思っています。そして、多様な「つながり」をつくることで、さまざまな社会課題の改善・解決、また、そのための教材開発・改革提案活動に取り組んでいきたいと考えています。モザンビークの「銃を鍬へ」平和活動で、市民が武器を回収し、切断してアートに変えたように、「カタチ」にして、より多くの方々と共有できるよう武器アートの展示も全国に広げていきたいと願っています。

最新の活動

  • えひめグローバルネットワークの最新の活動1
  • えひめグローバルネットワークの最新の活動2

アジア・アフリカとつながる「四国ユースネットワーク」が構築されました。
四国内の国際協力・環境保全に関わるNGO/NPOと高校生・大学生がつながり、地域の環境保全活動への参加が活発になったり、途上国を含む海外渡航経験を持った青年層の交流が活発になってきています。
モザンビークにおいては、旱魃・水の問題など課題は山積みですが、公民館建設を進めており、現地の元研修生とともに、フェアトレード商品開発など持続可能な開発に向けて具体的に取り組んでいます。

受賞団体からのコメント

「武器アート展示」を一緒に開催しませんか?このアート作品と同様の作品が、イギリスの大英博物館、大阪の民族学博物館でも展示されています。「武器アート」は私たちに何を語りかけてくるでしょう?地球市民としての「気づき」や「学び」のきっかけになれば幸いです。

多様な文化の共生の推進

2007年度 受賞

特定非営利活動法人

アジア女性センター

福岡県福岡市

代表者
横山 美栄子
設立年
1997年
ウェブサイト
http://www1.plala.or.jp/AWCenter/
アジア女性センターの活動の様子

活動内容

アジア女性センターは、同じ地域に住む人間として、アジアの女性にとっても暮らしやすい地域社会にしていくことを目的として設立されました。アジア女性が直面している問題に関わっていくことは、「グロ-バルな視野で考え地域で行動する(Think GloballyACT Locally)を実践することでもあります。多言語によるホットラインを開設し、女性たちの相談に乗るとともに、フェアトレード製品を使ったカフェも運営しています。カフェでは、各国の文化を紹介するギャラリーや南北格差などに関するトークも行われ、ローカルからグローバルな課題を考える機会を提供しています。

受賞後の変化

団体の社会的認知が高まりました。新聞社からの取材もありました。

これからのビジョン

国内外を問わず、暴力、虐待、性差別、経済的搾取などに苦しむ女性と子どもたちがいます。日々の活動を大切に、ひとりひとりに向き合う人権擁護活動を続けていきたいと思います。

最新の活動

  • アジア女性センターの最新の活動1
  • アジア女性センターの最新の活動2

活動を始めて19年になりますが、人材・財政など問題を抱えながらも当初の理念を持ち続け、支援活動が続けられていることは奇跡的です!

受賞団体からのコメント

女性たちは元々力を持っています。性差別、暴力、人身売買などの人権侵害によって失われた力を取り戻すお手伝いをしています。ホットライン(092-513-7333)にいつでもお電話ください。

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