今年新設の「国際交流基金アジアセンター特別賞」期待のカンボジア女性監督 ソト・クォーリーカー監督に決定!初の長編作品『遺されたフィルム』 TIFF2014にてワールド・プレミア
2014年10月31日
本日10月31日、第27回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival:以下、TIFF)におけるアジア新鋭監督の登竜門、「アジアの未来」部門に本年度より新設された「国際交流基金アジアセンター特別賞」の受賞作品が以下の通り発表されました。
- 「アジアの未来」部門 「国際交流基金アジアセンター特別賞」
受賞監督 : ソト・クォーリーカー (カンボジア) - TIFF出品作品:『遺されたフィルム』 (2014年)
プノンペンの少女が、ふとしたきっかけで1970年代のカンボジア映画と出会い、ポル・ポト派に蹂躙された祖国の映画史を発掘し、新たな形の“再生”を仲間と試みていく。リティ・パニュ『消えた画 クメール・ルージュの真実』で話題のカンボジア映画界から期待の女性監督初の長編映画。
クォーリーカー監督は、「カンボジアの人々が自らについて物語ることを勇気づけたいと思った。語ることにより、世代を超えて人と人とが繋がり、過去と現在とが繋がる。こうして過去を乗り越えていきたい。」と出品作について語っています。『遺されたフィルム』は、今回のTIFFでワールド・プレミア上映されましたが、本年12月にはカンボジア国際映画祭のオープニングを飾るほか、シンガポール国際映画祭に出品されることも決まっています。
国際交流基金アジアセンター特別賞(The Spirit of Asia Award by The Japan Foundation Asia Center)
「アジアの未来」部門において、文化の違いを越え、国際的な活躍が期待される新鋭監督に贈られます。日本映画大学学長および国際交流基金理事長、2名の委員による審査で決定します。受賞者には、トロフィーとともに、副賞として日本短期滞在(日本人が受賞した場合は、アジア滞在)の機会が贈呈されます。
他のTIFF各賞の受賞作品につきましては、TIFFのウェブサイトをご覧ください。
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