門外不出の「松島図屏風」ほか日米所蔵作品による夢の競演 「俵屋宗達」展 フリーア/サックラー美術館(米国ワシントンDC)で開催!

2014年11月19日

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、スミソニアン研究機構フリーア/サックラー美術館(米国ワシントンDC)との共催で、江戸時代初期に活躍した俵屋宗達の作品を中心とする展覧会「俵屋宗達」展(仮称)を開催します。 チャールズ・フリーアが収集した俵屋宗達の代表作として著名な「松島図屏風」と「雲龍図屏風」等貴重なコレクションは、館外への貸し出しが禁じられているため、他の作品と同時に展示される機会がこれまで一度もありませんでした。今回は、これまでの琳派展、宗達展にはあり得なかったまさに夢の企画として、米国内の主要な宗達派作品と日本で厳選した作品をフリーア/サックラー美術館に集め、一堂に会して展示するものです。

宗達の芸術は、尾形光琳や、酒井抱一らのいわゆる琳派の系譜に属する画家たちが受け継いだ装飾的絵画のルーツであると同時に、自由奔放で個性的な絵画表現が大きな魅力です。そのため、海外のコレクターが作品の魅力に引き付けられ、その結果として、フリーア/サックラー美術館を始めとした米国主要な美術館に作品が収蔵されることになりました。本展覧会では、この装飾的芸術の代表とされる宗達及びその周辺画家の作品約50点と同時に、大正時代以降、宗達に影響を受けた近代絵画作品約15点をあわせて展示することで、宗達芸術の現代への繋がりを明らかにするものです。

また本展は、2010年11月に発表されたファクト・シート「日米同盟深化のための日米交流強化」に基づく5カ年事業の一環として開催されます。なお、2015年2月に日米両国のキュレーターによる記者発表を、3月にはシンポジウムを東京で開催予定です。詳細は、当基金のウェブサイトにて追ってご案内します。

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