国際交流基金アジアセンターpresents
CROSSCUT ASIA」第2弾、フィリピン特集に決定

2015年5月15日

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターでは、昨年度より、毎年秋に開催される東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival:以下、TIFF)とのコラボレーション企画として、国、監督、俳優、テーマなど様々な切り口のもとでアジア映画を特集する「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」を設け、各国を代表する映画の上映や賞の授与を行っています。

この度、昨年大好評だったタイ特集に続く第2弾として、豊かな映画史を誇り、今まさに「第3期黄金時代(※注)」に突入したと世界的に評されるフィリピン映画の世界を特集することが決定いたしました。

今回は、カンヌ国際映画祭監督賞受賞の『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』などで知られる若き巨匠、ブリランテ・メンドーサ監督を特集(メンドーサ監督については次頁をご参照【PDF:398KB】)する他、フィリピン映画の今を感じる注目のラインナップを予定しています。つきましては、是非貴媒体にて本情報をご紹介頂けますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

(※注)フィリピン映画 第3黄金期とは
フィリピン映画の最初の黄金時代は、第2次世界大戦後の1950年代に到来。大手映画会社がスターシステムで娯楽映画を量産する一方、巨匠監督たちも活躍した。60年代の停滞期を経たのち、70~80年代に第2期黄金時代を迎え、反骨精神を秘めた硬派の傑作作品が生まれ、リノ・ブロッカやイシュマエル・ベルナールなどの監督のもと、“アジア・インディペンデント映画の父”と称されるキドラット・タヒミック(『悪夢の香り』)のように映画産業とは無縁のインディーズ作家も登場した。そして、21世紀のデジタル時代は若いインディペンデント作家たちが続々と台頭し、インディーズの祭典であるシネマラヤ映画祭などを通じて、『囚われ人パラワン島観光客21人誘拐事件』のブリランテ・メンドーサ、『昔のはじまり』のラヴ・ディアスはカンヌなど国際映画祭の常連となり、世界的に注目されている。メンドーサがデビューした2005年あたりから現在に至るまで、フィリピン映画の第3期黄金時代が続いている。

お問い合わせ

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