金剛流 ロシア能楽公演
「樂―茶碗の中の宇宙展」モスクワ展開催を機に
伝統芸能の若き精鋭たちが集結

2015年8月6日

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、ロシア・モスクワ市演劇センター「桜の園」にて、「金剛流 ロシア能楽公演」を上演します。これは、モスクワのプーシキン美術館において開催される「樂-茶碗の中の宇宙」展にあたり行われるもので、併せて実施する裏千家による茶道講演会・デモンストレーションとともに、日本で受け継がれてきた哲学や思想、伝統の技、そして芸術に総合的に触れていただく機会として企画しました。

650年の歴史を持つ能楽界において五流のうち四流の宗家が東京を本拠地としている中で、京都に宗家が存在する唯一の流儀である金剛流。今回は、モスクワ市立演劇センター「桜の園」を舞台に、二十六世宗家・金剛永謹師監修のもと、二十七世若宗家・金剛龍謹が能「羽衣」を舞います。出演者の平均年齢が31歳という、伝統芸能の世界では異例の若手を中心にした舞台に、今から期待が高まります。プーシキン美術館でのオープニングでは、公演に先立ち、金剛永謹師による謡と小鼓によるパフォーマンスが披露されるとともに、「桜の園」での公演後には、若手能楽師とロシアの日本語・日本研究を行っている若者や演劇関係の若者たちとの青年交流の場を設け、日本の伝統芸能への理解を深めます。

モスクワに先立ち、サンクトペテルブルグ・エルミタージュ美術館で同様に開催された「樂-茶碗の中の宇宙」展のオープニング記念公演でも好評を博した能楽公演。今回は、京都から次代を担う伝統芸能の若き精鋭たちがモスクワに集結します。その瑞々しい舞台を、ぜひ取材いただけましたら幸いです。 事業の詳細やご取材については、お問い合わせ下さい。

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