【取材のお願い】第18回 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示「愛される建築を目指してー建築を生き物として捉える」~大西麻貴氏がキュレーターを務める注目の展示が5月20日から公開~

2022年5月2日

国際交流基金(JF)は、2023年5月20日から11月26日にかけて開催される「第18回ヴェネチア・ビエンナーレ 国際建築展」において、日本館展示を主催します。
本年の日本館では、建築家の大西麻貴がキュレーター、そして建築設計事務所、o+hの共同代表を務める百田有希が副キュレーターを務めます。「愛される建築を目指して」と題し、建築家・吉阪隆正が手がけた日本館そのものにスポットを当てた展覧会です。

吉阪隆正は、今和次郎や近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事し、戦後復興期から1980年まで活躍しました。吉阪の代表作である日本館は1956年に竣工され、ヴェネチアの地で半世紀以上にわたり日本の美術・建築を紹介しています。本展では、建築家のみならず、テキスタイルデザイナー、窯業家、デザイナー、編集者、金工、アニメーターといった専門性の異なるチームメンバーが、この日本館建築そのものを展示物と捉え、大西、百田の両氏が長年にわたり取り組んできたテーマである「愛される建築」を実践します。

ファサードにかかるテントの屋根、開口部に吊るされたモビール、バーのような憩いの場として人々が交差するピロティ、日本館の特徴を語る上で欠かせない構造壁に投影されたアニメーション、さらに日本館のコンセプトや造形への回答として制作され、室内に展示される模型、什器、再編集した書籍等、さまざまなつくり手が日本館と向き合い、構想した展示物を通して、来場者が「愛される建築」について考えられる場を作ります。

一般公開に先立ち、5月18日にオープニングレセプション、5月18日と19日には内覧会を日本館で開催します。5月20日には、キュレーターによるガイドツアーやトークイベントも実施します。会期中、関係者によるトークイベントやワークショップ等を通じて、「生きた場」として日本館を育て続けることを目指します。

配信プレスリリース

お問い合わせ

この件に関するお問い合わせ
国際交流基金 広報部(広報担当:熊倉、原田)
電話:03-5369-6075 ファックス:03-5369-6044
Eメール:press@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)

About Us国際交流基金について