【取材のお願い】インド太平洋諸国の次世代リーダーと「防災」を考える

2024年7月3日

国際交流基金(JF)は、2023年度に続き、7月21日(日曜日)から28日(日曜日)にかけて、日本を含むインド太平洋諸国12か国から若手の研究者や実務家15名を招へいし、「防災」をテーマにしたスタディ・ツアーを実施します。 これは、国際交流基金インド太平洋パートナーシップ(JFIPP)の一環で行うものです。
参加者は、オーストラリアのシンクタンク「オーストラリア国際問題研究所(Australian Institute of International Affairs)」との協力により、公募で選ばれたインド太平洋諸国の研究者、省庁関係者、NGO/NPOスタッフ、ジャーナリストなど、多様なバックグランドを持つ若手専門家15名です。参加者がこのプログラムで得た見識を、地域の防災やレジリエンス強化といった分野において域内連携に向けた提案や政策提言に反映することを目指しています。
プログラムは1年間の予定で、本研修に加え、インド太平洋地域の日本以外の2か国(豪州及び大洋州島嶼国を予定)での1週間程度の研修のほか、オンライン・ミーティングなどを通じて交流を深めます。2期目となる今回の参加者の出身国は、日本、オーストラリア、米国、フィリピン、タイ、インド、フィジー、バヌアツ、ソロモン諸島、ニュージーランドなど12か国です。
本研修では、まず宮城県の石巻市と南三陸町で、東日本大震災の震災遺構や復興の様子を視察し、市職員や地元住民と交流します。また、東京都内では内閣府を訪問、日本の防災関係者らと意見交換を予定しています。兵庫県神戸市では、「人と防災未来センター」やNGOを訪問し、阪神・淡路大震災を踏まえた防災の取組を視察、専門家・研究者と知見を共有します。

事業概要

事業名称
国際交流基金インド太平洋パートナーシップ(JFIPP)/ネットワーク・フェローシップ 訪日研修
主催
オーストラリア国際問題研究所(AIIA)、国際交流基金(JF)
主要日程
7月22日(月曜日)~23日(火曜日)
南三陸町と石巻市の震災関連施設を訪問、意見交換と交流。
(訪問予定先:川の上・百俵館、南三陸311メモリアル、石巻市震災遺構・大川小学校など)
7月24日(水曜日)
東京都内視察・関係機関訪問・面談(内閣府など)
7月25日(木曜日)~ 27日(土曜日)
神戸市人と防災未来センター視察、大学研究者との意見交換
アドバイザー
三浦秀之(杏林大学総合政策学部 准教授、石巻・川の上プロジェクト プロデューサー)
  • 津波により鉄骨だけとなったビルと見学者たち
    昨年度の訪日研修の様子(南三陸)
  • 映像が投影されたスクリーンと研修参加者たち
    昨年度の訪日研修の様子(東京)

「国際交流基金インド太平洋パートナーシップ」 について

JFは、2023年度、「国際交流基金インド太平洋パートナーシップ(Japan Foundation Indo-Pacific Partnership Program, 以下JFIPP)」を開始しました。
将来、インド太平洋地域において政策形成への参画が期待される若手専門家を対象に、インド太平洋地域に共通する課題をテーマとして研修・交流・ネットワーキングの機会を提供します。国際的な知的対話の促進、次世代リーダーの育成、そして地域協力を推進する長期的な協力関係の構築と、関係者間のコミュニティの形成を目指します。 第1期の参加者は日本(2023年9月)、オーストラリア(11月)、フィジー・トンガ(2024年3月)で研修を行い、各国における災害の現状と防災の取り組みについて学ぶとともに、多様な背景・専門分野を持つフェロー間での活発なディスカッションや共同研究を通じて、インド太平洋地域の協力に資する持続的なネットワーク形成を進めました。

JFIPP

  • 国際交流基金 The Japan Foundation 
  • Australian Institute of International Affairs

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国際交流基金 広報部(広報担当:熊倉、小堤(おづつみ))
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