国際交流基金 海外運営専門員募集(文化のWA2.0:バンコク日本文化センター)について

1.募集の目的

国際交流基金(JF)は、世界の全地域で総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関です。「文化」「言語」「対話」を通じて日本と世界をつなぐ場を作り、人々の間に共感や信頼、好意をはぐくむための様々な事業を実施しています。

JFでは、日本ASEAN友好協力50周年(2023年)を契機に、日本とASEANの次世代の交流促進と人材育成を目的とする包括的な人的交流事業「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」(以下、「文化のWA2.0」)を、今後10年間にわたり集中的に実施します。この取組は、JFが2014年~2023年にかけて実施したアジアとの文化交流事業「文化のWA(和・環・輪)~知り合うアジア」を発展的に継承するものであり、日ASEAN間における将来にわたる強固な信頼関係の構築、多層的な人的ネットワークの強化、共通課題解決に向けた協働、懸け橋となる次世代人材の育成、多文化共生社会の発展への貢献の実現を目指すものです。

この度、バンコク日本文化センターにおいて、この包括的な人的交流事業「文化のWA2.0」を実施するための諸業務を担当する海外運営専門員を以下のとおり募集します。

2.派遣先

3.業務内容

文化のWA2.0に関わる以下の業務

  1. (1)総務・経理業務(拠点の管理運営や渉外、広報等に関わる事務)
  2. (2)文化芸術交流事業、日本研究・国際対話事業、日本語教育事業の実施、管理
  3. (3)日本人職員や日本からの出張者などに対するサポート業務
  4. (4)その他所長が指示する庶務や付随業務

4.応募資格 

以下の各項目(1)~(8)全てを満たす方。

  1. (1)四年制大学卒業以上の学歴を有すること。
  2. (2)3年以上の職業歴があること。
  3. (3)日本国籍を有すること。(査証等の手続きの制約のため)
  4. (4)派遣先である海外での長期滞在の任に堪えうる健康状態にあること。
  5. (5)MS WordやExcel、PowerPointなどを使用して、文書・データ作成が可能であること。
  6. (6)Microsoft Teamsなどのプラットフォームを通してオンライン会議やイベントのコーディネートが可能であること。
  7. (7)派遣先国の入国条件を満たしていること。
  8. (8)日本語及び英語(実務文書の作成、読解、会話ができること)による業務の遂行が可能であること。タイ語による業務遂行が可能であればなおよい。
    • 英語及びタイ語につき各種語学検定を受けている場合には履歴書に記入のうえ、資格やスコアの写しを提出してください。

5.求める経験・スキル等

  1. (1)海外における国際文化交流事業に関心を有すること。
  2. (2)組織貢献意欲、コミュニケーション能力、柔軟性、適応力、行動力に富むこと。主要な業務として、所長等の業務補佐、外部関係者との折衝・交渉等がありますので、高いコミュニケーション能力や調整能力が求められます。また、事務所内でもスタッフとの意思疎通を円滑に行うことが求められます。
  3. (3)確実かつ迅速な事務処理能力を有すること。確実・丁寧かつ迅速な作業、そして一定のPCスキルが求められます。IT、システム関連に触れた経験や知識があれば業務上有利になります。
  4. (4)業務上必要な知識を自主的に習得する意欲があること。業務遂行には、業務運営・施設管理等に関する現地の各種法令・慣行・税制等の知識、契約に関する知識、各種イベントの運営実施に関すること、広報に関すること、コンピュータやネットワーク、システム管理に関すること等、幅広い知識が必要となりますので、これらに関する知識を有するか、または、自主的に習得する意欲があることが求められます。
  5. (5)イベント開催等による休日出勤、出張、その他庶務雑務の要請にも柔軟に対応できること。
  6. (6)タイにおける職務経験(おおむね1年以上)またはタイとの協働経験があることが望ましい。

6.募集人数

1名

7.派遣時期

令和7(2025)年9月上旬予定
※新型コロナウイルスの感染拡大等により派遣先国の情勢が悪化した場合には、派遣時期の延期または中止の可能性があります。

8.契約期間

1年間(延長の可能性がありますが、最長で3年間となります)

9.派遣期間中の待遇

海外運営専門員の旅費及び給与等については、海外運営専門員の派遣に関する規程及び細則(以下「規程等」という。)に基づいて、次のとおり支給します。原則として単身での赴任を前提としており、家族を随伴する場合の旅費などの経費負担や渡航手続きは行いません。

  1. (1)旅費
    規程等により赴任時及び帰国時に旅費を支給します。
  2. (2)給与等
    規程等により本俸・在勤手当(合計月額40~45万円程度)、住宅手当等の支給及び社会保険への加入。
    ※本俸等の金額は、規程等の改正に伴い、随時見直しが行われることがあります。
  3. (3)独立行政法人国際交流基金在外共済会(以下「共済会」という)
    海外運営専門員は、共済会に加入していただきます。これは、JFが海外に派遣する専門家等を対象として、JFの負担金と加入者の掛金により行う相互共済のための制度で、疾病・傷害療養費補償・給付、死亡時弔慰金補償等を行っています。

10.海外運営専門員の身分

JFは、海外運営専門員と有期雇用契約を締結し、それに基づき海外運営専門員を任地に派遣します。(なお、JFは海外運営専門員との契約終了後の就職の斡旋や生活保障の責任は負いません)

11.応募手続

  1. (1)提出書類
    1. イ.職務経歴書(書式自由、A4サイズ) ※必ず右上に氏名を記載すること。
    2. ウ.大学卒業証明書(PDF・英語版) 1通
      大学院修了(見込)者は大学院修了(見込)証明書(英語版)のPDF1通も併せて提出すること。
      ※証明書(英語版)の原本は求められた時に提出できるよう保管しておくこと。
    3. エ.各種語学検定試験の成績証明書の写し (ある場合)
  2. (2)宛先
    応募書類はPDF化した上で電子メールにて以下の宛先にご送付下さい。
    【電子メール】
    Eメール:unsen@jpf.go.jp
    (メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください)
    ※件名に「海外運営専門員(WA2.0)応募書類(ご自身の氏名)」と記載してください。
  3. (3)締切
    令和7(2025)年4月17日 (木曜日)18時 (必着、持込不可)
    なお、提出書類は、採否審査のため外部有識者等の評価者に提供することがあります。情報を提供する際は、個人情報の安全確保のための措置を講じます。

12.選考

  1. (1)第一次選考(書類選考)
    提出された書類に基づいて選考を行います。結果は、令和7(2025)年4月下旬頃までにメール(応募用紙に記載されたもの)で通知いたします。なお、以後の連絡は全て同メールアドレスにお送りいたします。
  2. (2)第二次選考(面接)
    第一次選考合格者に対し、令和7(2025)年4月下旬から5月上旬に面接をオンラインにて実施します。時間等詳細については第一次選考結果通知時にお伝えします。結果は令和7(2025)年5月中旬以降に通知します。

13.問い合わせ

〒160-0004 東京都新宿区四谷1-6-4 四谷クルーセ
国際交流基金(JF) 総務部 拠点管理課 海外運営専門員採用係
Eメール:unsen@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角に変更してください。)
※件名に「海外運営専門員(WA2.0)の採用について」と記載してください。

14.個人情報の取り扱いについて

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