日本語パートナーズ派遣事業
年齢も経歴も多様な人々が、生きた日本語を伝え、学びあう
日本語パートナーズ(NP)は、アジアで日本語を教える教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行います。2023年度は、ASEAN8か国と中国・台湾の中学・高校・大学等に381名を派遣し、2014年の事業開始以来、派遣人数が述べ3000名を超えました。専門知識がなくても、アジアとの交流に熱意を持った方等がそれぞれの強みと経験を生かし、日本語ネイティブだからこその生きた日本語、リアルな日本を伝えています。また、教師や学習者、地域の人々への敬意をもって対等な立場で交流するとともに、パートナーズ自身も現地の言葉や文化を学び、現地の人々との絆を深めています。
現地での日本語の授業をサポートする日本語パートナーズ
日本の文化紹介を行う日本語パートナーズ
参加者の声
タイ
NPタイ11期
ナワミンタラチュティット クルンテープマハナコーン学校
安達智子さん
派遣先での思い出は尽きませんが、特に日本文化体験で行った「巻き寿司作り」が印象に残っています。机上の学習に加えて五感に触れる日本文化の体験を取り入れることで、生徒の興味をさらに引き出し、日本語の学びにつなげることができると気づきました。NPを経験したことによって、異文化交流、日本語教育への関心がますます高まりました。
ベトナム
NP派遣先校の先生
ハイバーチュン高校
ヴォー ティ ミン ゴック先生
NP派遣事業は、日本語を学ぶ生徒や私たち日本語教師だけではなく、学校にとっても大変貴重な機会です。最初は恥ずかしがっていた生徒たちが、自発的に日本語を勉強して積極的にNPに話しかける姿を見ると、とても幸せな気持ちになります。今後は、生徒がベトナム文化を日本語でNPに紹介する活動もしてみたいと思っています。
マレーシア
NP派遣先校の生徒
コタ・ティンギ理科中等学校
ハナニさん
NPは優しくて、楽しいアイデアに溢れた人で、さまざまな活動を考えてくれました。NPから直接日本文化を学び、体験することができたおかげで、日本語をもっと勉強したいと思うようになりました。自信を持って日本人と会話ができるようになり、自分の言いたいことを伝えられるようになることが、私の目標です。