「和」と「洋」が織り成す 現代の和 竹弦囃子 カナダツアー

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本・カナダ修好85周年を記念し、11月20日から29日、「和」と「洋」が融合した音楽を持ち味とする「竹弦囃子」(ちくげんばやし)のカナダ3都市巡回公演を行います。竹弦囃子は、山田路子(篠笛)の「和」と、愛川聡(ギター)の「洋」をモチーフに、「現代の和」をテーマとして活動するユニットです。

本ツアーでは、幅広いジャンルで活動する山下由紀子(パーカッション)を迎え、山田・愛川それぞれのオリジナル曲や日本の童謡・民謡なども披露。移民国家・カナダの幅広い観客に、和洋のテイストを織り交ぜた魅力的なハーモニーを紹介します。

公演日程

トロント

日程 11月21日(木曜日) 20時
会場 グレン・グールド・スタジオ

オタワ

日程 11月24日(日曜日) 14時
会場 国立美術館

カルガリー

日程 11月27日(水曜日) 19時
会場 ナショナル・ミュージック・センター

<共催>

在カナダ日本大使館、在トロント日本総領事館、在カルガリー日本総領事館

<英語による公演情報>

http://jftor.org/

竹弦囃子(ちくげんばやし)

竹弦囃子
photo by KOJI YANO
Innovation artists Inc.

ギタリスト愛川聡と篠笛奏者の山田路子を中心に結成されたユニット。
日本の伝統楽器である篠笛の「和」とクラシックギターの「洋」をモチーフに、「現代の和」をテーマに活動している。邦楽家系に生まれ、幼い頃から和楽器の音色に親しんでいた愛川聡が、洋楽奏者として活動するにつれ「日本人としての現代音楽」というテーマに行き着き、山田路子との出会いを経て、竹弦囃子の結成に至った。愛川聡と山田路子それぞれの「和」をモチーフにしたオリジナル曲と共に、現代のポピュラー音楽的なアレンジを加えた日本の童謡や民謡を中心に、国内外の様々な地域でのライブ活動・イベント出演・ホールコンサート等を行っている。

2010年、1stアルバム『竹弦囃子』をインディーズレーベルよりリリースし、NHKラジオ番組「邦楽ジョッキー」をはじめ、全日空国際線機内BGMなどの様々なメディアにてオンエアされる。2012年には世界遺産の高野山にて奉納演奏を行ない、和歌山県警「一日警察指令室長」に就任。2013年4月には2ndアルバム『護りビト』をリリース。

2013年11月の国際交流基金主催カナダ巡回公演には、パーカッショニスト、山下由紀子をゲスト・ミュージシャンとして迎える。

山田 路子

千葉県出身。高校時より、能楽師一噌流笛方・一噌幸弘氏に師事。「日本・ドナウ交流年2009」の一環として国際交流基金が企画した、邦楽ユニット「ようそろ」の東欧巡回公演に参加、ハンガリー・ブルガリア・ポーランドで演奏を行う。
また「AUN J クラシックオーケストラ」の一員として、フランス・モンサンミッシェルやイタリア、クロアチア公演に参加、さらにテレビ朝日「題名のない音楽会」に出演。和笛と和太鼓のユニット「打花打火」(だかだか)や笛とギターによる「竹弦囃子」のメンバーでもある。作曲や篠笛指導も行う。2012年8月に自身初のオリジナルアルバム『mikoto~ミコト~』を、2013年6月に2ndアルバム『いろはに笛と』を全国の山野楽器より発売。

愛川聡

15歳よりエレキギターを始め、井上博氏に師事し、ジャズギターと音楽理論を学ぶ。同時期にガットギターに傾倒していく。
ジャズ&ラテンの演奏家としてMotion Blue Yokohamaや渋谷JZ Bratなどのジャズスポットをはじめ、日本全国また海外でライブ活動を行うと共に、様々なアーティストのレコーディングやサポートなどの活動を展開。また、二胡やアコーディオン、篠笛、和太鼓など伝統楽器との共演も積極的に行い、活動内容は多岐にわたる。2007年3月に1stアルバム『Simple Life』をリリース。2008年にはNHKニュース「首都圏ネットワーク」「海外ネットワーク」の音楽に参加。2009年6月に2ndアルバム『siesta mode』をリリース。2011年12月には日比谷公会堂にて「星野哲郎メモリアル水前寺清子コンサート」に出演。

ゲスト・ミュージシャン

山下由紀子

国立音楽大学卒業。ポップスからクラッシック、民族音楽まで独自の感性とアレンジ力を活かした幅広い演奏スタイルでパーカッショニストとして活動中。
ライブ、スタジオ、演劇など様々なジャンルで活動の場を拡げ、アメリカ(ワシントン、ニューヨーク、グアム)、カメルーン、イギリス、台湾、スペインなど海外でも演奏。主な出演作品としては、故・野村万野丞の総合プロデュースによる『真伎楽』、『女狂言』、蜷川幸雄演出『マクベス』、『オレステス』、三谷幸喜脚本演出、戸田恵子の一人芝居『なにわバタフライ』でパーカッション演奏を担当。ポップスでは、石井竜也、山下久美子のバックで演奏。作編曲家の村松崇継とのコラボレーションやレコーディング、アルパ奏者の上松美香のサポートとしても活動中。2007年からは上松美香の新ユニット「Cruz」のメンバー。自身のグループとしては、マリンバ&パーカッション「minimums」(ミニマムズ)がある。これまでにCDを4枚、DVD1枚をリリースしている。2012年2月27日、ピアノとパーカッションのユニット「227」(にーにーなな)を結成。2013年1月~3月まで、テレビ東京『美の巨人たち』エンディング曲として227の楽曲 『Stars』が使われていた。

[お問い合わせ]

国際交流基金 (ジャパンファウンデーション)
文化事業部 米州チーム
担当 : 松本、石井
電話 : 03-5369-6061
メールアドレス : Kenji_Matsumoto@jpf.go.jp、 Yumiko_Ishii@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

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